歴史上の人物たちもやってくる
『パラレルワールドシティ』には、世界中の様々な有名建造物だけでなく、歴史上の人物たちもやってくる。
有名建造物にちなんだ人物たちもやってくるようだ。たとえば、法隆寺なら聖徳太子、東大寺の大仏なら聖武天皇、10円玉にも書かれている平等院鳳凰堂なら、藤原頼通といった具合だろうか。
まずはせっせと区画をつくりましょう。発電所だけはつくっておかないと。ただし、原発は使い方に気をつけないと、取り返しのつかない事故につながってしまう。原発事故が起こってしまったら、町づくりどころではなくなってしまい、一巻の終わりだ。
発電所は、できれば地熱か、太陽光、あるいは風力といったところか。火力は大気汚染のリスクがあるということは、過去の町づくりゲームでも学んでいること。
神部「おや、さっそく・・・。」
あの姿は、藤堂高虎だ。戦国の『築城三名人』としても有名である。
高虎「おお、誰かと思えば、神部鶏三ではないか。
そなたとは確か、別のゲームでも会ったことがあったような気がするが。」
神部鶏三は、歴史上の人物たちと知り合いなのか?と、美琴と楓は感じた。
神部は、歴史上の人物たちが登場するようなゲームを、よくやるようだ。
そして、気がついたら、町にフランス・パリにある凱旋門ができていた。なるほど、こうやって世界の名所とかも建設していくのか。
東京タワーから、車ですぐに行ったところに、エトワール凱旋門がある、という設定にもできるということを示したかった。
せっかくだから、地元の商店街のアーケードとかも、これと全く同じものを、こちらの町にも建設するとか、『パラレルワールドシティ』というゲームは、そういうことも楽しめる、町づくりのゲームだ。
神部「あああああー!なんということだ!
この神部鶏三、一生の不覚!まだ町の名前を決めていなかったんだ!」
神部の脳裏に、『エスペラント』という名前が浮かんだ。
神部「そうだ!この町の名前は、エスペラントにしよう!」
町の名前も決まったら、お次は市長の家の建設だ。
町づくりゲームといったら、やっぱり市長の家を、どのようにデザインするかによってナンボということだから。
こんな、有名建造物ばかりが集う町に、実際に住民を住まわせたら、どんな感じになるのだろう。
まずは、住宅地と、飲食店街、工業地域、スーパーマーケット、それから、農業や畜産も重要なので、農地や牧場なども建設するのは当然だ。食料不足になどなったら、元も子も無いからね。
ひととおり、準備は整った。あとは、有名建造物や歴史上の人物、それに住民を呼び込むことだ。