『6章 始まりの場所』のあらすじと登場人物
●6章のあらすじ
白川郷で山岡夫妻と別れた月人と真心。2人は「始まりの場所」を探し始める。高速道路のパーキングエリアで中尾は2人を尾行する怪しい者に気づく。山岡夫妻からの忠告を打ち明けると、2人の身を案じた中尾は「始まりの場所」探しに手を貸すのだった。中尾の情報から茨城県牛久に斎木博士の旧研究施設の存在を知ると、2人は今も厳しい警戒が敷かれる施設に潜入を試みる。中尾の協力のおかげで潜入に成功した2人は、研究室で旧AI研究スタッフの集合写真と謎めいた詩が綴られた便箋を発見する。さらに、中尾から真心の母・城戸博士に関する重大な秘密が打ち明けられた。
●登場人物
☆赤根月人:おしぼり配送業を仕事にし、高級マンションに暮らす21歳。医療用生態AIの初めの被験者。省庁から危険因子として監視される。身の回りに時々起こる不思議な現象を隠しながら生きている。
☆城戸真心:月人の前に現れた16歳の盲目の少女。青白い瞳を持つ『燐炎』という別の人格を持っている。自分の父を探し出し「馬鹿野郎!」と言うため月人と旅を始める。
☆燐炎:真心の中にあるもうひとつの人格。生態AIが関係する謎の人格。
★中尾さん:警視庁テロ対策班の捜査官。特別テロ対策チーム支部への爆破テロ事件、唯一の生存者。自分をかばった月人の父親・赤根宗光に恩義を感じている。今は一線を退き月人の見張り役をしている。
★澄徳住職:茨城県牛久『五暁寺』の住職。斎木博士より預けられた真心を寺の中に閉じ込めて育てた。しかし、それは真心を大切に思うばかりにした行いだった。2人に情報を提供する心強い理解者。
★山岡夫妻:全世界に影響力を持つ大企業「モンターニュ エ コリーヌ」の関係者
・山岡博:かつて妻の聖子を事故から救ったが、頭部を損傷し、記憶と言葉を失った男性。今回、暴走車から命を救われたことで奇跡的に記憶と言葉を取り戻し、人生を再び歩みだす。
・山岡聖子:夫の記憶を呼び起こすために、2人の思い出の地を旅をする献身的な妻。博の命を救った月人と真心に深く感謝し、旅に同行することを願う。
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