『5章 銀杏の木の下で』のあらすじと登場人物
●5章のあらすじ
月人と真心、そして山岡夫妻を乗せたミニバンは飛騨高山を目指した。上高地エリアの厳格な自然保護により検問所で足止めされてしまうが、山岡夫妻から特別なカードが差し出されると、責任者のお見送り付きで通過が許可された。高山市に到着した4人は妓楼の面影を残す旅館ふじふせに宿をとると、風情ある飛騨高山の観光を楽しむのだった。しかし飛騨国分寺に足を踏み入れると御神木の前で真心がふさぎこんでしまう。真心の頭の中で知るはずのない母の記憶が蘇ったのだ。全てが仕組まれたものだと疑う月人は、白川郷の展望台で山岡夫妻に真相を問いただした。夫妻は奈良井宿の奇跡の際、頭に響く声に従ったと告白。それは月人と真心に『始まりの場所』を示唆する内容であった。そして、現れた燐炎は月人に忠告をした。―気が付いた者に気をつけろ―と。月人と真心は旅を離脱し東京へと向かうのだった。
●登場人物
☆赤根月人:おしぼり配送業を仕事にし、高級マンションに暮らす21歳。医療用生態AIの初めの被験者。省庁から危険因子として監視される。身の回りに時々起こる不思議な現象を隠しながら生きている。
☆城戸真心:月人の前に現れた16歳の盲目の少女。青白い瞳を持つ『燐炎』という別の人格を持っている。自分の父を探し出し「馬鹿野郎!」と言うため月人と旅を始める。
☆燐炎:真心の中にあるもうひとつの人格。生態AIが関係する謎の人格。
★中尾さん:警視庁テロ対策班の捜査官。特別テロ対策チーム支部への爆破テロ事件、唯一の生存者。自分をかばった月人の父親・赤根宗光に恩義を感じている。今は一線を退き月人の見張り役をしている。
★澄徳住職:茨城県牛久『五暁寺』の住職。斎木博士より預けられた真心を寺の中に閉じ込めて育てた。しかし、それは真心を大切に思うばかりにした行いだった。2人に情報を提供する心強い理解者。
★山岡夫妻:全世界に影響力を持つ大企業「モンターニュ エ コリーヌ」の関係者
・山岡博:かつて妻の聖子を事故から救ったが、頭部を損傷し、記憶と言葉を失った男性。今回、暴走車から命を救われたことで奇跡的に記憶と言葉を取り戻し、人生を再び歩みだす。
・山岡聖子:夫の記憶を呼び起こすために、2人の思い出の地を旅をする献身的な妻。博の命を救った月人と真心に深く感謝し、旅に同行することを願う。
★旅館ふじふせ:岐阜県高山市にある旅館。遊郭が存在していた頃の妓楼の面影を今も残す老舗の旅館。著名人や世界的セレブに愛される旅館ふじふせは飛騨高山にて大きな権限を持っている。
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