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マシックガールズ  作者: まーだ
第三章 デミック・パンデミック
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第44話 戦後処理

☆登場人物☆


『ロロ』

主人公。白いボブヘアの少女。瞳の色は水色。

殺し合いを娯楽としている趣味の悪い連中に捕まったため、施設からの脱出を試みる。

事故で左手を失ったが「半魔法少女化手術」によって再生。その後、両親によって売りに出される。

真実を知った後は、帰る場所が無くなり彷徨い歩いていたら、底辺『奈落』へたどり着く。

「希望がなくても前に進む」と決心し、本物の魔法少女として覚醒。

友達のエリスが殺されたことで、魔法が進化。

魔法少女形態【色の魔法少女】

白と黒と金色を基調とした高級感のあるドレス。様々な色の宝石が散りばめられている。

帽子は虚空に繋がっているため、端から見たら頭が欠損しているようにも見える。

羽のような大きな黒いリボンを背負っている。

使用武器は「マジックパレット」

空間に自分の思い通りの絵を描くことが出来る。相手の視覚を妨害できるが攻撃力は皆無。


『ユイ』

奈落に住む少女。レンの妹。

黄色い髪に金色の瞳。姉とよく似ているが、髪は長くない。

「突然いなくなった姉を探す」という願いのもと、魔法少女として覚醒。

魔法少女形態【電気の魔法少女】

長めの黒タンクトップ一枚だけで非常に動きやすい衣装、所々青色に発光している。

電気を操る魔法を使うが、不器用なため姉のように電気で武器を生成することはできない。

そのため、ひたすらに出力を上げ火力にモノを言わせた攻撃を得意とする。



『レイス・アタラクシア』

天才研究員リンネの元助手。黒のポニーテールに黒い瞳。21歳の女性。

リンネをことを信頼しているが、非人道的な研究態度に対しては懐疑的。

リンネの研究を引き継ぎ、「魔法少女病」の特効薬を開発している。

それなりに成果が出ている模様。

「デミ化」手術の開発者であるが、「デミ」の闇については知らされていない。



『アビス』

レイスの助手、兼魔法少女。レイスと同じく黒髪に黒い瞳。

シロとクロが消えてから数日後、突然レイスの目の前に現れた。

レイスの研究のため、自らを実験台として協力している。



------------


enemy


『シルビア』

銀髪で赤い瞳、マフラーをしている。

魔法少女で構成された政府の秘密部隊「魔法少女軍」のリーダー。

ベルセルクと戦っていた。


『ドラグーン』

翼の生えた魔法少女。赤いショートヘアーで黄色い瞳を持つ。

ロロの魔法によって自滅し、行方不明になる。

魔法少女形態【竜の魔法少女】

常に変身状態であるため、外見に変化はない。

竜のような爪、角、尻尾、翼が特徴的。

炎のブレスを吐いたり、上空から隕石を降らせたり、やりたい放題。



エリアCの戦闘は収束に向かっていった。


シルビアは現場の仲間に尋ねる。


「現状報告せよ。」


兵士は敬礼をし、答えた。


「はっ。現存する敵軍のすべての魔法少女を鎮圧。飛行能力を持つ一部の魔法少女は取り逃がしました。」


シルビアは空を見上げ舌打ちをした。


「やはり、私が現場に居たほうが良かったな……。被害状況は。」


「我が軍の戦力31の内、死者5、重傷者12、行方不明1であります。」


「行方不明?ドラグーンか?」


「ええ、通信機も機能していません。」


「なるほど、死者に一名加えておけ。」


シルビアはそう伝えると、その場を後にした。


---------


エリアC脱出の数日後、ロロはとある施設に来ていた。


魔法少女研究室。


ふざけた名前だが、魔法少女病が発見されてからは大変に注目される研究施設となった。


そして、デミ技術の開発元でもある。


ロロは今日、デミの開発者である、レイスに話をつけにきた。


何故、デミを作ったのか。ロロはその理由だけが聞きたかった。


そして、もしそのレイスが悪意を持っていたとしたら、刺し違えても殺すつもりであった。


「あら、お客さん?どうぞどうぞ。」


レイスは笑顔でロロを出迎えた。


ロロは研究室の椅子に座らされた。


「アビィ、お茶持ってきて。」


「はーい。」


ボディーガードはまるでいない。

研究室にいるのはレイスと不気味な少女、アビスだけだ。


「レイスさん。ですね。」


ロロは確認のため聞いた。


「そうだよ。」


レイスは答えた。


「私はデミです。」


「なるほど、なるほど。」


レイスは嬉しそうに頷いた。

自分が発明した技術によって救われた。そう思っている顔だ。


この時点で、レイスに悪意がないことをロロは理解していた。

しかし、度しがたい気持ちを抑えきれず、ロロは単刀直入に聞いた。


「あなたは今、デミがどんな状況にあるか知っていますか?」


すると、台所の方で、皿が割れる音が聞こえた。

ロロとレイスは振り向いたが、そこには誰もいない。


「アビィ?」


アビスはロロの後ろに立っていた。

そして、後ろからロロの首を軽く締めた。


「ぐっ……」


「それ以上は言うな……」


アビスは低い声で脅すように言った。


「ちょっと、アビィ!何してるの!やめて!」


レイスはアビスを止めるため、立ち上がった。

アビスは入り口に瞬間移動し、ロロを追い出した。


「もう近寄るな。」


アビスはロロにそう告げた。


レイスはアビスを追いかけ、廊下に出た。

そしてアビスを叱責した。


「アビィ!失礼でしょ!」


アビスは親に叱られた子供のように、黙ってうつむいた。


ロロはその隙を見て叫んだ。


「あなたの発明でたくさんの人が苦しんでる!力をもたない魔法少女は奴隷として弄ばれている!知っていましたか。レイスさん。」


アビスはロロの口を塞ごうとしたが、既に遅かった。

その言葉はレイスの耳に入った。


「何言ってるの……?」


レイスは信じられないような顔をした。

当然だ。

自身の発明は国や民から賞賛された。

レイスは裏の顔なんて目にしたこともなかった。


「エリアC、数日前に反乱が起きました。そのおかげで、私や他のデミたちは解放されました。だけど、多くの人が犠牲になりました。」


「ははは、嘘でしょ?」


レイスはアビスに聞いた。

しかし、アビスは黙っていた。


レイスは突然の倦怠感に襲われ、力が抜けたように、崩れ落ちた。


聞いた本人であるロロも、少し罪悪感を感じていた。


その時……


「そいつの話は本当だ。」


突如、ロロの後方から声がした。

二つの人影が見えた。


レイスはその声に聞き覚えがあった。

忘れるはずがない。


「どうして、あなたが生きているの……?」


声の主、赤い髪の女性はにやりと笑った。


「リンネ博士……」


かつて、白髪の魔法少女に惨殺された研究員。

リンネがそこに立っていた。



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