突然過ぎる勇者VS魔王
「それにしても、ご先祖様もよく自分を殺せる雷相手に立ち向かえるものですね」
アソウギが仲間になって少し後、この間公園でパンを食べたのが結構良かったからとそれぞれ仕事が早終わりになったので折角だしと公園に来てみた。
そこに座って黄色のアソウギが持ってきてくれた常識的な量のパンと近くの屋台にあった食べ物を気になる順に買い漁って食べていると、ふとガルドルがそう呟いた。
「ええと……それは赤の僕と戦った時の事ですよね?」
「そうです」
チキンの照り丸焼きなんていうクリスマスでもなければ食べられ無さそうなものを丸っと一呑みにして、ガルドルは肯定した。
喉を通している最中なので頷く事は出来なかったらしい。
つっかえてたみたいだし。
「僕は雨も苦手ですが雷も苦手でしてね……なにせ死因になり得るので」
「僕としても死因にはなりますよ? 天敵の帝釈天は雷を使いますから」
「それでも扱えるだけ凄い事です」
何か凄い話をしてるなあ、と思いつつ私はカレーパンを頬張る。
「あれ、これ何肉? 豚でも鶏でも牛でも無いような」
「んー、カレーってスパイスが強いから鼻からは情報取りにくいんだよねー……一口良い? 主様」
「うん」
「あむ」
クダの口、というかマズルの構造からすると一口でぱくっと行けるだろうに、気遣ってか小さい一口だった。
子供の一口分みたいで可愛らしい。
子供ってアレで結構ガッツリ行く事多いけど。
……で、大口開けて頬張ったは良いけど頬の内容量が足りないから口から零れるコースだったり。
親戚の子がそんな事になっててお洋服が大変な事になっていた思い出。
「んむ、これ鹿肉だね」
「鹿肉」
「脂少な目タンパク質と鉄分多めで女子ウケ良いお肉だよ」
「お肉に女子ウケとかあるんだ……」
私はカロリー同じならタピオカよりもラーメン派だけれど、シャレオツな女子はサラダ食ってスムージー飲んでるイメージ。
豚しゃぶくらいしか肉食べて無さそうなイメージだったが、彼女たちは鹿肉で動物性たんぱく質を得ていたのか。
鹿肉ってジビエイメージだから女子力っていうか男前な印象だけど。
「……つーか、さっきから思ってたけど人外用にっておかしな肉混ざってねえだろうな。俺は生きる為なら大概食ってきたけど、ミミズはもう食いたくねえぞ」
「待ってシュライエン待った待ったミミズ食った事あんの!?」
「土とミミズならミミズ食うだろ。少なくとも栄養にはなる」
「マジで奴隷使い適性がある人への環境どうにかした方が良いんじゃ……」
「別に、今はそうじゃねえから良い。他のヤツは知らねえ。少なくとも俺相手に手を差し伸べた奴隷使いは大将だけだったぜ」
「そりゃ私は余裕あったからね?」
言ってしまえばルーエのファインプレーが光った結果だ。
ルーエがくれたお金と情報のお陰でこうもハッピーライフを送れている。
そうじゃなかったらハッピーさんとは会えないままライフだった可能性が高いくらいだ。
……私ってわりと運は良い方だし対人運も比較的良いけど、一般受けはしないからなー……。
何かよくわからない尖り方をしてらっしゃる方にモテるという感じ。
ちなみにその結果がストーカーさんである。
良識ある尖った方はストーカーさん達の仲間入りをして私の生活を守ってくれるが、良識が無いヤベェ尖り方をしたのは私を狙ってくるからよろしくない。
まあ変な痴漢が居ても即座に明らかヤのつくご職業っぽいおじ様が痴漢の腕を捻り上げて助けてくれたし、私の家のドアノブ前で自慰して液体ぶっかけようとしてたヤツはホストな恰好したお兄さんとテレビで見た事ある大手会社の重鎮レディさんに沈められたが。
尚どちらの件も助けてくれた方々はストーカーさんだった。
