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ニートを夢見る脇役達の異世界解放奇譚  作者: モパ
【第2章】大戦前夜
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ヤスズミ族との合流

「遠いところから、ご苦労じゃった。


儂は、ヤスズミ族の族長の30代目のヤスズミじゃ。


本来ならば、歓迎会でも開いてやりたいところなのじゃが……状況が状況じゃ。


このまま、北部の砂漠地帯に向けて移動する。



それと……今回の雑食道造り飛蝗の群れの動きなのじゃが……明らかに何時もと違う。


何が起きるか、儂達でさえ予想がつかぬ。


もし良ければ、サクモ殿達も……

暫く、儂達と行動を共にされぬか?」


「ご配慮、有り難うございます。


取り敢えず、明日までは、御一緒させて貰います。


でっ。明後日以降につきまてしては……

後日、ご返答させて貰います。」


嫁は、そう言うとヤスズミさんに頭を下げた。



「宜しい。


では、急ぎ出立するとしよう。


今回の雑食道造り飛蝗の群れの動向の何が変なのか。等についての情報の共有については、

明日、【空の目】の映像を見ながら説明させて貰う。」


「はい。

宜しくお願いします」×6


時刻は21時。


僕達は、ヤスズミさんに短い返答を返すと、各々の車に乗り込んだ。



◇◇◇



「思ってた以上に圧巻の光景やな。」


プグナコちゃんが、そう言いながら、窓の外を眺めている。


「そうだね。」


僕は、プグナコちゃんに短い返答を返しながら、

頭の中を整理する事にした。



◇◇◇



ヤスズミ族の本隊は、


人間 ⇒役1000名。

馬 ⇒約50頭 。

ラクダ⇒約50頭。

牛 ⇒約200頭。

羊 ⇒約200頭。

山羊 ⇒約100頭。

豚 ⇒約200頭。

鶏 ⇒約240羽。

魔犬 ⇒60匹。

猫又 ⇒30匹。

魔鷹 10羽。


で構成されているらしい。



一階は家畜小屋で、二階は住居や倉庫になっている、二階建てのトレーラーを牽く、大型のトラックは、124台にもなるらしい。


因みに、家畜は、

馬が8台。ラクダが8台。牛が33台 。馬・ラクダ・牛混載が1台。羊が25台。山羊が12台。豚が16台。山羊・豚混載が1台。鶏が20台に分かれて分乗しているらしい。



一階は家畜小屋で、二階は住居や倉庫になっている、二階建てのトレーラーを牽く、大型のトラックの運転手124人の他に、

バイクの護衛が124人。夜番が224人となっているらしい。



それ以外の車輌は、


族長達が分かれて分乗する、2台の指揮車。


※この指揮車には、運転手や夜番の人を含む、10名づつが、乗り込んでいるらしい。

(2台なので計20名。)



