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群雄割拠  作者: アクセル
4/5

テスト始めます。

「ようやく試作機の完成か・・・」

技術士班は疲労困憊で床に座り込んだ。

最後の1週間はほぼ不眠不休で組み立てを行ったのである。

「OSも完璧だよ。何時でも起動出来ると思う」

コクピットから頭だけ出してメンバー全員に大声で叫ぶ。

大仕事からの解放に喜びの声を騰げる技術士班。

リアルで夜に慰労会をやろうと段取りを決めていく年長組。

と、そこに、

「お疲れ~。今後の日程表が出来たから確認して、意見あれば言ってね」

と、この拠点の持ち主で全体のリーダー(リアルでは下町の工場経営者)で副職が作戦総司令のガタイの良いオッサンである。

まだ喋っているが配られた日程表を確認する。

・テストは4人で交代制で行う

・1人2日間で動作や整備の確認

・同時並行で余ったメンバーが新兵器の試験と開発を行う

智幸は最後のテスターになっていた。

そのため最後の最後に1つ試験を行うことにした。

試作機フレームは

″F-001-T″と名付けられた。

智幸はこのテスト結果が、机上算出よりも良ければベース機として開発して、さらには試作機フレームを個人で改造しようと企んでいる。

話し合いの結果、テスト開始が二日後に決定した。



最初の2日間は整備士班が担当。性能テストに整備の確認、摩耗、損傷の著しい箇所を洗い出す。スペアパーツの製作目標を設定して技術開発班に資料提出。

性能は机上算出より10%高い数値データが取れた。

テスターも「乗りやすくタイムラグ無く反応してくれる」と評価。

整備面では「耐久性の向上と複雑化された部分の簡素化の要望あり」が整備班全員の意見であった。


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