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ニートを夢見る脇役達の異世界解放奇譚  作者: モパ
【第3章】大戦と平和との分水嶺
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王道と奇襲②

『メアとルオ以外は……お久しぶりでございますね。


私の通信機器にコールして頂いたという事は……


この世界(アン ナブ キ シェア ラ)を開く算段について、ご教示して頂ける。という事ですよね?』


ディンエさんの真剣な声が通信機器から聞こえてきた。


「そのつもりですが……作戦を披露する為の情報が足りてません。


ですから、僕の考えた作戦を話す前に幾つか確認させて貰います。



1つ目は、


【オピオタウロスの荷車】が、ベシアセ連邦・パールス帝国・トスン連邦・マワタカ国・カバパ連邦・クパドゥ王国等、ディンエさんに好意的な国々と軍事同盟を結ぶとともに、

クンの大陸(南の大陸)で、いち早く、サクモちゃんとレヤちゃんが設計したビニール ハウス的な物を広めて、クンの大陸(南の大陸)の食糧事情の改善に貢献する事で、

【オピオタウロスの荷車】のクンの大陸(南の大陸)での影響力の低下を最小限に抑えられるとともに、

ウグの大陸(北の大陸)やギルド本部への影響力を拡大させる事が出来る。


そのように、考えられていませんか?」


『サスサイだ。

ディンエ様は、分からんが……俺は、そう考えている。

何か……見落としてる事があると言いたいのか?』


僕の質問にサスサイさんが、真剣な声で質問をしてくる。


「見落としは無いですよ。


寧ろ、普通に考えれば……そう考えるのが妥当だと思います。



ですが、その……そこに拘っていては話が進みません。


てっ事で……先に2つ目の質問に答えて貰います。



まず、僕達は、トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の中にあるキュシの町で、イノカワ君とレヤちゃんと別れる予定です。


でっ。イノカワ君とレヤちゃんは……

トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の中にあるキュシの町が受け入れてくれるのであれば……


事が済むまで、そこで潜伏して貰う予定です。



でっ。そのメンバーに、コルを従魔にしたメアちゃんと、ドマを従魔にしたルオ君を加えようとした場合……


2人の事を……トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の中にあるキュシの町は受け入れてくれると思いますか?」


『トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の長のトリオンは……人族とドワーフのハーフ。そして……ルオの親戚でもあります。


そして……トスン連邦のルメキタ商会の会長のアグラは……人族とエルフのハーフ。そして……メアの親戚でもあります。



それと……いけない事とは思いつつも……

ベアゾウやアルコ。ヴェルやバンオ。ヤスズミやノチロウやニナル達の通信を、定期的に傍受させて貰っておりました。



その結果……バンオとヤスズミは、ルオとメアの出自を知っていたようです。



そして、ヤスズミの通信機器を覗いたら、

先程、トスン連邦のルメキタ商会のアグラに宛て送信されたメールの中に、ルオとメアの出自や、サクモさん達が保護してくれている事も書かれていました。



因みに、ヤスズミが、この事をアグラに共有した意図は……


ムシュ イム アン キ人を嫌っている、トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の長のトリオンからのサクモさん達への心証を少しでも良くしたい。という理由のようです。



それと……アグラは……

貴方達の危険な旅に同行している、ルオとメアを心配し、皆さんが了承するのであれば、ルオとメアを引き取りたい。と言う旨をヤスズミに返信されております。



ですから、その……

ルオとメアを、トスン連邦のヒラ山脈自治区にある蟻の巣鉱山の中にあるキュシの町が受け入れるかは否かは分かりかねますが……


少なくとも、メアとルオの事を……

トスン連邦のルメキタ商会は受け入れてくれる事は保障します。』


ディンエさんが、淡々とした口調で僕の質問に答えてくれる。



◇◇◇



「成る程。


まぁ……皆、色々と言いたい事があるかもだけど……

先に、質問をさせて貰いますね。



ディンエさんは、以前、


この世界(アン ナブ キ シェア ラ)の、あちこちを巡りながら、龍脈に異常を起させている施設を破壊して、龍脈の正常化が成功すれば、

この世界(アン ナブ キ シェア ラ)と他世界(パラレル ワールド)を繋ぐ次元の壁が薄くなる為、僕様を元の世界(ムシュ イム アン キ)への帰還させる事が可能になる。


と言ってましたよね?


最短で、観察者と呼ばれている方に、ユゲミズを含めた【虹を見たい者達】の主要メンバーを処刑する為の部隊を送って貰う為には……


具体的に、龍脈に異常を起させている、どの施設を破壊すれば良いのですか?


