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王太子殿下と婚約

王太子殿下の告白

父に新たな領地が与えられ、爵位が公爵に繰り上げられました!今の私は公爵令嬢です!そして王太子殿下の婚約者候補です!そして王太子殿下の友達から婚約を申し込まれています!


「というわけで、早速伝えたいことを伝えていいだろうか?」


「はい。どうぞ」


「その、僕はどうやら…君が好きらしい」


「はい?」


ミーリク殿下が私を好き?好き!?


「エルシーが『せっかくお友達になれたんですから、お友達らしいこと沢山しましょう!』と言ってくれたのがすごく嬉しくてな。あれ以来君のことが頭から離れなかった。その上君は僕だけではなくシューリクとフェリューシャの心を救ってくれた。そんな君が大好きなんだ。愛している」


「えっ、えっと…」


「今の君は公爵令嬢だ。それも素晴らしいアイディアでこの国を潤わせた素晴らしい人間だ。君が王太子妃になることに反対する人間は少なくとも表向きはいないだろう」


それはそうだろうけど…。


「まあ裏では元平民のくせにだのと難癖をつけてくる人間もいるだろうが、僕が守ってみせる。だから僕を選んでくれないか」


…ええい!ままよ!


「あの、シューリク様、フェリューシャ様」


「どうしたの?」


「なんだ?」


「せっかく婚約を申し込んでくださったのにごめんなさい。私、ミーリク殿下の婚約者になります」


「ほ、本当に!?ありがとう、エルシー!」


ミーリク殿下は優しく私を抱きしめてくださいます。でも、これから王太子妃教育大変だろうなぁ。


「…うん、まあそうだよね」


「俺は君が幸せならそれでいい。なんならエルシーの後ろ盾になることも厭わない」


「俺も俺もー。初めての失恋のショックは大きいけど、エルシーを守るためなら頑張っちゃうよー」


「シューリク様、フェリューシャ様…ありがとうございます!」


「シューリク、フェリューシャ。これからもエルシーをよろしく頼む」


「任せて任せて」


「任されました」


こうして私は正式にミーリク殿下の婚約者になりました。

王太子殿下と婚約

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