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未開異世界ソロキャンプ ~旅とキャンプとのんびりスローライフ~  作者: 三毛猫みゃー


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第19話 検証とルート選び

「それでは、今後の異世界を探索するための会議をはじめます」


 シルフィーナとグランディーナの前には高級アイスが一つ置かれていて、それを二人で一緒に食べている。シルフィーナに対するカレーのお詫びになる。ちなみに私は食後のブラックコーヒーを飲んでいます。


「森を通るか草原を通るかよね?」

「そうね。北も南も私には無理そうだからね」


 北に進めば雪と氷に覆われている地域になっていて、南は火山地帯になっている。そんな危険なところに行く気はない。


「森と草原だけど、どちらに進むにしてもシルフィーナとグランディーネには道案内を頼みたいかな」

「森も草原もわたしたちがいれば安全に進むことができるよ」

「大地がある限りだいじょうぶですわ~」

「ちなみに、二人ならどちらを進むのがおすすめ?」

「わたしは草原ね。見晴らしがいいし絶えず風が吹いていて気持ちいいよ」


 シルフィーナは草原推しのようだ。


「わたしは森がいいわ~。だけど、どちらも大地が元気なのでどちらでもいいわ~」


 グランディーネは、どちらでもいいらしい。


「そういうことなら、草原を進んでみましょうか」


 草原を進むことに決めたわけだけど、その前に一つ検証をしておかないといけない。それは別の入口もしくは出口から異世界渡りで家に戻って来られるのかどうかだ。もしそれが可能なら、別の扉を使って異世界に行き、今使っているテントを持って移動ができることになる。


 元々異世界渡りで使ったテントを移動させても異世界渡りができることは以前の検証でわかっている。だけどもし何らかの理由でテントが破損した場合に保険として、もう一つ出入り口となるものがあれば安心できる。


 今回使うのは、今使っているワンタッチテントよりも少し大きいものになる。さっそくテントを張ることにする。ワンタッチテントと言われるだけあって、張るのも片付けるのも結構簡単にできる。


 私も最初はよくわからなかったのだけど、いい時代になったとでも言えばいいのか動画投稿サイトを見れば詳しく説明しているものがある。それを見てやったわけだ。


 もう一つ大きめのテントを引っ張り出してきて、今使っているテントの横に組み立てる。大きめと言っても、こちらもワンタッチテントなので簡単に立てることが出来た。代わりに小さい方のテントを畳む。このテントを先程組み立てたテントに入れておく。


「それじゃあ検証をはじめます」

「何をするの?」

「今立てたテントで異世界渡りをして、今度はあちらで今片付けたテントを立ててそれを使って異世界渡りができるかの検証よ」

「わたしたちも一緒に行ったほうがいい?」

「どちらでもいいけど、一人はついてきてほしいかな」

「わたしが付いていきますわ~」

「それじゃあグランディーネよろしくね。シルフィーナはこっちで見ていて」


 さっそくグランディーネと一緒にテントの中に入り異世界渡りをする。イメージした場所は最初にたどり着いた草原。


「それじゃあ少し移動しましょう」


 先ほど畳んだテントを肩からさげて森の近くまで移動する。いつもの場所にたどり着いたところでワンタッチテントを組み立てる。組み立てるとは言っても本当にワンタッチで出来てしまうので楽だ。


 念の為ペグでテントを固定する。急な突風などでひっくり返ったり飛んでいったら大変なのでその辺りはちゃんとやっている。


「それでは、検証に入ります」

「はいですわ~」


 検証といっても難しいものではない。ただ家に張っているテントの横へ行きたいとイメージするだけだ。テントの中に入り入り口を閉めて、イメージをしながら入口を開ける。結果は成功だった。それも出てきた場所はイメージした通り家のテントの横だった。


「オトハ、急にテントが現れたわ」


 テントから外に出るとシルフィーナがいた。この時点で異世界からでも異世界渡りが可能なのが確定した。それにイメージ通りに出現したのはいつもテントを立てていた場所だった。


 突然見知らぬ場所や、人がいる場所じゃなくてイメージ通りに異世界渡りができて良かったと思う。地球から異世界へ行くときと同じ法則で出現場所を決められるのなら、だいたいの方向と距離からどこかの畑に中に現れる可能性もあった。


 その考えに思い至ったところでもう一度異世界渡りで異世界に戻り、家の門の内側近くに出るようにイメージをして異世界渡りをしてみた。結果はイメージ通りの場所に現れることが出来た。


 これを利用すれば擬似的な瞬間移動が可能なのではないだろうか? ただ人に見られるリスクを考えると早々に使うわけには行かない。今後は異世界渡りを使うときはしっかりとイメージをしてから使うことに気をつけようと思う。


「これで検証を終わります。この小さい方のワンタッチテントを移動する時に持っていくことにします」

「じゃまにならない? それに重たくない?」

「それについてなら考えがあるわ」


 森の中を行くとなると確実に徒歩以外に選択肢がない。ただ草原を進むとなると話は別になる。何を用意するのかというと、自転車を購入しようと思っている。


 自動二輪、いわゆるバイクのほうがいいかもと思わなくもないが、バイクって燃料がいるし音がなるのでよくないと思った。そういうわけで私が用意しようと思っているのが自転車だ。それもいわゆるマウンテンバイクというものになる。


 マウンテンバイクの後輪部分に荷物が置けるリアキャリアを付けるつもりでいる。そこにテントなどの荷物を乗せれば問題も解消できる。ということで、今から色々と買い物も兼ねてマウンテンバイクを見に自転車屋さんへ向かうことにした。

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