2 また入院
一回目の手術を終えて退院し、冬休みになって……あれ、これ私冬休みになる前に学校行けたんだっけ。
あ、そうそう、たしか退院して一週間後に学校に行くつもりが、学級閉鎖になっちゃって結局終業式しか行けなかったんですよ。たしかそうだった。そしたら、一週間くらいかけてゆっくり持ち帰ろうと思っていた荷物をいっぺんに持って帰らなければならないことになって、泣きそうになりましたね。指が引きちぎれるかと。
確か冬休みは無事に過ごして、二月だったか三月だったか、まーたお腹が痛くなったんですよね。こりゃだめだ。んでまた炎症反応が出てますね~って点滴されて入院して、やっぱもう一回手術ですねーって後日手術しました。これがもう。これがもう!
ホワイトデーの日に入院して、その次の日に手術。今頃みんなはホワイトデーのチョコ交換してるんだろうなあ! って思いながらベッドに寝転がっていました。で、手術。心臓がドキドキでした。確かこれはもう一回穴開けられるように頑張ろうって手術だった気がします。緊張するのでcomicoのとある漫画の登場人物をスクショしまくったフォルダをずっと眺めていました。すごく落ち着きました。
この手術は長かった。腹腔鏡手術だった。たぶん、すごく長かった。すごくすごく長かった。だけど、結局穴は開けられなかった。残念。ちなみにお腹の右側にこう、お腹に溜まった血を出すための管が入っていてですね、これを手術が終わってから3日後くらいに抜いたんですが、もう、痛かったですよね。しかも先生が「脂肪がちょっとくっついてるね」とか言うんですよ、聞くだけで恐ろしい。痛い。これは本当につらかったです……あと腹腔鏡のために開けた傷の、糸を切るのが……。ほんとなら溶けて無くなっちゃう糸なんですが、なぜか溶けきらなくて引っ張って切られましたよね! これがまた痛い! もう二度とあんな思いはしたくないです。
で、もうここじゃ無理だ! ってなって阪大病院に送られました。阪大は大きいですね……。あそこのスタバで何回母とチョコスコーンを食べたことか……たぶん2,3回ですね……少ない。
まあその阪大で考えた結果、やっぱり穴開けるの難しいから出口がない方の子宮取っちゃおう! ってことになり、それと同時進行でやっと腎臓の話にもなりました。腎臓の方はちょっと私が恥ずかしいのであんまり詳しくは言えないのですが、夏休みに三日間検査入院をしました。検査は二日目だけなのですが、もう本当にこの検査、ひたすら痛かったんですよ。説明を聞いているだけで怖くなって泣いちゃったくらいです。ただ単に私が痛みに弱いだけですが。
カテーテルを尿道に刺して膀胱に怪しい液体を入れて溜まる様子を見る検査だとか、点滴か何かで青い液体を入れて膣にガーゼを入れ、そこに青いのがつくかどうか、とか。書き忘れていたんですが、実は右側の腎臓、すごく小さいけれどあるにはあるらしいんですよね。それが膀胱に繋がっていなくて、膣の方の管? なんていうんですかね、そのあたりに繋がっているんじゃないかという説がありまして。それを検査するために青い液体を入れらてたと言いますか。正直私もよく分かってないです。
まあ検査入院! ひたすら痛かったですよね~ほんっとに。検査入院なんてするもんじゃないですよ。一番楽だった入院は炎症してますね~って点滴だけ刺されて五日くらいだらだらしていた時ですかね。何もしなくてもご飯が運ばれてきて、両親は優しくしてくれて。学校に行かなくてもいいし勉強もしなくていい。いやしなきゃだめですけど。まだこの時はギリギリ中2なので、受験に関しては心配いらなかったんです。
で、そんな検査入院も終わり。三月くらいに今度はピルを飲み始めました。あ、時系列がブレブレで非常に申し訳ないです……。
このピル、すごいんですよ。なんと、月経が来ないんです。女子のみなさん、分かりますか。来ないんですよ、何も心配がいらないんです。もうすぐ来るから、とか心配しなくていいんですよ。これは本当に楽だった……これだけは、本当に良かったと思えます。幸せだった。
書き忘れです! ちょっと頭がおかしい……ボケたかもしれないです。
多分二回目の手術の時なので夏の検査入院より前の話ですが、乳癌で入院していた母と同じくらいの年の方と少し仲良くなったんですよね〜。お菓子とか頂いたり……。
私よりもずっと大変だったと思うんですが、今は元気にしてるかな~? と思いました。