もし、複数、有るのならば……該当する全ての施設を教えて欲しいです。」


『龍脈に異常を起させている施設に拘らず、

何処でも良いから、龍脈を制御する施設に入って、そこにある転移装置を起動させ、

地球の地下にある、龍脈を制御する施設を管理するメイン制御室に飛び、

メイン制御室から、龍脈に異常を起させている全ての施設を再起動させるのが最短になりますね。



因みに……メイン制御室に入れさえすれば、

全ての龍脈を制御する施設の転移装置からの転移を遮断する事が可能になります。


また、メイン制御室の中は、次元の狭間になる為、外から異能を使って、ワームホールを繋いで侵入する事も出来ません。


ですから……全ての龍脈を制御する施設の転移装置からの転移を遮断さえすれば、安全に龍脈に異常を起させている全ての施設を再起動させる作業をする事が出来る筈です。



ただ……北極海の真ん中にある北極点にある大穴と……

南極点がある、氷に閉ざされた大陸(シェグの大陸)にある大穴からメイン制御室への侵入は可能です。



また、ユゲミズを含めた【虹を見たい者達】の主要メンバー達が核兵器を使って、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)の上空にある水蒸気層を落とされた場合、メイン制御室のある地下の空洞は水没させられる事になります。


メイン制御室に関しましては、中に水が入って来ないような対策が施されておりますので、水死する心配はありませんが、

地上にある龍脈を制御する施設を【虹を見たい者達】に抑えられた場合……転移装置を使って、地上にある龍脈を制御する施設に戻る事も出来ません。


その場合……観察者へ、ユゲミズを含めた【虹を見たい者達】の主要メンバーを処刑する為の部隊に、彼達の排除をお願いするつもりではございますが……


ユゲミズを含めた【虹を見たい者達】の主要メンバーを処刑する為の部隊は、貴方達の救助を後回しにされる筈です。


ですから……何ヵ月。下手したら、何年もの間……

メイン制御室に閉じ込められてしまう可能性が無いとも言えません。



因みに、少し前までは、私の前任のニワルレや、彼の部下の神仏の代理人達が、このメイン制御室がある地下の空洞に町を作って再起を図ろうとしていた為、貴方達に、この情報を下ろしてませんでした。


ですが……幸か不幸か、


私の前任のニワルレや、彼の部下の神仏の代理人達が、このメイン制御室がある地下の空洞に作った町を捨てて、カドルナ王国の最南端に拠点を移してくれたお陰で、メイン制御室がある地下の空洞は無人の状態になっております。



ですから、その……

ハイリスクではありますが、旨味も大きい、この情報を下ろさせて貰う事にしました。』


ディンエさんが、淡々とした口調で、僕の質問に答えてくれた。



◇◇◇



「有り難うございます。


では……最後の質問です。


メイン制御室の中は、次元の狭間になる為、外から異能を使って、ワームホールを繋いで侵入する事も出来ません。


と、仰られてましたが……


メイン制御室の中でも、僕。サクモちゃん。レイヒト君。プグナコちゃんの異能は使えますか?


それと……地上にある龍脈を制御する施設の中でも、僕。サクモちゃん。レイヒト君。プグナコちゃんの異能は使えますか?」


『貴方達、4人の異能につきましては、

メイン制御室の中でも、地上にある龍脈を制御する施設の中でも、使用可能です。』


ディンエさんが、僕の質問に淡々とした口調で答えてくれる。


「有り難うございます。


想定していた以上に、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)を開く作業自体は簡単そうですね。


正直……ご都合主義のマンガの中の主人公にでもなった気分です。」


「ごめん。サルクルさん……

今のディンエさんとのやり取りで、何で、そんな結論になりはったんか……サッパリ分からへん。」


僕の話を聞いた、プグナコちゃんが、ワクワクした顔をしながら、僕を見ている。


「パパがやれると言った以上、やれるんだとは思う。


ただ……パパは……

空気の読まない、モヤモヤするような卑怯な事も平気で行う人。


そんでもって、パパは……

そう言う事をする時に、今みたいな、人を小馬鹿にしたような顔をする。


だから、その……結果以外の部分については期待しない方が良いと思う。」


嫁は、そんなプグナコちゃんの肩に手を置きながら、苦笑いしていた。

評価や感想やレビューやいいねを頂けたら有り難いです。

頂いた感想には、出来る限り答えていきたいと考えております。

宜しくお願いします。

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