表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紡ぎ、紡げば、紡ぐとき  作者: 大場冥加
32/100

白球と黒蜜

白球を追いかけ続けた

黒蜜のような土の上で

白球は白さを失った

黒蜜のようにまとわりついた

土のせいでさ


僕の白球のような心にも

黒蜜のような黒いものが

まとわりついていた

マネージャーは僕の心に

まとわりついた黒蜜を

拭き取って白球に戻してくれた


でも僕の投げた愛の白球を

マネージャーは受け取っては

くれなかったんだ

黒い心を持っているが

時に優しい甘さを見せている

黒蜜のようなエースのせいだ


僕が白球投げつけても

エースは簡単に打ち返す

エースが投げつけた白球は

マネージャーのミットに確実に

収まっていた


その後エースは黒蜜のように

僕にずっとまとわりついてさ

いびり続けてきた

真ん丸の白球の僕は

黒くてドロッとしている

黒蜜の世界にドボッと浸った


それからの僕は黒蜜のような

甘い日々を求めずっと

白球を打った

マネージャーにまとわりついた

エースという黒蜜を拭うため

白球を打って打ち続けたよ


そして僕は試合でも白球を

遠くへ飛ばし続けたよ

何度も何度も

バットを振り切り白球を

追いかけた日々に嘘はなかったよ

黒くて甘くてドロッとしてる

青春は黒蜜の味がした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