「るすばん」
「るすばん」
留守番を一人でしていた。
私は学校で使う書類に追われ気付けば深夜をまわっていた。
ピンポーン…
『はーい』
どちらさまです…か…????
ドアを開けた。
しかし、そこにはだれもいない。
『うわ、ピンポンダッシュなんてまた古典的な…』
そう呟きながら閉める。
ついでに鍵とチェーンも。
部屋に入り再び机に向かう。
机に置いてある時計は2:45を指していた。
ピンポーーーーン。
また、チャイムが響く。
『くそ、最近のガキは…』
今度もそいつらだろう、私は無視することに決め、パソコンのキーボードを叩く。
ピンポーン
『うっさいなぁ…』
イライラしながらも目と手はパソコンに集中してゆく。
…
…
…
…
ピンポーン
ピンポーン
ピンポン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
『!???』
さすがにコレは異常過ぎるだろ!
警察に通報してやる!
怒りが頂点に達した私は携帯電話を握りダッシュで玄関に行きチェーンと鍵を外しドアを開けた。
『……あ…?』
そこには、
隣に住むムカつくオバサンでも、
三階に住むガキでもなく、