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濃厚な愛




「しかし常々意外に思うよ。ぜん咲茉えまを一人で行かせるなんてな」

「何故意外に思う?私のメンテナンス代を払う為だ。マスターは関係ない」

「まあまあまあ素っ気ない。善は片時も貴様と離れたくないと思っているだろうに」

「独りの時間ができて喜んでいる。と思う」

「はあ」

「………私は薄情か?ドクター」

「いやいやいや。濃厚な愛を捧げられたらそれと同等の、もしくはそれを超える濃厚な愛を返せ。などと、俺様は口が裂けても言わないが。せめて、濃厚な愛を捧げられていると知っていた方がいいとは思っている。知らなければ、近づく事も離れる事もできないからな。ただ。咲茉。貴様はまだ善から濃厚な愛が捧げられていると知ってはいないな」

「………マスターはとても優しいとは、知って、いるが」

「愛は知らないか」

「知らない」

「知りたいか?」

「知りたくない」

「そうか。知りたくないか」

「ああ」

「咲茉。貴様は善のように空を自由自在に飛翔できたその後はどうするつもりだ?」

「わからない」

「そうか」

「ああ」

「咲茉」

「何だ?ドクター」

「俺様は貴様を気に入っている。それは知っているな」

「ああ。知っている。感謝している。ドクターにも。すごく」

「うむうむ。それを知っていればいい。では。速度を上げるぞ」

「ああ」











(2024.8.18)




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