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始まり
「君もほかの人たちと一緒だったのか」
そう心の中で思いまた友達が減った。今いる友達は何人残っているだろうか、その中の何人を信じても良いのか。信じれる人はいるのか、話しても余計に悪化するのではないのだろうか。考えれば考えるほど悪い方向へ考えが向かっていった。まるで、深い深い谷へ落ちるような感覚だった。新しい友人を作ろうとしても頼っても良いのかと不安がこみあげてきた。思えばこれが初めて人間不信になったきっかけなのかもしれない。
これはごく普通の平凡な中学生の丘奈 寧蒙の中学生に起きたいじめの物語