後編:幸運の欠片(かけら)と不幸の欠片(かけら)
タイトルを変えました(内容が当初の予定から作風が変わってしまったので、それに合わせました)
約2時間後、いよいよ未確認宇宙ゴミの第1報が入って来た。コントロールパネルの専用のログに
『>10km: 20cm級ニアミス、40秒後』
と第1報が出力されたのを受けて、サトウ飛行士はエンジンを切った。緊張の時間だ。
宇宙船は今、軌道周期5時間の楕円軌道に入っている。2時間前まで軌道周期10日に近い軌道だったから、かなりの減速だ。あとは高度500kmになった時に再点火すれば十分だし、最悪、帰還ユニットを切り離しての強制突入でも、空気抵抗の熱に耐えられるだろう。大気圏再突入では、流れ星のように発光するほどの高熱になるのだ。だからこそ、ここまで減速した。
2分後に第2報。そのあとも続々と情報が入って来る
『>15km: 20cm級ニアミス、50秒後』
1分20秒後
『>10km: 20cm級ニアミス、35秒後』
1分後
『>15km: 30cm級ニアミス、80秒後』
20秒後
『>10km: 20cm級ニアミス、45秒後』
1分後
『>5km: 20cm級ニアミス、50秒後』、その20秒後、右側に続けて『回避不要』
40秒後
『>15km: 20cm級ニアミス、35秒後』
20秒後
『検知: 50cm級、450km』、その40秒後、右側に続けて『最接近100km以上、回避不要』
緊急事態ということで、地上にある宇宙ゴミ監視レーダー網・望遠鏡網は、この宇宙船に近づく領域を集中的に監視しており、至近距離入り込んだ宇宙ゴミを1kmの精度で20秒置きに宇宙船に教えてくれるのだ。
至近距離といっても、新しい宇宙ゴミの予想軌道域で、かつ宇宙船から500km(緯度にして4度)以内の範囲だから地上の感覚からするとかなり広い。それでも、500kmというのは平均秒速が8kmでも1分しかかからない距離でしかない。角度と相対速度が悪いと、回避行動の時間はほとんど無いのだ。だが、それでも情報がないよりマシだ。
ちなみに宇宙ゴミ監視網で得られるのは、地点としての情報と大きさの推定のみ。地点でなく動きを追跡するには超大型レーダが必要だが、そんなものは全地球には展開出来ない。代わりに、隕石と「幽霊船」がぶつかった時刻と位置を、新たな検知位置と時刻と比較して、軌道を推定している。それが、この「緊急時予測」だ。精度は当然悪い。
その後、20cm級の<5kmニアミスの予報が出たが、ニアミス予定の直前に回避不要のメッセージで届き、実際にニアミスで済んで、とりあえず退避エンジンを噴かさずに済んでる。
こうして30分が経過した。
そろそろ危険地帯のピークだと乗組員達が緊張していると、果たして
『警告 <5km: 30cm級ニアミス、85秒後』
という案内のあと、
『衝突確率1.7/1万: 30cm級ニアミス、85秒後、方位未定、右下方衝突角75°より接近』
『衝突確率1.5/1万: 30cm級ニアミス、65秒後、方位未定、右下方衝突角75°より接近』
『衝突確率1.5/1万: 30cm級ニアミス、45秒後、南東130°下方25°』
という警報が続いた。
シュミット船長の号令とほぼ同時に、サトウ飛行士が補助エンジンをかけて反対向きに退避した。ニアミスまでの僅かな時間に実際にずらせたのは100メートルに満たないが、それでも回避は回避だ。実際の通過は800メートル離れていたが、それは結果論。取りあえず乗っている誰もが安堵した。
こうして、隕石と人工衛星の衝突がもたらした新しい宇宙ゴミ帯は、1回だけの回避行動でなんとか山場を越え、次第に通常の宇宙ゴミ地帯に移っていった。まだポツポツと未確認宇宙ゴミ情報が入って来るが、それでも最大級だった緊張から「あと少し」というタイプの緊張に変わった。通常の宇宙ゴミ地帯は軌道が既に分かっているから、それを避ける軌道を既に選んでいるのだ。それは、減速前も減速後の今もだ。
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危険地帯を抜けるまであと20分ほど。
突然、赤ランプの点灯と共に、音声警報が発せられた。
『大型デブリへの衝突らしき反応あり』
警報ログの直ぐ上には
『検知: 50cm級、400km』
という報告がある。
直ぐに地上から口頭説明があった。800kg級の中型廃棄衛星の反応が一瞬、極端に大きくなったらしい。一方、新しく現れた50cm級の物体の軌道も、その中型廃棄衛星に向かっていたそうだ。場所は宇宙船から250km程度のところ。警報ログには
『警告<10km?: 50cm級ニアミス、35秒後。情報不足、後方衝突角150°より接近』
という非情なメッセージが出ている。
この説明を引き継いで、地上側を取り仕切っている宇宙ゴミ専門のベテランの説明があった。
「ぶつかった物体の速度と位置からして、隕石の片割れの可能性がある。それが真っすぐにそちらに向かっている。衝突で軌道が変わったので、回避すべきかどうかすら分からない。エンジン破損の事態への対処も考えておくように」
