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未開異世界ソロキャンプ ~旅とキャンプとのんびりスローライフ~  作者: 三毛猫みゃー


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第41話 最新ゲーム機を手に入れた。ただし全く遊べていない

「お茶とお茶菓子をここにおいておきますね。適度に休憩してください」


 私は休憩所代わりにしている車庫にペットボトルのお茶と茶菓子を置いて、収穫作業をしてくれている人たちに声をかけた。複数の人からの返事を受けて私も収穫作業に戻る。


 異世界での収穫作業を終えてから一ヶ月ほどすぎた現在、家の方の収穫をしないといけなくなっている。まあ一反程しかないので一人でも収穫できないことはないのだけど、根菜は腰に来るのでシルバーさんに頼むことにした。


 シルバーってことは年寄りに何やらせてんだって言われそうだけど、あの方たちって慣れたもので私の数倍の速度で収穫しちゃうのよね。年季がちがうといえばそうなのだけど、下手に手を出したら邪魔にしかならない。


 今日の収穫はキャベツ、白菜、大根の収穫をお願いしている。そこまで収穫範囲は広くないので午前中に終わる予定ではいる。終わらなかったら仕方がないので自分で収穫をするつもりでいる。


 他の野菜に関しては、にんじんはまだあと一ヶ月はかかる。きゅうり、なす、ピーマン、トマト、ミニトマトは一週間に一回は収穫をするつもりでいる。これらは全部自分で収穫している。


 葉物野菜と根菜は一度収穫したらおしまいだけど、それ以外は本格的に寒くなるまでは収穫できる。今日収穫したキャベツ、白菜、大根は異世界に持っていってミケさんに買ってもらうつもりでいる。


 異世界の畑の方は今も色々と植えている。そちらの方は種や苗は私が用意してノム爺に完全委託にして植え付けから途中の世話、収穫まで受け持ってもらっている。依頼のお金はどうしたかというと、異世界あるある必殺香辛料転売をした。


 正確にはカレーの元を売った。これがいい値段で売れた。異世界の金貨を初めて触ったときはちょっと感動した。そもそも金なんて触る機会がなかったので思っていたよりも重かった。


 というわけで、カレーの元を転売して得たお金でノム爺を雇ったというわけだ。私がすることと言えば、倍化で成長速度を倍にするくらいで、後は任せっきりにしている。


 そして気がつけば倉庫が増えていたり、ノム爺たちが休む小屋ができている。ついでに私の拠点として寝泊まりできる物も作ってもらえないかとお願いしたら、結構いい家が一軒翌日には出来ていた。


 ノームの建築技術と速度がすごい。流石は妖精といったところだろうか。あれ? うちにも妖精がいた気がするけどよく食べる以外なにかやってたかな? ああ、グランディーネはキャンプ道具や食器をきれいにしてくれていたわね。


 祝福はもらったけど、多分いちばん役に立っているのはシルフィーナの多言語理解くらいかな? 他の二人の祝福はどういう効果があるのか教えられていないので、役に立っているのかどうかもわかっていない。グランディーネは大地の力が私を護ってくれるとかどうとか言ってたかな?


 ウィンティーヌは秘密と言っていたので全く見当がつかない。一度ちゃんと聞いておいたほうがいい気もする。変な効果や私に悪い影響はないと言っていたから気にする必要はないだろうけど。


 収穫作業は昼前には終えることができた。思っていたよりも大量で笑えない。ちゃんと数は数えてないけど、キャベツだけでも四百個くらいありそうに見える。白菜と大根も同じくらいありそうだ。


 他のきゅうり、なす、ピーマン、トマト、ミニトマトなんかは一回で取れる量は少ないけど、一週間後には同じくらいの量が取れる。


「今日はありがとうございました。よかったら野菜持っていってくださいね」

「どうもありがとうございます」


 用意しておいたレジ袋に好きに持っていってくださいと言って野菜を袋に詰めてもらう。支払いは後日請求書が送られてくるらしいので振り込むことになる。シルバーの人たちを見送って家の方に移動する。


「暑かったー、シャワー浴びてくる」

「オトハお疲れ様ー」


 シルフィーナ、グランディーネ、ウィンティーヌの三人はテレビのある部屋でゲームをやっている。ここ数年はあまりゲームをしていなかったけど、私はゲームが好きだ。


 長いナンバリングのRPGも一通りやっているし、モンスターをハントするものや、いろんなロボットが出てくるシミュレーションもやる。他にもいわゆる死にゲーと言われるアクションRPGもやる。ただし恋愛シミュレーションと呼ばれる系統のゲームは殆どやったことがない。


 そんな私だけど、最近出た超人気ゲーム機を買う権利を手に入れることに成功した。そしてついに数日前にゲーム機が届いたのだ。その最新ゲーム機でシルフィーネたちは遊んでいる。私もまだ一度しか触っていないのに。それも初期設定の時に触っただけなのにね。


 ちなみに、コントローラーはシルフィーナたちが妖精の能力を使い自分たちの手にあうサイズにして使っている。コントローラーは一つ前のゲーム機の物が使えるようなので数は足りている。


 そんなシルフィーナたちを確認してお風呂場に向かう。外も中も汗でビチャビチャになっている。日焼けをしないように長袖の作業着で収穫をしていたので仕方がない。そういえばシルバーの人たちは空調服を着ていた。使い心地を聞いてみたけど涼しいと言っていたので、買ってみるのもいいかもしれない。


 異世界で南の方へ向かう時のことを考えて買っておこうかな? ただし南の地域は火山があるようなので、空調服の効果があるのかはわからない。そんな事を考えながら手早くシャワーで汗を流して体を洗いお風呂場を出る。


 冷凍庫からアイスを取り出して食べながらシルフィーナたちのところに行き三人がレースゲームをしているのを眺める。


(このゲーム機の充電を満タンにして倍化で増やしたら、充電いらずになるのだろうか)


 ふとそんなことが頭をよぎった。スマホを倍化で増やしたものは問題なく使えているので、きっとこの最新ゲーム機も問題なく使える気がする。


「オトハも一緒にやる?」

「やるやる。私の超絶ドリフトを見せてあげよう」

「まけませんわ~」

「私も負けませんわ」


 私は残っているPROのコントローラーを手に取った。


「その飛んでくるトゲのやつは卑怯だーー!」


 私は一位を走っていたはずなのに気がつけばゴール前でフルボッコにされて最下位になっていた。ちくせう。

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