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紡ぎ、紡げば、紡ぐとき  作者: 大場冥加
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机だけが居場所

ーメートル四方の そこだけが

つくえイス世界 そこだけが

唯一 学校での居場所だった

体育 移動教室 トイレ 部活

それ以外は ずっと そこにいた


席替えした 席替えをしても

一メートル四方が移動しただけ

そう考えれば 落ち着きはそのまま


席替えから数日 その日は突然だった

無くなった無くなった無くなった

たったひとつの居場所が


そこに在りたいと願う

今を無難に生き進めて

行きたいなって思う

平穏はそこだけなのに

埋まった席の横でひとり

立ち尽くしたままでいるよ

背もたれに抱きついてる

自らの縄張りのように

肩の力抜いてさ

まわりに目を配らずいる

リラックスするなら自陣に

戻ったときだけにしてよ


いつも寝てる授業の 前と後

つくえイス世界 へばりつき

ただただ 学校を消費していた

早朝 休憩時間 授業 お昼

その場面は ずっと そこにいた


でも最近誰がが居座り

一メートル四方が敵陣になり

トイレの個室に落ち着きを求めた


誰かにとってそこは

ただの席かもしれない

でもそこはでもそこはでもそこは

僕の大切な席だ


そこに在りたいと願う

ずっと在りたいと願っても

届かぬ想いがほら

宙にぷかりぷかりと浮く

全方向が敵陣だな

足の裏が張り付いてる

通り道に佇むよ

行き交うクラスメートたちと

ぶつかりそうになる

カラダをひねって避けたよ

幽霊より影が薄いね

悲しみに浸るほどにね


自分の席にイケてる女子が座っている

そこに座れば馴染めて落ち着けるのに


そこに在りたいと願う

今を無難に生き進めて

行きたいなって思う

平穏はそこだけなのに

埋まった席の横でひとり

立ち尽くしたままでいるよ

背もたれに抱きついてる

自らの縄張りのように

肩の力抜いてさ

まわりに目を配らずいる

リラックスするなら自陣に

戻ったときだけにしてよ

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