廃棄衛星の残骸と、隕石の欠片らしき物体。それらが宇宙船に近づいている。しかし、軌道が分からないので、回避方向どころか、回避すべきかどうかすら分からない。
説明が終わってすぐに最新予測がログに上がった。
『警告<5km: 50cm級ニアミス、15秒後。東110°下方5°』
15秒では回避はできない。サトウ飛行士が判断を迷う前に、シュミット船長から
「エンジンをかけるな!」
との指令が飛んだ。それはそうだ。下手にエンジンをかけはじめたところで直撃されたら、電気系統ごとエンジンが全滅しかねない。宇宙船には複数のエンジンが積んであるのだ。
その時、小窓の向こうを、最初の物体が通り過ぎていった。その物体は、陽光に反射されつつ、宇宙船の地球側を追い越したようだった。陽光に反射された色は、隕石の破片を思わせるものだ。
それを見た者の総てが
『助かったのか?』
と思った次の瞬間、
『ドーン』
という音に続けて
『ドカーン』
『ドーン』
『ドン』
と続けざまに衝突音がした。
サトウ飛行士がパネルを見ると、4個の主エンジンと8個の補助エンジンのうち、4分の3が破損して使えなくなっている。直感的に、大気圏突入にギリギリの数しか生き残っていない。そう思ったのと同時に副船長の
「主エンジン3基と補助エンジン5基が破損、修理できるかどうかは不明」
という報告が聞こえた。それに続けて、別のクルーの
「一部に気圧低下が見られたので、緊急遮断、被害の程度は不明」
という報告だ。
それを受けて、シュミット船長が
「大気圏突入は可能か?」
と副船長とサトウ飛行士が聞いて来た。副船長は
「地上にシミュレーションを頼みました。船内でも計算中ですが、おそらく可能でしょう」
と答え、サトウ飛行士は
「過去の訓練で(主エンジン)1基プラス(補助エンジン)2基で成功していますので、燃料漏れさえなければ大丈夫だと思います」
と答える。
「よし、3人とも一致だ。大丈夫だ。とりあえず、生きている主エンジンが逆噴射の向きになるように宇宙船を回転させろ」
こうして大気圏再突入に専念するオペレーションが始まった。もはや宇宙ゴミとの更なる衝突を気にする余裕はない。運を文字通り天に任せるしかないのだ。
オペレーションを終え、逆噴射の準備ができたので、宇宙船の姿勢の確認にサトウ飛行士が小窓の外をみると、先ほどの隕石、いわば諸悪の根源が輝き始めるのが見えた。その向こうには朝日が出始めているのも見える。
流れ星。それを宇宙から、しかも真後ろから見た姿だ。まるでサッカーでシュートを打ったときのような姿。それはサトウに流れ星を始めて見たときの事を思い出させた。
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小学校3年生の頃の思い出だ。親の仕事の関係で、地方都市の一軒家に家族で住んでいたサトウは、自然の好きな子供に育っていた。その日は、何故か早く目が覚めたので、暗いままに外を見ると、星座の位置がいつもと違う。夜と朝では違うのは当たり前だけど、それを実感したのは初めてだった。興に乗って、知っている星座を色々見ていると、突然流れ星が見えたのだ。
初めてだった。というのも、地方都市とはいえ、夕方は街の明かりで暗い星や流れ星が見えにくかったから。そして、流れ星というものを知らなかったから。思い起こせば以前にも似たような「明るい点が瞬時に動いて消える」というのを見た事があるが、今回のように『これが流れ星なんだ』と認識することはなかった。
朝の星座と流れ星。サトウにとっては大発見で、そのまま嬉しい気分で学校に行った。
その日は体育でサッカーがあった。パス練習のあと、クラスを2つに分けて、男女混合で試合形式で20分だけ行なう、遊びに近いサッカー。ポジションも何も無く、運動神経の良い連中がボールに群れる団子サッカー。教師も、ボジションみたいな高等ことは言わず
「誰も居ない所を捜して、そこに偶々(たまたま)ボールが来るのを待つように」
と、せめて団子にならないように、かつ全員にチャンスが来るように指導する。そんなサッカー。
自チームが押されているようで、群れは常に自ゴール側にいる。サトウは運動神経に関してクラスを上中下に分けたら下に入るので、先生の言う通りに、ボールから離れて敵陣側に立っていた。相手チームには、フィールドの反対側で、サトウと同じように突っ立って守っている子がいる。オフサイドのような高級なルールもないので、守りとの相対位置なんて関係ない。
ゲームの半ばを過ぎた頃だろうか、ボールがコロコロと、相手の守りの子に転がり、その子が蹴り出したボールは、前に飛ぶ代わりに斜め前のサトウの前に転がって来た。適度にバウンスして、まさしく蹴りやすい球だ。それを無心にゴールに向かって蹴り出したら、キーパーの斜めを飛び、ゴールに真っすぐに向かったのだ。
「入る」
