それがでたら、こうする?
両目の下に、クマと呼ばれる横線が目立つことがあります。
疲れや寝不足によって血行不良となる青いクマが一般的です。この場合はよく休むことと、目の下を温めて血行をよくして対処します。
黒っぽいクマや茶色の場合は、お医者さんに相談しましょう。
木の根元に小さなタヌキくんと、頭に王冠のようなものを乗せた白いおサルさんがいる。
二人の間にあるお皿には、ういろうが乗っている。
皿の横には湯気のあがる湯呑も置かれていた。
「んとね。白猿さん。昨年末から、街にクマが出没するニュースが増えているの」
「そうだな。子狸くん。以前は山奥で暮らしているイメージが強かったが、最近では住宅街や学校の近くで目撃されることも珍しくなくなったぜ」
「どうしてこんなに増えたのかな」
「理由はいくつか考えられる。『餌となるドングリなどの不作』『緩衝地の里山に人が入らなくなって、境界があいまいになった』『畑や生ごみなど、人家に食べ物があることをクマが覚えた』などがあるぜ」
「一つだけが原因じゃないんだね」
「そういうことだ。年によっては木の実が豊作でも出没が増えることがあるし、逆に不作でも少ない年もある。自然環境と人間の生活環境、その両方が関係していると考えられているぜ。基本的にクマの方も人間を怖がっていて、人里にはこない。でも、なにかの拍子で人里で野菜や果物、生ごみに混じった食べ物を口にするとどうだろう」
「んとね。クマも『ここへ行けば、おいしい食べ物がある』と覚えちゃうかも」
「そういうこと。クマは記憶力が良く、一度食べ物を見つけた場所を覚えて何度も訪れることがある。そのため、生ごみを屋外に放置したり、果物を収穫しないまま木に残したりすると、クマを引き寄せる原因になることもある。」
「んとね。森の餌が少ないなら、餌をばらまくとか、どんぐりや果物の木を植林すればいいの」
「気持ちは分かるが、簡単な話ではない。それをやってクマの個体数が増えると、さらに餌不足になって、人里に降りてくるかもしれないぜ」
「一時的には助かっても、長い目で見ると逆効果になることもあるんだね」
「その通りだ。自然界のバランスは複雑だから、一つの対策だけで解決できる問題ではない」
「人間の側で、できることはあるのかな」
「あるぞ。クマよけの電気柵を設置することなどが効果的とされている。また、山へ入る人は鈴やラジオなどで音を出して、自分の存在を知らせることも大切だぜ」
「クマは人間を見つけると襲ってくるかな」
「必ず襲うわけではない。多くのクマは人間を避けようとする。ただし、突然近い距離で出会って驚いたときや、子グマを守ろうとする親グマは攻撃的になることがあるぜ」
「んとね。街にクマが出たらどうすればいいの?」
「まず近づかないことだ。そして自治体や警察の指示に従うこと。写真を撮ろうとして近寄る人もいるが、とても危険だ」
「もし目の前で出会ってしまったらどうしよう。死んだふり?」
「死んだふりは意味はない。が、対処方法の1つにうつぶせになって両手で首の後ろを守る、というのがある。かじられても生き延びられる確率があがる。それから、背を向けて逃げると追いかけてくるから危険だ。そもそも、走るのも泳ぐのも木登りも、クマの方が速い。もしクマに出会ったら、顔をクマに向けてゆっくり距離を取るのが基本だぜ」
「クマ避けスプレーを持ったたら大丈夫かな」
「風向きにもよるけど、有効な距離が五メートルくらいだ。それより距離があるなら、無理に近づく必要はない」
「持っていれば安心というわけではないんだねな」
「何より大切なのは、クマに近づかないこと、そしてクマを人里へ寄せ付けない環境づくりなんだ。生ごみを適切に管理したり、畑に収穫物を放置しないこと。人の生活圏で、クマのエサなるものを放置しないように、くまなくチェックするのが大事だな」




