6.謎の依頼
どうも、リクルートです。
6話です。今回は割と短めです。
俺は、無事に大型ゾンビを討ち果たし、基地へ帰還。
そして、また新たなミッションへ。
その前に、武器庫へ向かう。
「ゾンビゲームみたいに弾とかあんま落ちてないから、ここから持ってくしかないんだよな」
ハンドガンは50発ほどあるから大丈夫。
ショットガンの弾を10発
アサルトの弾を100発ほど持っていく事にした。
そして、基地に戻る。
「一弥…休まなくて大丈夫か?」
華澄が心配してくる。
「ノープロブレム」
俺は即座にそう答える。
「本当に大丈夫〜?」
「無理すんなよ、まだ来て間もないんだから」
優しい…心が温まった。
「次のミッション…というか、頼まれ事なんだが、東住宅街に住んでいた佐ケ野のいう老婆が家に物を取りに行って欲しいそうだ、住所はここだ」
住所の書いた紙を渡してくる。
「じゃあ、早速向かうか」
俺達は、バギーに乗り込み、住所先へ向かう。
住所先へ到着。
「何か、荒れてね?」
窓ガラスも割れていて、家にもヒビが入っている。
「入るぞ」
ドアを開け、家の中に入る。
部屋の中もやはりぐちゃぐちゃだ。
「暗いね」
荒れているせいか部屋も暗い。
「特になにもない?」
俺がそう言うと。
「一弥!後ろ!」
大祐が叫ぶ。
「え?」
振り向くと、大きな斧を持ったゾンビが斧を振りかざして来ていた。
直撃はしなかったが、肩に斧が当たってしまった。
「ぐっ!」
俺は、座り込む。
「この!化け物め!」
大祐は拳でゾンビを殴る。
ダメージを受けたようだが、耐えている。
「ハァァッ!」
彩花が華麗な足技でゾンビに攻撃していく。
「くたばれ!」
大祐の渾身の一撃が決まった。
「ちょっと、元々荒れてたのをさらに荒らしてどうするのさ〜」
「あぁ、ごめんごめん」
この戦闘でさらに部屋が荒れたのは事実だ。
「一弥!大丈夫?」
「大丈夫…治療薬をかければ」
俺はいつも通り、治療薬をぶっかける。
出血はすぐに止まり、そのうち傷口も塞がる。
「えぇ」
2人は同じ反応だ。
あれ?もしかして引かれてる?
「お前の能力ってすげぇな」
「いや、そんな事ないでしょ、大祐と彩花の能力の方が戦闘には向いてるよ」
すると、大祐と彩花は向かい合い、笑う。
「何言ってんだ、お前の能力はチート級だぞ?」
「私達がそんな怪我して、治療薬使っても、すぐには治らないよ?1週間以上はかかると思う完治に」
再生能力があるなしでは、結構回復力に差があるようだ。
リビングを歩いていると、謎の地下への階段を見つける。
「これって、さっきの大祐の攻撃で出てきたんじゃ」
「この下にあるかもしれないから行ってみよう」
地下は洞窟みたいになっていた。
洞窟なのになぜか明るい、光があるのか?
先に進んでいくと、古びた扉があった。
扉を開け、その先には。
「なに…これ」
俺達が見たのは、巨大な蜘蛛の巣だった。
「見て、あれ…」
彩花が何かを指さす。
彩花が指さした先には、老婆が変わり果てた姿で吊るされている。
「ヤバい…」
大祐はトランシーバで華澄に連絡する。
「華澄聞こえるか、そっちにいる、佐々野って老婆は偽物だ、本物はもう死んでいる」
「なんだと!?」
「華澄はその偽物を捕まえてくれ」
大祐が華澄と連絡している時。
「大祐!危ない!」
俺と彩花は同時に叫ぶ。
「え?うわっ!」
大祐は、蜘蛛の糸に巻き付かれ動けなくなる。
「なんだこれ!全然剥がれねぇ!」
必死に剥がそうとするが全くビクともしないようだ。
すると、上から巨大蜘蛛が現れる。
「なんだ…こいつ…!」
「私もわからないよ…何なのこいつ」
「ぎしゃぁぁっ!」
巨大蜘蛛は巨大な鳴き声をあげる。
大祐は動けない…俺と彩花でやるしかないのか…!
あの糸に全員囚われたら終わりだ。
「あの糸に気おつけよう…!行くぞ!」
「えぇ!」
俺達は、巨大蜘蛛との戦闘を始める。
そして、華澄のほうは…
「追い詰めたぞ…偽物…お前は誰なんだ?」
華澄は偽物を行き止まりまで追い詰める。
「バレたか…でも今頃、あの3人組は、俺のペットの飯になっているだろうな」
謎の人物は、老婆の顔を剥がす、覆面だったようだ。
「何が目的だ」
「あのお方の為…あの3人組は邪魔者すぎる…そしてお前もね」
「ほう…やるつもりか…」
ここは、安全場所の端っこ、人はあまりこない、ここなら大丈夫だな。
「ちょうどいい、最近運動不足だったんだ、リーダーとしての強さを見せてやるとしよう」
華澄も謎の男との戦闘が始まった。
6話ご覧頂きありがとうございます。
一弥達は、巨大な蜘蛛と戦闘
華澄は、謎の男との戦闘
この謎の男は物語の鍵を握っていそうです。