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愛を知る度に
裸だったシンプルだった
何もなかった
心から人生を素直に歩んでいた
だけどそれは最初だけのお話
本当の自分はもういなくなった
誰かと出会ってゆく脳が埋まってゆく
悪知恵も柔軟性も身についてゆく
本来の姿を晒せている人なんていないよ
悔しさが自分を自分でなくさせる
愛しき人が自分を自分でなくさせる
愛を知る度に哀を知る度に
恋を知る度に濃いを知る度に
消えてしまうでしょ本当の自分は
経験値というぺンキが掛かって
それが重なって厚みが生まれて
誰かの色とカタチになってゆくよ
無心だったそのままだった
まっさらだった
考えるのではなく感じて進んできた
そんなものは今は出来るわけない
染まってる自分が普通になったよ
大人に登ってゆく蓄積されてゆく
吉報も悪いニュースも取り入れてゆく
遮断しないかぎり色を変えられて
しまうんだよな
悔しさに変えられるのも素直なのか
愛しき人に変えられるのも素直なのか
肺を満たしたりハイと発したり
灰に変わったり這いつくばったり
愛は七色の景色を作るから
脳に住み着いて心ついばんで
息を狭めさせ鼓動高鳴らせ
恋はカラダを支配してゆくんだ
愛を知る度に哀を知る度に
恋を知る度に濃いを知る度に
消えてしまうでしょ本当の自分は
愛おしさというペンキが掛かって
それが重なって厚みが生まれて
あなたの色とカタチになってゆくよ




