表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マシックガールズ  作者: まーだ
第一章 魔法少女という病
1/97

プロローグ

この話は魔法少女の説明みたいなものであり、本編とはあまり関係がありませんが、

博士と助手はそのうち本編と関わってきます。


☆登場人物☆


『博士』

謎の人物。女性。

世界的に有名な研究者であり、魔法少女になってしまう病気「魔法少女病」の研究をしている。

「魔法少女病」の特効薬を開発するため、被験体として送られてきた魔法少女に対して、あらゆる実験を行っている。



『助手』

博士の助手。女性。

博士をことを信頼しているが、非人道的な研究態度に対しては懐疑的。

「博士、例の子を連れてきました。」


扉は自動で開いた。

助手と思しき人物は一礼すると、すぐに退出した。


博士と呼ばれる女性は眺めていた資料とコーヒーを机に置き、

連れてこられた少女の前に立った。


「そうか、君が……」


「私!魔法少女なんです!!」


少女は博士の言葉に食い気味で答えた。


「魔法少女、ねぇ。」


博士は頭を抱えた。


博士の仕事は未知の病や不治の病の治療薬の開発することである。

実績もあり、博士の治療薬により数億人の人々が救われると言われるほどだ。


少女もまた未知の病気にかかっている。


「魔法少女」になってしまう病気。


ふざけた症状だが、博士の元に連れてこられたということは冗談ではない。

少女は間違いなく「魔法少女」だ。


「あの、私、治るんでしょうか……」


少女は治療を望んでいた。

だが、ここで行われるのは治療ではない。

臨床実験もとい人体実験だ。


「ああ、尽力しよう。」


博士は少女の頭を撫で、そう言った。



----------



「調子はどうですか、博士。」


博士は助手の淹れたコーヒーを手に取り答えた。


「彼女の体液から異常反応が見つかった。

 実験を繰り返せば特効薬が作れるだろう。」


「よかった。それで、あの子は助かるんでしょうか。」


博士は口につけようとしたコーヒーを一旦机に置き、言った。


「彼女には、まだ実験に付き合ってもらうつもりだ。」


「もう、必要ないのでは……」


助手は不安そうに言った。


「必要以上の犠牲を出さないためだ。病気の症状について調べる必要がある。」


博士はそう答えると、白衣を着てから少女の部屋へ向かった。


----------



『魔法少女』


コミュニケーション能力に人と変わりはない。

また、食事、排泄、睡眠といった日常生活も人と同様である。

だが、髪や爪が伸びない、体重が変化しない、という肉体的成長が見られない。


魔法少女に変身すると、容姿が変化する。理由は不明。

身体能力が大きく向上しているようだが、筋肉量の変化などは見られない。


魔法少女は体の再生能力が高く、どんな重症でも、数十分で完治できる。

即死でなければ、致命傷でも回復できるだろう。

しかし、治療中は回復に専念するためか、魔法少女の力を使うことはできない。


食事や睡眠による健康状態に関係なく、魔法少女は次第に衰弱していく。


魔法少女は死ぬとき、体の四肢が腐るように落ち、暫くして液状化する。

さらに時間が経つと気化し、完全に消滅した。


液状化した魔法少女の保存を試みたが、失敗した。

密閉空間すら貫通し痕跡の一つも残さなかった。


魔法少女は一種の病気である。

極端に精神状態が衰弱している人に多く見られる。


私はこの病気を『魔法少女病』と名付けた。

現在、特効薬の開発を急いでいる。


----------



「博士。新たな魔法少女が送られてくるそうです。」


「そうか。」


博士はいつものように助手の淹れたコーヒーを口につけた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