クリスマス企画1
【注意】作中の設定等、諸々無視した状態でお楽しみ下さい。
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ニキ「レナ、今度のクリスマス時間あるか?デートしないか?」
レナ「あれ?当日の夜お城でパーティあったでしょう?」
ニキ「あったけど…」
レナ「昼間はジーニアス兄さんがいる近衛騎士団と王国騎士団の練習試合があるから応援に来いって、兄さんが五月蝿くて」
ニキ「ジーニアスの野郎…」
レナ「ねぇニキ」
ニキ「うん?」
レナ「良かったら一緒に応援に行かない?兄さんのお弁当も作って持って行くし、良かった「「行く!!」」ら…あれ、一人多い?」
ケイン「僕も行くー!良かったら僕もレナちゃんのお弁当貰っていい~?」
ニキ「ケインてめぇ!レナは諦めたって言ったじゃないか!違うのかよ!」
ケイン「ソレとコレは別です~!手作り羨ましい!ニキだけなんて羨ましい!恨むよ!僕だって幸せ欲しい!恋人欲しい!僕も食べたいー!」
ニキ「レナは俺のだ!と言うかどさくさに紛れて願望吐き出すな!」
ケイン「お弁当は別―!恋人欲しいのはいいたかっただけー!」
レスカ「レナ、私はデザート希望だ」
ニキ・ケイン「「ちょっ!レスカァー!」」
レスカ「何だ」
ニキ「何食わぬ顔をして会話に入ってくるんじゃねぇ!」
ケイン「そーだよ!横暴だよ!レナちゃんのデザート狙うなんて【ウラヤマケシカラン】!」
レスカ「ケイン『裏山芥子花乱』?とは何だ?」
ニキ「レスカが、あの真面目なレスカが妙な言葉を捏造している…」
レスカ「あ"?」
ニキ・ケイン「「…」」
*その頃の女子二名*
ユリア「あのぅ、レナ」
レナ「はい?」
ユリア「良かったら私、あの、やったことが無いのでお邪魔かも知れませんが、その、お弁当作りとかお菓子作りとか、て、手伝わせて頂けないかしら?」
レナ「(ふぉお!美少女のモジモジ!何これ誰得!私得!やだご褒美―!)はい!一緒にやりましょうユリア!」
ユリア「有難うレナ、嬉しいわ」
レナ「それでね、それでね、ユリアはレスカ様の胃袋をガッチリ掴んでしまいましょうね!」
ユリア「そ、そうですね」
レナ「…何このユリア尊い。可愛い。やだ惚れそうっ(「ポ」って頬染めて!うはぁー!ってレスカ様コッチ見て親指グッ!と感じで私だけに見えるようにして嬉しそうにしているし。ヤダこのラブラブカップルは、私へのご褒美ですね。ご馳走様です!)」
ユリア「そ、そんなことありませんわ。兎に角レナ、お約束ですわよ」
レナ「はい!わーい楽しみ!」
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ニキ「あれ?俺との二人だけのデートは…」
ケイン・レスカ「「諦めろ(出来ると思うな。byジーニアス)」」
ニキ「そ、そんな…」
レナ「何か今、ジーニアス兄さんの声も混ざっていたような?」