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Prologue
ある人たちの最期をまとめたノートである。
淡々と綴られていくこれからの文章に、なんの意味もない。
“記録”として残されたエンディング。
支離滅裂に綴られていく言葉の羅列。
それに何を想い、どう感じるかはこれを読んだ人達だけが共有できるものと思っていたい。
最初からこのようなものを見つけられるようにしたのは、結末を知りながら読んでいく読者の反応が見たかっただけだ。
執筆者のエゴによって作られた、数十章以上にも及ぶある人たちのエンディングノートだ。
※この本は、所々雨に打たれたように滲んでいる。判別できないこともないが、取り扱いには注意しなければいけないかもしれない




