俺が殺されているとは、知らなかったんだ
こんな話。
別に、ぼっちの俺がラノベ読みたさに、早退しても
いいだろ?
自分で、ストーリーを作り上げる妄想力。はっきり、現実との境界線を引くよりも、
お父さんは、山に芝刈りに。
ぼくは、命かながなラノベ読みたさに、早退。
俺の担当科目の教師が、
お前を殺して、悪かったな、と言って来た。
日常生活の中で、この教師は来ているな、と思った。が、昼休み時、教室で、向き合う教師は、
美味しいそうに、コッペパンを食べている。平和である。
そして、
これは、詫びだと給食のコロッケをつまんで寄越した。
おい、中学教師。
いま俺を殺した、と言わなかったか?聞き間違いのほうが、
よかったが、
学内に殺人放送が流れた。
多分、俺は納得した。
死んだのは、俺だ。
間違いない。
なのに、教室は平和だ。
俺は、無事放課後まで、持ち堪えるが出来るか、
不安が高まった。
こんな平気で、殺す教室から、逃げらるか、ドキドキものだ。
俺には、未来は読めないが、
読みたい溜め込んだラノベが多数自宅にある。
あれらを読まずして、死ねるか。ってか、殺された俺を
また殺すつもりか?おい、おぃ、動機は何だ。
殺した動機は?
俺は通り魔にあったらしい。目の前の教師に。
何でも、教室にいわわせた俺が悪いんだと。
通り魔らしい教師の発言だ。
加害者は、被害者を悪魔だ、と断言した。
そうだよな、薬中毒でなければ、自己を正当化する、だろうよ。
殺して、殺して、殺しまくる教師、尸先生は、
殺人鬼だ。
ラノベにある自宅に逃げろ〜。俺は、まだご主人さまに
逢えぬメイドに逢いたいが為に、早退の手続きを昼休みにとることにした。
先生をみすみす犯罪をくり返させる訳には行きませんから、
早退させてください。さっき食べたコロッケが当たって、
腹が痛いです。
病院に行かせてください。
教師は毒を盛っているので、分かったとOKサインを
出した。
信じられねぇ、生徒に毒を盛る尸先生は、俺の担任、人殺しだ。
教室は、ぼっちの俺が早退するなんて、耳にも届かない。
俺は、教室を後にした。
ジブリを口にしながら帰途に着く俺に、妹の幼稚園帰宅時間と重なった。
家には、母親と妹がいる。
父親は、山に芝刈りに出掛けている。
担任が人殺しだとは、知らなかった。
俺は、ぼっち。だから、ぼっち。
ある生活。