おじ様はストーキングの結果、お兄さんは不法侵入して家の掃除してた結果、重鎮レディさんは監視カメラで見つけた結果らしい。
それはそれでアウトな気がするけれど、助かったのは事実だし私に実害が無いならオッケーである。優しい人達だし。
……とにかく、そういう方ばっかりなんだよなー知り合い……。
これで私に今の奴隷使いに対する対応の改善を求める力があるならともかく、そこまでの実現力は無い。
そういう時こそ政治家になる人が居るんだろうけど、私政治系苦手だし、なによりそういう方の受けは悪いと思うのだ。主に革命家的な意味で。
……いっそルーエに訴えるかとも思うけど、人外ってその辺雑だからどうなるか……。
人間側が聞けば答えてくれるように、助けを求めれば幾らでも助けてくれる気はする。
あとはルーエ一人でどこまで出来るか、だ。
他にも発言力強そうな人居たっけ。
……えーと、太勇とか? あとは前に一回何か困った時に助けてもらうって約束した商人ギルドとか……。
マリクも発言力強い立場っぽかったけど、マリクは今色々と自我を芽生えさせてるところだからやめた方が良いだろう。
自我が芽生え始めてるところに個人的過ぎる頼みごとをして人格形成に偏りを生んではよろしくない。
「本当、雷は……雨は体温の問題ですので、前回の失敗を経て対策を施しました。しかし雷は駄目です。身がすくんでしまう」
雷についての話はまだ続いていたらしく、ガルドルが腕をさすってその大きな身をぶるりと震わせた。
どうやら相当、本能的な恐怖があるらしい。
人間がゴキ見た時にやって来るあの拒絶感に近いんだろうか。
「原種は全く気にせず突っ込んできてましたけど……赤の僕が雷を纏っても気にせず巻き付いて骨をへし折りにきてましたし」
「ご先祖様ですから。僕は見ての通りにか弱い華奢な体なので、怖いものは怖いのですよ」
人間から見たガルドルはか弱さも華奢さも全く無いが、原種を見た後だと納得は出来る。
アレに比べれば殆ど全部が爪楊枝だ。
「というかガルドル、それってこういう場で言って良いものなのかね?」
「おやイーシャ、それはどういう事ですか?」
「ここ公園だから普通に耳立ててる通行人とか居るよって事。ガルドルが気付かないわけないだろうにさ」
「まあそうですし、実際これは僕の弱味の部分なので上位に立とうとする者は利用しようとするでしょうね。残念ながら僕は魔法で出された雷は全然平気ですけど」
「あ、そうなんだ?」
「服にも雷無効化の魔法をしっかりと付与させていますし、末裔かつこの矮躯とはいえ神話に登場し神と相打ちまで持っていく蛇ですから。並みの雷であれば問題ありません」
「では、並みでない雷とは何だ?」
自分からすればどれも雷に思うが、とカトリコが足でパンを持ちながら問う。
「…………神やそれに連なる者が扱う雷は駄目です。貫通性が高いというのもありますし、それこそ神話級に拵えさせた服や装飾品で無ければ防げませんから」
「原種は赤の僕が使う雷が当たってもピンピンしてましたよ? そもそも僕も雷にやられる側なのであまり扱いが上手ではないですし」
「それはご先祖様の場合、体積が違い過ぎるからというだけの話です! 僕の場合は即死なんですよそんなもの!」
「バケツとお風呂じゃ水を入れた時の許容量が違うみたいな感じ?」
「そうです旦那様! 僕じゃ受け止めきれずに死ぬしかないんですよあんなもの! ご先祖様は体積分だけ雷を分散させて薄める事が出来るから耐えられますけど!」
成る程なあ。
そう思いつつ串焼きを食べる。
お、これ蜂蜜系で甘い。照り焼きとはまた違う甘さだけど焦げの香ばしさもあって良いね。美味しい。