と思ったボールは、残念ながらゴールのすぐ上を越えていった。折角のチャンスをフイにしたサトウは大きく落ちこんだ。
だが、得点にこそならなかったが、この時以来、サトウは運動神経に関して、クラスの皆から「下」ではなく「普通のちょっと下」と見られるようになったのだ。放課後に汗を流す遊びで誘われるようになり、友達も増えた。
サトウはこの幸運を
『流れ星のお陰だ』
と思い、それは、現在の宇宙飛行士という職業に興味を持つ動機の一つにもなっている。
サッカーのシュートを思い起こさせるような流れ星。それは幸運の象徴だ。隕石が流れ星となって落ちて行く様を見たサトウ宇宙飛行士は
「流れ星を見たからには、きっと良い事がある」
と漠然と感じた。否、そう祈ったというほうが適切かも知れない。
そんな祈りが通じたのか、3分後に機内コンピューターと地上からの計算結果が出て、予定よりは大気摩擦が大きくなるが、それでも無事に帰還出来る範囲の大気圏突入が現在のエンジンで可能な事が示された。
現在の高度は500km。最後のオペレーションまであと少し。
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喜びは2分後に深い絶望に変わった。
『警告 <5km: 1000cm級ニアミス、300秒後』
『衝突確率26/1万: 1000cm級ニアミス、300秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
という警報が出されたのだ。
宇宙船の軌道上に突如として現れた宇宙ゴミ。大きさからして昔の宇宙ステーションの残骸だ。サトウ飛行士が学生時代に見た光の成れの果て、まさに幽霊船だった。
今回の一連の事件で、幽霊船もまた軌道を少しだけ変えたのだ。ほんの少しだけだった故に、そして宇宙ゴミ監視網が宇宙船近辺に注視していた為に、誰も軌道の変更に気付かず、直前になって衝突することが判明した。
衝突まで5分。宇宙船はエンジンの大部分が壊れている。だから、進行角度や進行速度を変えるのは簡単ではない。しかも下手にエンジンを使って角度などを変えると、大気圏再突入が困難になる。今の宇宙船は、エンジンを失った飛行機よりも悪い状態だった。飛行機はエンジンを失っても翼があるが、こちらにはそれがない。
軌道が変わったばかりなので、軌道が分からない。つまり、本当に衝突するのか、ニアミスで済むのかわからない。分かっているのは正面に近い斜めから近づいていていることと、その速度のみ。
つまり、現在、減速方向に位置した主エンジンを噴かしても回避出来ないということだ。オペには副エンジンで宇宙船の角度をかえて、それから主エンジンを噴かす必要がある。しかし、どの角度に逃げるべきかが分からないのだ。
現在、監視網の全てが軌道の詳細の決定に全力をあげているが、周回後のデータを比較する手法に比べて、軌道のごく一部のデータから得られる予報は、データの位置情報の精度が粗いので信頼性がゼロに近い。
『衝突確率30/1万: 1000cm級ニアミス、280秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率35/1万: 1000cm級ニアミス、260秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率40/1万: 1000cm級ニアミス、240秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
新しい位置情報が出る毎に、幽霊船が真っすぐに宇宙船に近づいているらしいことが明らかになっていく。
『衝突確率70/1万: 1000cm級ニアミス、180秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率90/1万: 1000cm級ニアミス、160秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率120/1万: 1000cm級ニアミス、140秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
地上からの音声連絡も「すまん、まだ軌道精度に数kmの誤差がある。ニアミスまでに間に合いそうにない」と謝っている。
『衝突確率370/1万: 1000cm級ニアミス、80秒後、方位未定、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率650/1万: 1000cm級ニアミス、60秒後、真正面、回避方向不明、右上方衝突角25°より接近』
『衝突確率1500/1万: 1000cm級ニアミス、40秒後、真正面、どの方向でも良いから回避を、右上方衝突角25°より接近』
現在の限られたエンジンで回避するのはもう遅い。出来るオプションは減速のみだが、それが本当に正しいのかすら分からない。
