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クリスマス企画2

オルブロンのクリスマス


***


オルブロン「フォーカスさーまー」


フォーカス「…」


オルブロン「はい、お茶入りましたよ。今日はシドニーお姉ちゃんから貰ったちょっと変わった茶葉を入れてみました」


フォーカス「…」


オルブロン「お茶請けは先程焼いたビスコッティです。レッティーナお姉ちゃんに習ったから大丈夫だと思うけど、苦手だったら残して置いて下さいね」


フォーカス「…」


王弟  「オルブロンちゃんや…」


オルブロン「はい、お義父さんは奮発してちょっとだけ高い紅茶です。お茶請けはフォーカス様と同じビスコッティで宜しいですか?」


王弟  「構わんよ~って、何時もこの馬鹿息子は毎朝こうなのか?」


オルブロン「フォーカス様は毎朝9時位までスイッチ入りませんから。朝弱いらしいですし、朝食は最近やっと食べてくれるようになりましたからまだマシですよ」


王弟  「なんとまぁ、困った息子に…オルブロンちゃん、毎朝こうやって世話してくれているのかい?申し訳無い」


オルブロン「いえいえ、ここ最近学園の作業で忙しかったから特に酷いみたいで。でも大丈夫ですよ、とっても可愛いいです」


王弟  「これがかい?」


オルブロン「はい。それによーく見て下さい」


王弟  「うん?」


オルブロン「私が呼ぶとちゃんと視線が追って来ます。時々目線があうと、ほにゃっと笑うのですよ~。無意識らしいのですが、何か嬉しいです」


王弟  「…うちの息子、オルブロンちゃんに甘え過ぎだろう!こんな小さくて可愛いらしい子に、なんてことをさせているのだ。普通逆だろう。申し訳無い。オルブロンちゃん。こんな馬鹿息子で申し訳無いが、今後とも宜しくしてやってくれないかい?」


オルブロン「いえ、私が好きでやっているので。それに…こうして徐々に慣らして行って、うふふ♪」


王弟  「オルブロンちゃん可愛いけど意外と腹黒い!でもソコが素敵―!オジサン喜んでオルブロンちゃん応援する!だからバカ息子の幼妻として嫁に来てね!」


オルブロン「えへへ、やったぁ!はい!がんばります!」


王弟  「そんなワケで、はい、オジサンからクリスマスプレゼント。持って帰る時大変だろうから、帰る時は馬鹿息子に持たせてね?ソレを着て今度見せてくれるとオジサン嬉しいな~」


オルブロン「ひええ!ドレス!靴も?!三着もある?!有難う御座います!」


王弟  「オジサンからのプレゼント喜んで貰えると嬉しいな~。あ、そうだ。アクセサリーの類はバカ息子に強請ってね?それぐらいの甲斐性見せろよバカ息子」


オルブロン「え、ええと…い、いいのかなぁ」





フォーカス「(聞こえているのだが、まぁいいか。お?お茶をいれるのが上手くなったな。お茶請けも。オルブロン腕上がったなぁ。しかし、嫁、ねぇ…まだ気が早すぎるだろう親父)」


フォーカスが絆さるようになるまで後8年…。

もう既に絆されている気がする…キノセイ?

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