プロローグ(修正済)
描写とセリフを増やしました(2017/2/1 00:48)
ブロローグ
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「図書室の本は全て読んだなー」とどこかだるそうな声が図書室から聞こえる。
そう,彼こそがこの物語の主人公。
枷雨カセウ 錬レンである。
「さてと、もう教室に戻んないと授業が始まっちまうな。」
と呟きつつ図書室を後にした。
その時まではいつも道りの風景だった。
そして運命の授業が始まった。
「えー、先生はこれから少し出張に行かなくてはならないのであとは各自自習するように…くれぐれも騒ぐんじゃないぞ?」
そう言って先生は教室を出ていった。
まあ、それから静かになる筈も無く暫くするとお喋り等で教室内は騒がしくなっていた。
そして、もう二、三分で授業が終わるか否かと言う所でそれは突然起きた。
いつの間にか黒板からデカい目が突然表れた。
教室の中にいた全員がそれを見て一瞬固まり…次の瞬間全員がパニック状態に陥った。
殆どの奴が我先にと逃げようとしていたが、扉が開かない事がわかり、より重度のパニックに陥っていた。
俺の場合ちょっとした事が在り、なれていたので冷静に対処しようとした時に...
「お?なんだあれ!おもしれえ!」
と隣でグースか寝ていた馬鹿が言ったのを聞いたのを最後に俺の意識は遠のいて行った。
そして気付けば俺は地面に仰向けで寝っ転がっている状態で目が覚めた。
「どこだここ?
俺は教室にいたはずなんだが・・・」
体を起こし見回してみるととそこはどこかの中世の貴族の庭のような所の中だった。
隣にはクラスメイトの二人が横たわっていた。
一人目は、クラスの委員長の京子けいこさん
二人目は京子さんのストーカー、ヂィーグリティ。
・・・委員長は俺の過去を知る人物の一人で、ヂィーグリティ君は白人系の外国人で京子さんを愛してて後ろをついて回っている人(俗にいうストカー)である
「まだ目を覚ます様子はないか…
しかしここはどこなんだろうか?
・・・ん、あれは?」
( 何かがすごい勢いでなんか来てないか?あれは鎧か?確か歴史書で見たヨーロッパの鎧と似ているが・・・騎士団か?・・・うーんもしかしてここ...中世のヨーロッパなのか?)
と思っていると一人の騎士と目が合った。
「ここにいらしゃるぞー!」
と騎士が叫ぶと他の騎士らしき人達も集まってきた。
どうやら言語は通じるらしいなと安心するが、少し疑問が出てきた。
(こいつ等、日本語を話してないはずなのに何故俺には日本語に聞こえているんだ?)
そう思っていると、隣から微かに声が聞こえ始めた。
どうやら騎士の大きな声が引き金となり京子さん達も起きたようだ。
「えっ!?
・・・ここはどこ?
夢・・・では無さそうね。
えっと、枷雨君はここどこかわかる?」
と聞いてきたのでとりあえず俺はわからないと答えた。
プロローグ2とくっ付けました。