「……とにかくそういう事なので、神または神に連なる者が落とす雷、そして自然の雷も苦手ですね。自然の雷は町中に居れば問題はありませんが、それでもやはりあの音も光も苦手です。本能的に死を幻視しそうになってしまって……」
「自然の雷も駄目なの?」
「自然な現象であっても、雷はそれだけで信仰対象になり得ますから。結果ほんのり神っぽい気配を感じるので駄目です。あと単純に自然には勝てないので」
「あー…………」
これで原種サイズならともかく、十メートルサイズなガルドルからしたら確かにそうなるだろう。
人間が台風や津波には勝てないのと同じだ。
対策は出来るけど生身で向かい合ったら死ぬヤツ。
「ん? ところで町中なら大丈夫っていうのは?」
「それすら知らねえのかよ……俺でもそんくらいは知ってるぞ大将」
ザクザク音を立てながらコロッケを食べているシュライエンがそう言った。
「そのレベルで常識なの?」
「そのレベルで常識なんだよ。大将は故郷について隠す気ねえのか?」
「明言さえしなければそれなりに自己解釈してくれるかなって。いきなりその故郷を思いつく事も無いだろうし」
「そりゃそうだろうけどよ……」
そもそも普通に考えて目の前に居る常識が足りてない女がまさか異世界出身とは思うまい、という事だ。
コンビニとかでつけられる割り箸を不思議そうに見る女性が居たって、普段誰かに買って貰う事が多いかもしやコンビニ来た事無いのかなって思うだけで、異世界出身なんじゃと思ったりはしないだろう。
何なら思う方が頭の病気扱いされるような気が。
「で、町中がセーフポイントなのは」
「避雷針役の人外がそこら辺に居るから、よ」
基本的に一日一食、少ない朝食を食べるくらいなエルジュは何も手に取らないままそう告げる。
「雷が駄目な人外が居るように、雷が全然平気な人外も居るの。種族によっては避雷針になる特性の子も居るから、そういう子が交代で決まった場所に座り続けたりして避雷針の仕事をしたりするのよ」
「避雷針役……」
「普通の避雷針だと、人外がうっかり落とした雷を逃しちゃうから。そういうの対策で避雷針役が必要なの。彼らならそれらにも対応可能だし」
「へえ」
よくわからないけれど、雷にも色々種類があるらしい事だけわかった。
「あーっ、喜美子!」
成る程なあと思っていると、周囲に響く聞き覚えのある声。
「ギルドに居ないと思ったらこんなところに!」
「太勇」
前回の事でちょっと対策を練りでもしたのか、大声を出しても周囲の人達は太勇に気付いていないようだった。
太勇はそのまま大きく手を振りながら駆け足でこちらまでやってくる。
「時間あるし喜美子に会えるんじゃと思って歩いてたんですけど、偶然で会えるだなんて……これはもう偶然じゃなくて運命ですね!」
「大将を探してた時点で大将が行きそうな場所狙ってたんだろうから運命どころか偶然でもねえだろ」
何か今、太勇とシュライエンの間に火花が散ったような。
「……お前、まだ喜美子の隣に居たのか。忌々しい」
「ハ、そりゃあ俺は大将の奴隷なんでなあ。テメェと違って所有物なんだからそりゃあ居るさ。所有物にゃなれねえテメェはとっとと問題解決に奔走してろよ勇者様」
「残念ながら国王がゆっくりとだが傀儡から脱してきたお陰で、それぞれの地域に居る有力者に頼むってのをやるようになったんでな! 俺一人に全部をやらせようって案は無くなり、俺は今比較的自由が利く身だ!」
「へえへえそれはそれは。勇者様が動けば勇者様を呼んだ国の名誉と実績に繋がる上、酷使すりゃあ思考停止した都合の良い傀儡が出来上がるところだったろうにお偉いさん達も残念だっただろうよ」
