冬に咲く花
冬に咲く花
恋の花
とても白くて
どんな色にも染まる花
永遠には咲かない花
いつかは枯れる花
高校
それは一般的に15歳から18歳が通う学舎
私は高校に通っている
一般的な女子高生
そんな私にも夢がある
それは小学生の頃に見た夢
私は地震で両親を亡くして
食べるものもなく
寒い中
ボロボロなアパートで
薄い布団の中寝ていた
そんな中見た夢
暖かかい夢
汚くて冷たい私に手を差し伸べてくれた
王子様
名前はポッピー
笑顔が似合う王子様
茶色くて、キラキラした馬に乗って
私を運ぶ
ポッピーの背中は暖かくて
大きい
ふと気が緩んで寝てしまった
目が覚めたら
寒い部屋に私はいた
夢から覚めたのだ
身体が冷たい
でも
ココロは暖かい
私は願った
また、ポッピーに会いたい
高校生活
一年が早く過ぎ
高校二年生になった
でも
ポッピーはまだ見つからない
私はあの夢からずっと
ポッピーのことを考えてる
恋をしている
私は不幸だといつも思う
なんたって初恋は夢の中の人
そんな人はこの世にはいないって
もうわかっているけど
探しちゃう…
そんな高校二年生の4月が過ぎて
1月になりました
この月は寒い月
でも、美しい
なんたって
ポッピーの月なんだ
私はポッピーを忘れられない
忘れたくもない
1月になると感じる
ポッピーの温もり
恋の温もり
恋の花の存在
恋の花はいつ咲くの?
恋の花は冬の花
とても白くて
どんな色にも染まる花
永遠には咲かない花
いつかは枯れる花
私の恋の花は白色
それは永遠に消えない
悲しい花
会いたいよ……I miss you