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未開異世界ソロキャンプ ~旅とキャンプとのんびりスローライフ~  作者: 三毛猫みゃー


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第37話 まずは準備から

「妖精の小道を使うための条件は、あと三人いる妖精全員の祝福をもらうことよ」

「あと三人の妖精?」

「そうよ。火のフレティーニ、光のリュミール、闇のフィスタールの三人ね」

「条件はそれだけ? デメリットは?」

「しょ──よ」

「ん? 今なんて言いったの、よく聞こえなかったわ」

「オトハの食費が大変な頃になるのよ」

「……それだけ? え、祝福を受けたら養わなきゃいけないってこと?」

「そうじゃないけど、きっとあの三人もオトハに付いてくるわ。だってオトハの作るあちらの世界のごはんがおいしいから」

「おさけもおいしいですわ~」

「そうね。オトハさんのご飯を一度食べてしまえばきっと居座りますわね」


 絶賛居着いている三人がいうと説得力がある。


「あーうんご飯とお酒かー。確かに今でも大変といえば大変だね」


 お金はまあいいのだけど、一度の買い出しの量も増えるわけだし。妖精って小さい体の割には私と同等かそれ以上食べるからね。それが三人から六人になると確かに大変かもしれない。んーそうか、こうなったら少し考えていたことを実行するのもいいかもしれない。


「教えてくれてありがとう。おかげで方針が決まったわ」

「三人を探してみる? フレティーニなら南の火山地域にいるとおもうけど」

「今はいいわ。とりあえず私の方で受け入れ体制が整ってからにしましょう」


 まずは家に戻って色々と準備をするところから始めることにする。最初にやることは、初めてこの異世界に降り立った森の近くの草原に拠点を作ることから始めるつもりでいる。


「それじゃあ一旦家に帰ろうか。暫くは色々と準備をしたいから旅は一旦終了かな。三人はどうする? しばらく、といっても一週間ほどはこっちの世界に戻ってこないけど」

「わたしはオトハと一緒に向こうへ行くわ。ヨウツーブで色々とやりたいし」

「わたしは~こちらにのこりますわ~」

「私はこちらでやることがまだありますので次の機会にしますわ」

「ついてくるのはシルフィーナだけになるのね。それじゃあグランディーネとウィンティーヌはここに残るってことになるのね」


 二人は頷いている。ご飯はいいのだろうかと思って聞いてみた所、もらえるならという返事をもらった。


「あちらの夜は暑いし、晩はご飯ついでにこっちで寝るのもいいか」


 クーラーがないので、夜はこちらの世界のほうが過ごしやすい。夜は今まで通りシルフィーナたちが守ってくれるだろうから、こちらに泊まるのは何の不安もない。そうであれば家で作ったご飯を持って来てみんなで食べるのもいいだろう。


「それじゃあ一度異世界渡りで家にもどって、こちらの拠点を作る予定の場所に戻ってきましょうか。夜はその場所でご飯を食べて休むことにするから夕方にはそこで集合ね」


 三人がそれでいいという返事をしてくれたので、荷物を全部テントにいれて家に戻った。


「わたしはインターネットをしているから」


 そういってシルフィーナは家の中へ入っていった。


「それじゃあ、こっちのテントで拠点予定地に向かうよ」

「わかりましたわ~」

「了解ですわ」


 グランディーナとウィンティーヌを連れてもう一つの設置しっぱなしだったテントを使い、異世界の森の近くへ異世界渡りをする。今まで愛用していたワンタッチテントは暫くしまっておくつもりだ。次に使うときは南の火山地域へ向かうときかな。


 テントを出ると懐かしい森が見える草原へ出た。こちらのテントは放ったらかしにしていたけど、特に荒らされたり壊されたりはしていない。どうも異世界渡りに使った入口は私以外には動かしたり撤去や壊すことができないようだった。


 逆に考えると、私なら移動させたり撤去ができる。あとは壊すこともできるということになるのだけど試していない。本当に壊せるかは、壊す理由も予定もないので不明なままだ。


「それじゃあ夕方になったらここでご飯を食べるということで」

「おさけも~」

「お酒ね」

「私は何でもいいですわよ」

「ウィンティーヌにはいらないよね?」

「ええ必要ありませんわ」


 ウィンティーヌはお酒やジュースよりも、自分で出す水のほうがいいらしい。私も一度飲ませてもらったらすごく美味しかった。それ以降、水割りを作ったりするときはウィンティーヌに出してもらっている。


「それじゃあまた後で」


 二人に手を降って異世界渡りを使って家に戻る。


「あっつ」


 家に戻ったところで家の窓を全部開ける。今日は晴天のようで日差しが強い。一通り家の掃除をした後は晩御飯の準備を始める。


「今日は何を作ろうかな?」


 なにか良いものはないかなと台所を見回したところでそうめんを発見した。時間を確認すると作るにはまだ早い。そもそも茹でる時間は一分ほどしかかからないので食べる前に茹でればいい。そこを考えると、グランディーネとウィンティーヌの二人をこちらに連れてきて、家で食べたほうがいいかな。


 寝るときだけ異世界渡りであちらにいって寝ればいい。あっ、多分これだけじゃ足りないだろうから、明日の朝の分もまとめてご飯を炊いておにぎりでも作っておこうかな。


 いや作ったら作っただけ食べられそうだからやめておこう。朝は朝で作ったほうがいい。しばらくはマウンテンバイクで走ることもないので、食事の量を減らしたほうがいい気がする。


 大丈夫、お腹はまだつかめるほどではない。体重も増えていないはずだ。体重計には乗っていないけど私にはわかる。

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