ヴェルさんの工房と似たような感じのトレーラーを牽くトラックが2台。


※2家族(20名(老人・子供を含む))の職人が随行しているらしいのだが……

慢性的に手が足らないらしく、ヴェルさんを大歓迎してくれいているらしい。



使役モンスター用の家畜小屋のトレーラーを牽くトラックが5台。


※5家族(50名(老人・子供を含む))の使役師(テイマー)が使役モンスターを管理しているらしい。


※使役モンスターの内訳は、魔犬60匹・魔鷹10羽・猫又30匹になるらしい。


ただ、30匹の猫又は、使役モンスター用の家畜小屋のトレーラーではなく、別の車輌に分乗しているらしい。



お金や魔石・貴金属等、一族の共有財産を管理しているトレーラーを牽くトラックが3台。


※各トレーラーには、運転手と夜番の他に、

荷の番のサポートとして4匹の猫又が乗車しているらしい。



最大で90名が乗れる2階建てバスが1台。


※このバスは有事の際以外では、

行商班が、取り引きをしている周辺の町や村の住人達の帰省シーズンに乗り合いバスの仕事を請け負う時以外は、基本、運転手と夜番の2人しか乗っていないらしい。


※護衛として、年老いた8匹の猫又と子猫の猫又が10匹、乗り込んで居るらしいのだが……基本、仕事が無いらしく、自由気ままに、過ごしているらしい。



◇◇◇



先頭を行くのは、

ノチロウさんやニナルさん達も所属している、

遊牧のルートを大きく外れて、大国に買い付けに行く隊商班だ。


彼達は、本隊から選抜された40名の大人で構成されている。


指揮車に4名。

バイクやピックアップトラックでの先導や護衛を担当する者が16名。

荷を乗せたトレーラーを牽くトラックを操る者と、その補佐をする者が20名。

夜営の番が20名。

それと……魔犬・猫又・魔鷹がサポート要員として随行している。



その後ろを、本隊が続く。



最後尾は、周辺の町や村。他部族と交易品や肉や卵。乳製品等を売り、穀物や野菜等の食料品や刃物や服等の生活必需品を購入する行商班だ。


彼達は、本隊から選抜された40名の大人で構成されている。


指揮車に4名。

バイクやピックアップトラックでの先導や護衛を担当する者が16名。

荷を乗せたトレーラーを牽くトラックを操る者と、その補佐をする者が10名。

夜営の番が10名。

それと……魔犬・猫又・魔鷹がサポート要員として随行している。



因みに、ベアゾウさんとアルコさん。アルブスが乗るピックアップ トラックは隊商班に、

ヴェルさんとバンオさん。アーテルが乗るトラックは本隊に編入された。



また、今回の北の砂漠地帯への移動は、

夜間にトラック等を使って北に向かって、大きく移動し、

昼間は、向かう先が違う以外は、彼達の生活スタイルを極力、崩さないような形で移動をするスケジュールを立てているらしい。



◇◇◇



メアちゃんとルオ君は、引き続き、僕達の旅に同行する事になった。


ヤスズミ族の人達は、メアちゃんとルオ君も引き受けてくれる。との事だったのだが……


政情が不安定になりそうな、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)で、

何故か、多くの国や部族で禁忌の対象とされているハーフ エルフとハーフ ドワーフの2人を、ヤスズミ族の人達が保護し続けるのは困難だろう。と言うのが理由だ。



因みに、この決定に、ディンエさんとサスケイさんも了承してくれている。


そして、ディンエさんとサスケイさんは、

僕達が、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)を開き、元の世界(ムシュ イム アン キ)に戻った後は、

メアちゃんとルオ君に、自分達(管理人)の補佐をして貰うつもりだ。と言っていた。



「ねぇ……

アタシ達……お客様じゃなくなったから……お仕事を分けて貰えない。」


『お仕事かぁ……

まずは、わたし達が、ちゃんとした仕事を見つけるのが先ね。』


メアちゃんの申し出に、嫁が苦笑いしながら答える。


「確かに。」・「せやな。」・『ですな。』


僕達は、嫁の言葉に頷く。


「ブフ。って……悪い。

なんだか……何時もと変わらねぇな。って思って……」


「そりゃ……ずっと一緒に旅してたんやったんやから……変わらへんやろ。」


ルオ君の言葉に、プグナコちゃんが、小首を傾げている。


『ハーフエルフやハーフドワーフが変わった存在。って事は分かってるつもりよ。


そして……それが原因で色々、あった事も理解してるつもり。



だけど……敢えて言わせて貰う。


わたし達は……アサグの異世界(ムシュ イム アン キ)人。


変わった存在だと言う意味では負けてないつもりよ。



だから……自分達だけが特別だ。って、思わない事ね。』


「それもそうだな。」


嫁の言葉を聞いた、ルオ君が、そう言いながら笑っている。


『拙者達は、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)では、仕事らしい仕事をした事が無いでございまする。


ですから、この世界(アン ナブ キ シェア ラ)での、お仕事の先輩である、お2人を頼りにさせて貰うでございまするよ。』


レイヒト君の優しい声で話す声が携帯から聞こえてくる。


自分(レイヒト)……元の世界(ムシュ イム アン キ)での仕事の経験はあるんか?」


『拙者の叔父が、フリーのプログラマーをしていてるのでございまするが……

たまに、その仕事を手伝っていたでございまする。


ひょっとして、プグナコ殿は……バイトの経験が無いのでございまするか?』


「無いよ。

ウチの高校、バイト禁止やさかい。」


『へ~。

それなのに車の免許は取っても良いとは……

拙者が、かつて通っていた高校とは真逆でございまするな。』


「免許は……バレたら良くて停学や。

せやけど、まぁ……卒業まで運転しやんかったら、バレる事も無いやろう。って思って、思いきって取ってみたんや。」


『成る程。

そうだったのでございまするか。』


レイヒト君とプグナコちゃんが、元の世界(ムシュ イム アン キ)での話で盛り上がっている。


『取り敢えず、

メアちゃんも、ルオ君も、難しく考えずに、何時も通りにしてたら良いよ。』


「はい。」・「おう。」


メアちゃんとルオ君は、嫁の言葉に嬉しそうな顔で頷いていた。

評価や感想やレビューやいいねを頂けたら有り難いです。

頂いた感想には、出来る限り答えていきたいと考えております。

宜しくお願いします。

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