表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

3話 オーラ放らしいんだが?

目を覚ますと、俺は草原で倒れていた。

見渡す限り周りに街なども見当たらない。


とりあえず人が居る所に行きたいのだが、どっちに行けばいいんだろう。



[街に行くのでしょうか?]


…今何か聞こえた様な気がする。

声がした気がして俺は周辺を見渡したがが何も見つからない。




[街までは北西に40km先になります]




また聞こえた!

魔物か?山賊か?

俺は警戒を強め再び辺りを見渡したが、何もいない。



「誰だ!居るのは分かっている、でてこい!」



[はい。何でしょうか?]



誰も居ないが声はする、スキルで透明になっているのか?



「お前は誰だ!どんなスキルを使っているのか知らないが、姿を現せ!」



[はい。私は貴方のスキル『AI+6』です、ちなみにスキルは所持しておりません

そして、私と会話するときは考えるだけで意志疎通する事が可能です]



何っ?

これが『AI+6』なのか、確かGogle先生って言ってたよな?

考えるだけで話せるのか。


しかし、毎回毎回『AI+6』って言うのもあれだしな。

そうだ!



おい!聞こえてるか?



[はい、何でしょうか?]



実は毎回『AI+6』って呼ぶのも辛いから、お前に名前をつけたいのだが…



[可能です]



おお!良かった。

じゃあどうしようか?


ゆみこ…違う!


ようこ…違う!


かずこ…違う!


んんんん?

中々、しっくり来ないな。


色々考えたのだが全然決まらない。



あーーもういいや。

最近見た映画「ケツの名前は?」に出てきた、

クロちゃん先生ってのにしよう。


いやーでもちょっと長いか。

じゃあもう「先生」にしよう!



決まったぞ!今日からお前は先生だ!



[先生……プッw んんっ はい、かしこまりました]




なんだ?今のは。

とんでもなく煽られた気がしたがあえてスルーだ。


名前も決まった所だし、早速街に行こうか。

北西って言ってたな…

どっちに行けば良いのか分かんないな。


先生っ!


[はい。]


街まで案内してくれ。



[分かりました]




すると、目の前に矢印が浮かんできた。

恐らくその方向に進めと言うことだろう。

40kmって言ってたな。

どのくらいかかるんだ?



[普通に走れば3時間、オーラを使えば1時間です]



オーラか!使いたい。

でもどうやって使うんだ?



[ステータスのスキル一覧を見れば分かります

ステータスは「ステータスオープン」と唱えると、確認する事が出来ます]



へえ~。

じゃあ早速やってみるか!



「ステータスオープン!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



名前 リョウタ モリ

Lv. 1

種族 ヒューマン

加護 女神アテナの加護(大)

(全ステータス+大 スキル 『最適化』)

称号 無し


魔法適正 S

スキル 『AI+6』 『オーラ+5』 『最適化』


古代スキル 『テスカトリポカ+12』


耐性 全耐性(小)


HP 260/260

MP 890/890


魔力 C+4 → C+9(オーラ)

筋力 E+3 → D+8(オーラ)

耐久 E+6 → D+1(オーラ)

知力 B+1 → B+1(オーラ)

俊敏 D+2 → D+7(オーラ)

精神 C+1 → C+6(オーラ)

幸運 ??? → ???




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


よし!オーラの使い方を見てみよう。


俺は『オーラ+5』に触れる。

すると、文字がずらずら表示された。





『オーラ+5』


・MPを一分間に10消費して発動する。

・効果はステータス全般に、スキルの+分だけ

加算される。

・オーラの色によって、特性がある。

・赤 体の一部にオーラを集め、部分的に爆発

的な力を出す事が可能。

・黄色 オーラを具現化させることが可能。

・青 オーラを魔法の様に放つ事が可能。

・これらはスキルの+を上げることで併用可能。

・体の中の魔力を体全体で放出する事で発動。





魔力か~。

よく分かんないけど一回やってみるか!



俺は目を閉じて集中する。


・ ・ ・ ・ ・



だんだん分かってきた。

血液の様に体中を循環する魔力。

それを辿ると、魔力の大きな塊にたどり着く。


少しずつ魔力を放出していく。

体が何だかポカポカする。

俺は何だかコツを掴んだ気がして、一気に魔力を放出する。

体が一回り大きくなった気がする。

俺はゆっくりと目を開ける。



「おおっ!やったぜーーー!!」



思わず叫んでしまった。

まるでドラ○ンボールを連想させるかのような青色のオーラが俺の体を纏っている。

この色は、オーラを魔法の様に放つ事が出来るヤツだな。



「よし、一回撃ってみるか!」



的は10メートル先の巨大な岩に設定する。

俺は右手を岩に向けると、オーラを集中させて一気に放出する。


放出したオーラの塊は真っ直ぐ岩に向かっていき、岩に直撃した。


オーラの塊は爆発する事はなかった。

弾けたと言ったらいいんだろうか?

岩は粉々に崩れ落ちた。



「うっわ、やべーな!」




これはすごい!!

俺、ワンチャン最強なんじゃね?って思えてしまうほど興奮している。


これに名前をつけよう。

う~ん。

よし、オーラを放出するから<オーラ放>にしよう!


そういえば、これってどんぐらいMP使ってるんだ?


おーい!せんせーい


[はい。MPの消費量ですね]


そうそう!


[先ほどのオーラ放、一発につき100MPです]



100かー。

確か俺のMP総量は890だから……8発しか打てないじゃん。

まあ、魔物にも出会って無いから大丈夫か。





こうして、リョウタは盛大なフラグを立ち上げたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