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ゆげひのつかさ 冒険譚8
引き続き よろしくお願いいたします。
恭輔がしていることは、昔 瀬織の家が施した結界を 誰かが 何らかの悪意を持って
壊してしまったために起こる 禍々しい道を再び封印するために まずは その界面を
清めようとしている。
まずは この禍々しい黒炎の柱を鎮めるため 祓い戸の四柱 その一柱を召喚
そして 鎮火にあたった。
鎮火を終えた 恭輔は 少しの間を持ち 再び ジャケットの内ポケットから
先ほどの紙切れを一枚出してきた。
それには 瀬織の家紋を包み込むように 結界の紋が施されている。
瀬織の家紋は 丸に三柏 その中心に五亡星透かし彫りが入っている
ちなみに 話は 少し 逸れるが 同じ禁裏の中にあって 陰陽寮と衛門庁では 結びつきが
ないように思われるが 確たる証拠が この紋の中にある。
ただ違うことは、”ゆげひのつかさ”は 一子相伝の古礼法が伝承されていて
今も尚 その力を失わず 活動を続けていることにあった。
とりあえず、 家の結界は 修復しました。
しかしながら その影響を 取り除く アフターケアが必要です〔苦笑)