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紡ぎ、紡げば、紡ぐとき  作者: 大場冥加
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74/100

嘘があるから本当という言葉が生まれたのだろう

嘘をつかれた 私以外愛せないと

私以外愛せない人が 夜の街で堂々と

ハグしたりキスしたり 出来るのか


嘘をつかない なんてないのかもね

小さな嘘の連なりで この世は

支えられているのかもね

嘘がなくなったらこの世は この世は


嘘があるから 本当という言葉が

生まれたのだろう ねえそうだろう

嘘が増えたから 本当という言葉も

どんどん使われるようになった

そういうことかもしれないね


嘘は疲れた 私だけじゃないと思う

嘘つくこともつかれることも

苦手だからもう嫌だ

だけど咄嗟の嘘が 救う日も


嘘をつかない 方が苦しいかも

大きな嘘でない限り いいかも

シンプル世界はつまらぬ

嘘がなくなったらつまらぬ つまらぬ


嘘があるから 本当という言葉が

生まれたのだろう ねえそうだろう

嘘が増えたから 本当という言葉も

どんどん使われるようになった

そういうことかもしれないね

嘘があるから 本当という言葉が

生まれたのだろう ねえそうだろう

嘘がない世界は 面白味のない世界か

ベルトコンベア作業みたいな世界か

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