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崩れた友情  作者: 檸檬(レモン)
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入学式

今日は夢に待った中学の入学式、小学校の時からの友人も含めて別の小学校の人たちとのかかわりができるようになって内心新しい友人ができると心が躍っていた。入学式が行われる体育館にはすでに多くの人が集まっていて、体育館中が騒がしくなっていた。僕は、自分の席を探す中で同じ小学校だった同級生や知り合いを探していた。友達を見かけては近づいて

「おんなじクラスになれるといいね」

長く話したい気持ちを抑えて、この一言を交わしてほかの友達を見つけては同じ言葉を交わして10人くらいの友達と話した後自分の席に着き、入学式の開会式を待った。

入学式が終わるとみんな決まった方向へと歩いて行った。みんなが向かう先は玄関前の広場である。そこではクラス発表が行われるのでみんな玄関前の広場に集まっていった。クラス発表を待っているときに、同じ幼稚園に通っていた女の子がいた。幼稚園から6年もたっているとほんとに同一人物なのかと疑うほどに容姿は変わっていた。髪は胸あたりまで伸びた黒髪で背丈はやや小さめで発育のいい胸そして色艶のいい肌をしていた。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花にふさわしいような女の子だった。

その女の子とも話してみて

「幼稚園の頃一緒だった剣荘美咲だよね?丘奈だけど覚えてる?」

僕は、もし覚えていなかったときのことを考えずにその子に話しかけていた。その時の僕は、久しぶりに会えたことに心は淡いパステルカラーに染まっていて胸が高鳴っていた。美咲の反応は

「うん、覚えてるよ。久しぶりだね。」

そのあとは、お互いの小学校のことを話し合った。話が終わって数分したらクラス発表が始まった。クラス発表は、掲示板に張り出されての公開だった。僕は心の中で

「美咲と同じクラスになれますように」

と、願っていた。掲示板を見てみると美咲と同じクラスの欄に名前があった。僕は目を疑って二度見をした。剣荘美咲と同じクラスになれて僕はとてもうれしく、早いかもしれないが今後の中学生活は楽しくなることを予想していた。

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