2/13
第?話 はじめての夜
外にはしんしんと雪が降り積もっている。
山奥の小さな家の中2人は暖炉の前で隣り合って毛布にくるまっている。
彼はラチェットの頰に顔をすり寄せた。
ラチェットは幸せそうに目を閉じる。
ラチェット
「あたたかい。
こんな幸せな気持ち、信じられない。
こんな----こんな事だったなんて。
私は何も知りませんでした。
「愛してる、ラチェット。この世の誰よりも
ラチェット
「その言葉だけで溶けてしまいそうです。
私も愛しています。心から。
本当にあなただけです。
潤んだ瞳でラチェットは彼を見つめた。
「ああ、もう我慢の限界だ。これ以上待たせるな。
彼はラチェットを優しく床に押し倒して、キスをした。
つづく