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エンディングノート  作者: 雨水 塩素
5/5

No.6 Sieyn

太陽や植物に愛された少年の記録。


「アメフラシ」の対にあたるバケモノらしいが、目立ったバケモノらしい記録はなかった。

あれから何年経ったかな?



雨を追わなくなってから、ボクはなんとなくだけど、ゆっくりとした時間を過ごしてる気がする。



あの施設から少し離れたところにあるロッジで、自然に囲まれながら過ごす日々。


懐かしいアルバムをめくりながら過ごす午後。



ボクはこれからどう生きていけばいいのかはわからないけど、雨を待ってみることにしようと思う。


みんなが安心できるように、たくさんの花を用意して、また「すごいね」って言ってもらえるように。




繋いだ君の手を思い出しながら、荒廃していく世界の片隅で目を閉じた。




廃墟と化したロッジは、多くの植物が浸食していて住めないことがわかった。

窓辺のテーブルに一冊のアルバムが見つかったという記録が出てきた。


そのアルバムは劣化が進みすぎて、何かはわからなかった。

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