RE:Mission-2 現状確認セヨ
あ……ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『おれはなんとなく、「異界のスキル」って思った瞬間――FCでもあった「ドン◯ーコング」で、マ◯オが”タルをジャンプで飛び越えられた際の音”と共に……意味も解らず、¨勝手¨に表示されたんだ……!』
な……何を言っているのかわからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった……
頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ……! ある意味、恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
……やっと、思考を¨再起動¨できた訳だが……。
なぁ、神さん……ホント、説明してくれないかな?
思わず再起動早々――盛大に¨ポルポル¨的にボケちまったよ……。
なんだよ、¨支援物資¨って……。
神さんは、「空軍」にでも所属していたのか?
なんなら、今すぐにでも¨ハインド¨か何かで、救助してくれよ……。
……まぁ、しょうがない。
ツッコミが絶えなさ過ぎる神さん(?)だが……新しい情報を提供してくれた訳だし――整理してから色々と考えますか……。
まずは、「バレッド王国共通言語 マスタリー」。
~シーン~
何やねんな! 出てこんのかい!
神さんッ! 今までの流れはなんやったやッ!?
さっき思っただけで出てきたんやったら、普通――空気読んで出てくるモンやろッ!?
……フゥ、落ち着け――荒ぶるってる場合じゃあない……。
幸いにも、ここはどっかの¨森¨の中ようだ……。
¨素数¨は数えないが……マイナスイオンで落ち着くんだ……!
……良しッ、寂しいが――ボケ倒して何とか落ち着けたな……。
とりあえず……「ステータス」でも見直してみるとしよう。
なんとなくではあるが……この――「スキャン」ってのを意識してみれば……ッ!
~ウィィ~ン、ピピピピピ!~
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〈スキャン結果〉
・「バレッド王国共通言語 マスタリー」
この¨ウォーダリア¨に存在する「バレッド王国」圏内で使用する言語が、¨読み書き¨完ペキに扱いこなす事ができるようになります。
・「スキャン Lev.1」
条件に該当する¨あらゆる事¨を完ペキに解析する事ができます。
解析¨可¨能条件としては、「¨スキャン¨レベル値×10」となります。
「レベルMax」で、<Lev.100オーバー>のステータスも解析できるようになり、相手のステータスをいじくれる<ハッカー>に進化します。
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――神さん、自重しろや……。
まぁ……ブッ飛んだ情報が出てきたが――とりあえず、思った通りこの「スキャン」ってスキルが、他のラノベ何かである<相手や物などの能力を調べる>効果のある「鑑定」と、似たような効果があるって事が分かったな。
……”メト◯イドプライム”の「スキャンバ○ザー」を、知ってて良かったぁ……!
とにかく、このスキルを使えば色々と情報を収集できそうだし……。
ゴチャゴチャのまんまじゃあ、何も始まらないから――続けて”支援物資(?)”された”オレのスキル”を調べていきますか……!
・「バレッド王国共通言語 マスタリー」
異世界テンプレの定番「言語理解」だろうな。
この森が「バレッド王国」内なのかは知らないが、まぁ……な?
・「スキャン Lev.1」
これまた、異世界テンプレの定番「鑑定」だろうな。
効果はさっき検証した通りだ。
作品によっちゃあ……「敵の身体能力とかを分析」して、対策や先手を打てる”チートスキル”代表の一つな訳だが……。
……とりあえずは、オレもアタリを引けて助かったぜ……。
だが……「Lev.100オーバー」だの、”ハッカー”?
……そういった「上級スキル」持ちだの――この世界には、”ヤバイ奴”がゴロゴロいるのか?
……ホント、オレ死にたくないんだけどなぁ……! 泣けるぜ……!
……まぁ、”地獄と化した街”から抜け出せた――幸運な”新米警官さん”のように……!
この”オレの運”は、まだ味方してくれていたみたいなのが、デケェ救いだな……ッ!
……期待していいよな? 期待しちまうぞ!?
この「スキル」に、”自身の命”と”ワクワク感”をオールインしてやるぜッ!
異世界”無双”テンプレ、の一つ! <ガンズクリエイト>に!
<異傭なるTips> 坊城 進(2)
彼の趣味の好みだが、それは主に「リアル系」と言う”現実的に近い”内容を好むようだ。
挙げるとキリがないが、彼の好きなゲームのジャンルで言うのなら……「アクション」、「アドベンチャー」、「RPG」、「シューティング」……。
そして、彼が最も好きなのはとある”とても映画的”な「ステルスアクションゲーム」シリーズである。
こう言った好みは、彼の”過去”がかなり影響している物なのだが……。
……それはさておき、「ファンタジー」のような空想的な物でも、”現実的に連想しやすい”、”単純に内容が面白い”……と言った条件を満たしていれば、比較的食わず嫌いなく手を出しているそうだ