始まり
....僕の名前は佐藤圭介[サトウ ケイスケ]。
唐突だが、聞きたいことがある。
...「あなたは、人間と鳥が平等な世界だったら、どう思う?」
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「ふが」
-そんな、とても女子が出すとは思えない謎の音を発しながら、私は目覚めた。
---.....ああ、眠い。
二度寝してしまおうか-
そう思いながら、私は時計を見た。 その時だった。
「ふ、ふがああああ!?」
私が見た時計には、8:34と表示されていた。
大変だ。もう授業が始まっている。
「ぶひ、ふがぁ」
私は食パンをくわえ、おもいっきりドアを開けた。
「ぶひいいいぃぃいい!!!!!!」
-そして学校についた。
ヤバイ、体育館から校長先生の声が聞こえる。
[うあああああああああああああああああああ]
私は混乱しながらも、体育館の扉を開けた。
「ぶ......」
ああ、皆の視線が私に注がれる。
私は、いつものように自分の席に座った。
嗚呼、何気ない日常が今日も.....。
私は学校が嫌いだ。
なぜか?それは、何気ない毎日しかないからだ。
あー、暇だなー。 何かした
「ちょっといい?」
ん、誰だろう。
こんな私に話しかけてくるなんて。
振り向いた瞬間、私は言葉を失った。
-だってそこにいたのは。
「どうしたの?変な顔して。」
鳥だった。
かわいい。...じゃなくて、
なんで!?
嗚呼、神様、やっぱり何気ないほうがよかったかなー、なんて。
「...ぎやゃああああああぁぁあああ!?」