「ぐっ……た、確かに大学生でバイトはともかく正社員とかの就職経験が無い結果うっかりブラック企業に洗脳された新入社員みたいになりかけていたが! 今は色々変わったからそうでも無いぞ! 良くない奴らは国王が意外にも記録取ってたもんだから次々悪事がバレてて失脚中だしな!」
「胸張って言ってるけどテメェは何もしてねえだろうが。いや、俺を捕まえはしてたなあ? その結果俺はテメェが惚れた相手の所有物になったわけだが」
「ぐぬおあああああああ!」
何か太勇が発狂してる。
そしてシュライエンはまるで見せつけるように私の肩に頭を乗せてきた。
……なんというか、シュライエンってスキンシップ嫌がるけどシュライエンの方から来る事は多いよね。
構おうとしたら逃げるけど構おうとしてない時は懐いてくる猫みたいだ。
人間だけど。
……というか、私が知らない間に貴族街やお城の方でそんな事が……。
改革系でよく見る断罪シーンとかあったんだろうか。
その事実に私全く関係無いけど。
知らないところで色々起こってるんだなあと思うだけだ。
まあ地球に居た時も事件なんてニュースで見るくらいだから、基本的には他人事だったしねえ。
「っていうか飼い主様、のんびりしてるけど気を付けた方がよくない?」
「うんうん、つい先日この事で注意されたわけだし」
「え?」
ミレツとニキスの言葉の意味がわからず問い返すと、真顔ながら微妙な顔をされた。
目がめっちゃ物を言う。
「……マスター様、先日のヒュドラ……ユドとの会話を思い出してくださいまし。あの男がわざわざ忠告していたのに、ギルド内ならともかく公園でコレですから……」
「あ」
リャシーの言葉に遅れながらもようやく思い出す。
そういえば太勇と一緒に居るのをザラームに見られたら一発で裏切り認定出されるかもで危ないんだっけ。
翌日にアソウギが謝罪に来てそのまま仲間入りしたり日常に戻ったりですっかり忘れてた。
「でもまあ問題さえ無ければ」
「残念ながら主様、全力でフラグだったみたい?」
苦笑したクダのもふもふした指と鋭い爪が示す先を見れば、貴族が着るような服を身に纏った五メートルサイズの女性が居た。
服に覆われていないその顔は火傷の痕が残っていて、こちらを見る目はまるで火花が弾けて雷が舞い踊るかのよう。
つまりはザラームさんがいらっしゃってますね。
……死んだかな?
「…………これはどういう事だ?」
低い、血を吐くような、地を這うような声が響いた。
晴天だった空が急に曇り始める。
……あ、これラスボスが登場した時によくあるヤツだ。
こりゃ降るぞと思ったので広げていた食べ物をささっとアイテム袋に仕舞う。
食べ物を雨粒コーティングはしない派です。人間なんで。
「そこに居るのは勇者だな。ああ、わかるとも。見ればわかる。肌でわかる。そこに居るのは忌まわしき勇者だと。憎むべき存在だと……!」
ザラームが一歩踏み出す事に地面がひび割れ、公園の芝生から土が覗いた。
何かもう重力に影響が出てるんじゃないかという重さもある。
海の中でも無いのに重力を肌で感じる日が来ようとは。
「なのに、キミコ、貴様は何故そこに居る。何故勇者と共に居る。貴様も我を裏切るのか。貴様は……我を、裏切っていたのか!?」
雨の匂いがしてきたと思ったら、まだ雨は降っていない雨雲からゴロゴロという雷の音が響いた。
同時にガルドルがビクリと跳ねて私に巻き付いてきた。
嘘だろ何でそこで私に来るんだ雷から守れるポテンシャル無いないんだけど私。
というか完全にバッドエンドルートが目の前だよねコレ。
駄目だ危機管理能力が死んでるのと怯えるガルドルよしよしする事に意識割いてるもんだからいまいち緊迫状態になれない。
向いてないんだよそういうの。
「…………ルーエから聞いたよ」
明らかに重力が重くなってるよなあというような状況の中、先程までシュライエンと子供のような言い合いをしていた太勇が立ち上がった。
