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二球目、ダーク(ゾーン)ファンタジー

一話だけじゃ物足りないなぁと感じたので。

基本行き当たりばったりです。

「ちょっ、ちょちょ、ちょっとまってくれ。」

 

 俺は目の前にいる奴が何を言っているのか分からず、訳のわからないジェスチャーを繰り返し流れを止めようとした。

 足や手が今までなかったくらい忙しく動く。

 傍から見れば高速で奇妙な踊りを踊っているように見えたのかもしれない。そんな動きを相手に披露しつつ、コイツは何を言っているんだと頭を働かせる。

 ”全自動盆踊りマシーン、ショータ君。お値段19.800円”って何を考えているんだ俺は。どっかにボケを挟まないと死んじゃう病なの?

 慌てふためく俺を見ながらドラフト云々と言ったヤツが口を開いた。


「ああ、失礼。何も知らない貴方にそんなことを言っても、理解できないのでしたね。」


 ゆっくりと落ち着いて、それから話しましょうと語りかけたソイツとその周辺のやつらは俺の回復を待った。その間、身動きも言葉も発さない。

 暫くしてから少しずつだったが俺に冷静さが戻ってきた。

 手足をばたつかせ踊る俺に見るやつら、不気味な光景だ。それにちょっと恥ずかしい。

 よし、俺は正気に戻った。


「そろそろよろしいでしょうか。」


 冷静になったと察したのかさっきのやつが俺に話しかけてくる。

 良く見ると黒っぽい外套みたいなものを羽織っているが、俺と同じ人間の男だ。髪の色が白っぽい金色で短く刈られている。座っているから良く分からないが、俺より少し背は高そうだ。肩幅は広く、筋肉質な体躯の持ち主っぽそうだ。なんていうか、深夜の通販に出てくるアメリカ人というイメージが俺の感想だった。名前はきっとジョージだなと勝手に設定を決める。


「ああ、いいよ。ただ俺から先に聞きたい。あんたが何人か知らないがここはどこだ?俺はなんでここにいるんだ?まさか漫画じゃあるまいし、悪の組織の秘密基地っていうんじゃないよな。」


 男はちょっと考える仕草をしたが、すぐに俺に顔を向けて答えた。


「名乗るのが遅れましたねすみません。私はジョージ・マッキンジー。帝都アイアンナイツ所属のキャッチャーをしています。」


 ってかマジでジョージかよ!しかもなんか微妙になじみのある名前とポジションだなおい。それに、帝都アイアンナイツなんてどこのチームだよ、帝都って頭ファンタジーすぎるだろ。

 思い至りつい俺は口に出してしまう。


「えっと…。ここって、もしかして日本じゃ、いや地球じゃない?」


 マッキンジーは満面の笑顔で答えた。 

 

「はい、その通りです。ショータさん。」


俺は景色だけじゃなく目の前すらも真っ暗になって倒れた。



やっぱり頭のイメージを文字に起こすのは大変ですね。

世界観が固まってないのでもうちょっと続くと思います。

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