城ゾーン 寺ゾーン
世界の名所、といえばやはり、城と、寺と、神社、教会、大聖堂などは欠かせない。
あるコマンドを使って、町の資金を満タンにした。これで予算の心配はいらなくなった。
足りなくなったら、またこのコマンドを使って、資金を満タンにすればよい。
『名所ガチャ』というガチャを使い、名所ポイントを貯めると、好きな名所をどれでも建てられるというルールになった。
今度は、姫路城を建てよう。そして、このあたりのエリアは、城ゾーンとしよう。
大工の力を借りるまでもなく、建てる場所を指定すれば、一瞬で建設される。
そして、今夜のメシは、メンチカツと、ヒレカツですって!
町の総人口を増やしていくことで、また新たな名所を建設することができるというルールを、今夜の食事の時に知る。
今夜はもう遅い。また明日から、町の建設の再開だ。住宅、商業、工業の区画は、発展するまでに、ある程度の時間がかかるようだ。
手っ取り早く発展させるための近道などは、これといって無いようだ。
「市長さん、市長さん、商業地区には、たとえば、パチンコ店の並ぶ区画とか建てると、みんなそこに集まりますよ。」
パチンコも、ほんのお遊び程度にしないと、依存症とかになる懸念もあるが、このゲームの中では、むしろ発展のために有益なアイテムと考えられているようだ。
城ゾーンは、現存している城だけではなく、今は失われてしまっている、城跡しか残っていないような城も、この名所の町に建設していきたい。
城壁、石垣、堀、城門といった、周囲だけが残っている城もある。
日本の多くの城は、昭和以降に観光用に復元した、いわゆる『なんちゃって天守』などと言われる。中身は、地元の歴史を伝える資料館になっているところが多い。
寺ゾーンには、やはり金閣寺、銀閣寺、それから、法隆寺、唐招提寺、薬師寺、東大寺など、日本の寺を建てて、それから西洋の教会や大聖堂などを建てていく。
町の景観の問題も出てくる。せっかく名所を建てても、町の景観が台無しになってしまっていたら、それこそ目も当てられない。