うわあ、凄く勇者っぽい。いや勇者だったわ。
「かつてこの国があなたにした事、勇者がした事、全て聞いた。俺はあなたを倒そうと思っていたが、それを聞いたら一気に揺らいだ。あなたが悪では無かったからだ」
しかし、
「こうなってはそうもいかない。加害者だ被害者だは最早関係ない。彼女の敵が俺の敵。俺にとって彼女は、喜美子は光だ。愛しい相手だ。いつか告白すると心に決めるくらいには愛している!」
太勇はザラームに向かい合い、叫ぶ。
「彼女に何かするつもりなら、俺にとってのお前は悪だ!」
「ク」
クク、フフ、フハハッ、
「フハハハハハハ! 随分と面白い事を言うな勇者よ!」
ザラームは身を屈めて笑みを零していたと思ったら、一気に顔を上げて高笑いをした。
太勇を見下ろすその目は完全にイッちゃってるし、立ち姿も何もかもが完全にラスボス。
ラスボス戦を彩ろうとしてか、それともザラームの感情が天候に影響を与えているのか、ざあざあと勢いが強い雨まで降ってきた。
体温調節の魔法や汚れない魔法が掛かった服だから良いけれど、そうじゃなかったらお尻とかがぬかるんだ地面で大変な事になるし、大雨で冷えた結果熱を出すところだ。
いやまあ、今目前にあるのは熱程度じゃ済まないだろう危機だけどさ。
……何でまた私がヒロイン的立ち位置に……。
頑張って勇者様とも負けないで魔王様とも言わないんだけど私。ヒロインポジションじゃないんだけど私。
奴隷であるガルドルに巻き付かれてよしよししながら座り込んだまま様子を呑気に見守ってる時点でヒロインメンタルでは無い事がよくわかる。
そんなにもこの世界はヒロインポジが居ないんだろうか。
ヒロインポジが居なさ過ぎてとりあえず私をあてがっといたんじゃないか疑惑が出て来るレベルで向いてないぞ私は。
「……よし、滅ぼそう」
ザラームの顔から笑みが消えた。
「我は人類を愛しているが、もう駄目だ。この裏切りは許せぬ。人類を滅ぼし、キミコだけ城に連れて帰るか。そうだ、それが良い。我が城で飼い殺そうではないか。キミコが死んだ時、世界から人類が消える……」
フハ、とザラームは雨で塗れた顔のまま、口角だけを持ち上げた。
目が笑ってないので凄く歪な笑みになっているし、雨のせいで泣いてるみたいに見える顔だ。
というか今、良くて監禁コースが最悪世界崩壊コースとドッキングしたみたいなコースを語られたような。
クッキーアンドクリームならともかく、このコースは混ぜるな危険。
「愛しているが、最早憎くて仕方がない。憎くて憎くて、しかし、それでも人間は愛おしいのだ」
だから、
「だからまずは手始めに貴様を殺すぞ勇者! その次はそやつ以外の全人類を滅ぼしてやろう!」
「ハン! 全人類を背負う気は無いが、愛する者が狙われるなら話は別だ! 魔王にも重要な役割があると聞いたが、首を狙ってくるなら是非も無し! 俺も貴様の首を狙う!」
二人がゲームのPVでありそうな感じに対峙しながらそう叫ぶと同時、
……あ、雷。
空が光って物凄い数の雷が近くに落ちようとして、異様な軌跡を描いて全くの別方向へと飛んでいく。
成る程、避雷針役が必要なのはこういう感情由来のマジ雷が落ちた時とか用なのか。
ザラームが登場した辺りで通行人は何かを察したかのように去っていっていたけれど、ガルドルが雷への恐怖のままにうっかり力加減を間違えて私が口から臓物を吐きかねない力でギュッとしてくる可能性があったので、遠くに雷を吸い寄せてくれるのはありがたい。
というか私、渦中の人物でありながら完全に台風の目状態なんだけど、雨凄いから今の内にせめて屋根のあるところに移動してちゃ駄目かな。駄目だよなあ……。




