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『ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい』おまけ閑話集  作者: 都鳥


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12/12

『ケモ耳っ娘~』『招かれざる~』コラム/都鳥作品の神様のお話

 都鳥作品内で、明確に「神」の設定が出てきている「ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい(ケモモフ)」と「招かれざる獣たち(まねけも)」の神様設定についての話を書いていこうと思います。


 これはただ、都鳥が語りたくて書いているだけの内容です。若干のネタバレもありますが、本編知らないで読んでもわからない程度と思います。(というか、その程度にしておきます)



 この二つの世界の神様体系は、全く別の物です。


 「ケモモフ」の神様体系は、都鳥が高校生の頃に考えていたものがベースになっております。さらに短編「孤狼の哭く夜」と共有しています。(というか、「孤狼の哭く夜」が「ケモモフの神様」の話です)

 この神様体系には二作品には出ていない神様の設定も作ってあって、神様の世界には神様としてのルールがあります。


 ちなみに「まねけも」の神様にはそこまでの深い設定はありません。

 どちらにも共通しているのが、「神様は人間の事をさほど重要視していない」ということです。



 神様は世界を作りました。そこに人間や獣を放って生態系をつくります。

 これ、都鳥作品の神様にとっては「熱帯魚の水槽作る」のと同じくらいのお気軽イメージなんですよ。


 神様たちには「他の神が作った魚(人間や生き物)に手を加えちゃいけない」ってルールがあります。自分で作った人間はいじって良いので、神力やら与えても改造してもいいのです。

 普通なら自分で作った水槽には自分で作った魚を入れているので、好きなようにしちゃいます。


 でもケモモフのあの神様にとっては、この「普通」の状況じゃなかったんですよね。

 あの黒い神様は父神の作った世界に捨てられました。なので、あの世界と人間は「他の神が作ったもの」です。なので直接手を加えることはできません。

 なので、その世界に「別の生き物」を作って人間を強くしようとした。それが人間以外の亜人や魔獣なんです。


 直接手を加えてはいけないし、直接手を下してもいけないです。

 だから、黒い神様は罰を受けました。

 ただこのルールには少し抜け穴がありまして、例えば神様が「人間を傷つけよう」と思って魔獣を作って襲わせる。これはアウトです。(だから聖獣たちは人間に直接関与してはいけない)

 でも、別の目的で作った魔獣が人間を襲っちゃった。これはセーフになるんです。そうでなきゃ、世界に亜人も魔獣もつくれませんしね。

 これが、黒い神様が人間を食ってしまった時と、逃げた狼が村を食っちゃったときの違いなんですよね。



 ところで、ケモモフの神様が「あれは人間を食べちゃうからね」とさらっと言うシーンがあります。

 彼自身はそのことを、人間側から思うほどには「悪いこと」とは思っていないんです。全く困ったもんだねと、そんな感じです。

 もちろん、それをさせたくないから『あれ』を封印しているんですけど、イメージ的には「何百とある水槽の一つ分、猫に食われちゃったねー」ってくらいなんです。


 そんな神様たちですから、基本的には一人の人間を特別視するようなことはありません。

 でも「水槽にいる魚の中で、特にきれいな一尾にちょっと餌をあげたら懐いてくれたのでかわいがることにした」くらいのことはあって、作中の登場人物たちへの扱いはそんな感じです。


 ちなみにもう一人の神様のほうは、黒い神様ほどこの世界の人間に思い入れはありません。

 「黒い神様がここの人間を大事にしようとしてるから」手伝ってるだけです。だからきっと復活しても、何もしてくれないと思います(笑)




 打って変わって「まねけも」の世界の神様。

 先ほど書いたように、「熱帯魚の水槽」程度にしか思ってないのは同じです。


 「まねけも」の世界では、神様同士の賭けで勝った方の神様が「うちの子たちの魔力を強くしたいから、そっちの魔力強いのをちょっとちょうだい」って言ったんですよね。それで渡されちゃった人間たちが、この世界で『魔族』になりました。

 で、勝った方の神様は、もらった『魔族』で自分の世界の『人間』を強くしたい。だから『魔族』には頑張ってもらいたい。だから魔族の背中を押す。人間の世界に入り込めと。

 魔族にこの世界を征服させようとか、そういうほどのことをさせようとしたわけじゃない。でも『人間』たちが『魔族』を受け入れないのなら力ずくでも入り込めと。それが『神の意志』だったんです。


 神様にとっては、この世界の頂点が『魔族』だろうと『人間』だろうとどっちでもいいんです。『人間』が滅びなければ。

 もらってきた魔族はそんなに多くないですし、もし一時的にてっぺんとったとしても、その内人間と交配してこの世界になじんでいくでしょう。そうしたら「魔族の血族がまとめあげている人間(混血済み)の世界」になるだけです。

 むしろその方が魔族の強い魔力が人間に混ざるから都合がいいんです。


 水槽の熱帯魚たちに長い尾鰭を付けたくて、尾鰭の長い種を入れる。

 その尾鰭たちが元の熱帯魚たちを食ってしまって、尾鰭たちだけになってしまうのは困ります。でもその2種がどんな力関係だろうと、最終的に『尾鰭の長くなった、元の系統の熱帯魚』が残ればいいんです。そんな感じです。


 本編の思い出話のどこかで出てくる女神は元の世界の神様の娘さんです。

 これも「魔王くん。君はいい子だから娘を嫁にあげよう」じゃないんです。「ちょっとこの世界に強い血を入れたいから、うちの娘と繁殖しなさい」って感じに渡されてました。


 って書くと、かなりひどいですね。神様。

 でもその女神さまは女神さまなりに、我が子に愛情を注ぎ、守ろうとしたんです。だから、彼らに力を与えたんですね。




 本編のネタバレせずに書けるのはこのくらいですかね。

 「まねけも」の方は結構ツッコんでますがw


 せっかく神様体系あるしそのうちそれで何か書くのもいいかもなー(脳内では物語いくつかあるのです)


 以上、都鳥の自己満足コラムでした。

 お読みくださりありがとうございましたーm(_ _)m

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