『衝突確率6000/1万: 1000cm級ニアミス、20秒後、真正面、どの方向でも良いから回避を、右上方衝突角25°より接近』
非情なアナウンスに、乗組員の誰もが
「我々は覚悟の上で宇宙に来たんだ」
という顔をした。
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その時、サトウ宇宙飛行士は、何か振動のような音のようなものを感じだ。宇宙空間で音が聞こえる筈はないが、そんな気がしたのだ。
シートベルトをして衝撃にそなえるが、何も起こらない。予定時刻を5秒過ぎ、15秒過ぎ、30秒過ぎたところで、衝撃がないどころか、もしもニアミスで済んだなら窓の外を通過する筈の幽霊船も見えない。身を乗り出して窓に顔を近づけると、幽霊船の代わりに、地上に向かって多くの流れ星が花火のように地上に散ってゆくのが見えた。
『こちら地上、聞こえるか』
地上からの連絡にシュミット船長が出る。
「何も起こらなかったぞ」
その後、針の穴を通すような軌道修正を経て、宇宙船は無事地上に帰還した。救ってくれたのは隕石のもう一つの欠片で、それが幽霊船にぶつかって粉々にするとともに、宇宙船の軌道からはねとばしたらしい。
ちなみに1個目の隕石だが、細かな軌道解析から、件の800kg級中型廃棄衛星に当たらなかったら、代わりに宇宙船を直撃して、大破させていた可能性が高いそうだ。大型宇宙ゴミが宇宙船を救ってくれたらしい。2個目はその逆。
後日。
サトウはシュミット達、当時の乗組員とともに、件の隕石が落ちたらしい場所を探した。かなり大きな欠片だったので、地上まで燃え尽きずに残っている筈らしい。場所は岩石地帯で、地質がわかってるから、隕石は区別がつく。そのために隕石の専門家も同行している。
見つからないことは分かっている。それでも捜すという行為が重要なのだ。そうサトウは力説して、その説得に乗ったのか、それともたまには地球の自然を楽しみたいと思ったのか、乗組員の多くが休暇を取って隕石探しにやってきた。テントすら持参で。
それは夕方暗くなった頃だった。野営地と決めた小川のほとりで、皆で酒を酌み交わしながら、当時のことを歓談していると、一人のメンバーが言い出した。
「せっかくだから、向こう一時間、流れ星探しをしないかい?」
不幸と幸運の両方を続けざまに引き起こした隕石の欠片。そのどちらもが流れ星となった。その様子を両方とも見ていたのはサトウだけでは無かったのだ。
グラウンドシート(ござ)に寝そべりながら空を見上げて、ぽつりぽつりと世間話をする。そうこうするうちに、流れ星は果たして流れた。
「これなら、明日、本当に隕石が見つかるかも」
サトウがそう思ううちに夜は更けて行った。
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その時見つかった隕石は、もう一つの欠片と共に、ある神社の奉納されている。博物館でなくて神社。そう、サトウが見つけたのだ。
もう一つの欠片も日本人が見付けた。分析の結果、同じ組成と年齢であることが分かっている。欠片を見付けた人は、欠片を分析から持ち帰る途中で、運の悪い事故に合った。幸い、大事には至らなかったが、それでも、宇宙船での経緯を含めて、「不幸の欠片」と呼ばれるようになった。
そういう欠片は、これ以上の不幸を呼ばないように、神社に奉納したり、神社を建てて祀ったりするのが日本の習わしだ。そのついでに、サトウも持ってる欠片を同じ場所に置く事に決めたのだ。それは「不幸の欠片」の対として、「幸運の欠片」と呼ばれるようになった。
隕石探しに参加したメンバーも、サトウの案に賛成した。サトウが見つけたから、サトウの好きにすれば良い、という名目だが、世界的な宗教でなく日本で閉じている風習だったことも、後押ししたらしい。
それ以来、サトウは宇宙に行く前に必ずこの神社にお参りしている。また、当時の乗組員も、日本に来る旅にお参りしているという。
童話祭のお題「流れ星」を見てすぐに思いついたのが宇宙ゴミを掃除する話でした。掃除するのは自律ロボット。
掃除とは何がゴミで何がゴミでないかを判断することから始まります。それは、「人間の行為」の中でも特に高等な判断を要する行為でしょう。たとえば子供の大切なガラクタ(「トムソーヤの冒険」での人気者ハックルベリーが持っている「蛇の抜け殻」とか)を母親が捨ててしまう悲劇は多くの作品で語られていますが、そういう価値感も重要な要素です。
そんな判断が出来るロボットが、宇宙ゴミを夕方の暗くなった頃に合わせて地球に落として流れ星を作る様子を3例ぐらい出して、最後に、自分が寿命になった時に、自らが流れ星となって人々の目を楽しませる、という童話です。
しかし、これってかなりの人情モノで、どちらかというとドライな地の文が書き慣れている私にはハードルが高いということに気付きまして、急遽、自分の作風に合っている話に変えました。
というわけで、宇宙ゴミ掃除のロボットの話は、だれか、人情モノが得意な人が書いて頂けると有り難いです。