91杯目「就労支援施設」
3月上旬、少し温まってきたと感じる頃である。
どういう風の吹き回しかは分からないが、今度は紗綾が遊びに来てくれた。
大学生らしい派手な私服姿のままロングヘアーを靡かせている。来月には大学2年生だ。揃いも揃ってスタイルが良いのか、目のやり場に困る。
「あず君、久しぶりー。本当は美咲も一緒に連れて行きたかったけど、このごろみんな忙しくてさー、予定が全然噛み合わないの」
「昔はよく4人で来てくれてたな。まさかみんな進路がバラバラになるとは思わなかった。てっきりみんな大学に行くと思ってた」
「あず君に出会ってなかったら、全員何も考えずに同じ進路になってたかも。それに目標とかも決まらないまま惰性で大学へ行ってたし、これで良かったと思う。あず君言ってたもんね。やりたいことを言えない人生が1番不幸だって」
「普段のお兄ちゃんは余計なことしか言わないので、大部分は無視でいいと思いますよ」
「響かなかったらそうするけど、あず君の言うことはどれも無視できないものばかりだし、自分の人生くらい自分で決めないと駄目だって気づかされる。良い勉強になってるよ」
カウンター席に座り、エスプレッソを注文する。
紗綾とは小5の時に知り合い、ストーカーを追い払うよう依頼されてからのつき合いであり、僕が彼女の悩みを解決してからは、何故か僕に懐いてくるようになった。
しばらくは会う度に抱きつかれていた気がする。紗綾は基本的に人と距離を置くタイプであり、滅多に人に懐かない性格らしいが、いつも僕には懐いてくる。ふと、普段は吠えまくりなのに、僕にだけ懐いてくる通学路の犬を思い出す。今頃はどうしているだろうか。
過去を思い返しながら、窓越しに空を見上げた。
「気づけばもうすぐ20歳だね」
「それがどうかしたか?」
「大人になるんだよ。嬉しくないの?」
「別に嬉しくねえよ。20歳になったからって、何かが急に変わるわけじゃない。ただ責任が重くなるだけで、良いことなんて何もないぞ」
「現実主義だね」
成人すれば法律上は独立した存在になれるし、世間からは立派な大人と見なされる。
大人になるメリットと言えば、精々煙草やアルコールを嗜めるようになるだけで、僕みたいに普段から煙草もアルコールもやらない人間からすれば、メリットはほぼないと言っていい。
大して責任能力があるわけでもないのに、成人したというだけで無条件に罪が重くなる仕様は甚だ疑問である。だったら最初から歳ではなく、所業に対して罪を問うべきだろう。いい加減年齢を基準にするのはやめてほしい。僕より年下で優秀な人だっているし、僕より年上で機能不全な人だっているのだから、何歳の人はこうでなければならないという、年齢相応という名の同調圧力はやめるべきだ。
もう大人なんだから我が儘を言うなと言われる回数が急激に増えそうで怖い。子供の時から我が儘を言ったことはない。他の子供と同等の権利をくれと言ってきただけだ。贅沢でも何でもない。
「あず君って計算する時は電卓使ってるよね」
「あー、これね。昔っから暗算が苦手でさ、いくら暗算しようとしても、頭の中で数字が暴れ出してちゃんと整列してくれないから、計算の必要がある時は電卓か璃子に任せてる」
「暗算は意外な時に役立つよ」
「その意外な時が人生全体の10秒くらいしか占めてないんだったら、習得する意味はない。昔は電卓がなかったから暗算が必要だったけど、今はその必要がないってだけだ。暗算ができたって、算数が苦手な人にマウントを取るくらいしかすることねえだろ」
「お兄ちゃん、ちょっと卑屈すぎない?」
「正論を言ってるだけだ。苦手なことはそれを得意としている人か、便利なツールに任せればいい」
「あー言えばこーゆー」
璃子を始めとした身内がこう言った時は降参の証だ。何も間違ったことは言っていない。なのに璃子もリサも柚子も、何故かタジタジになってしまう。しかし、紗綾は笑いが止まらない様子。
「ふふふふふっ、あず君は大人になってもあず君のままだね」
「ずっと子供のままとかじゃねえぞ。僕はようやく自分を取り戻したと思ってる」
「自分を取り戻す?」
「子供らしさでもなく、大人らしさでもない。自分らしさだ」
「あず君は元から自分らしさを持ってたけどね」
急に大人を演じようとする人が多いけど、人間の本質はそうそう変わらない。
成人した後も中身が子供な人間のなんと多いことか。
この頃に多くの『飯を食えない大人』と出会うことになる。主に就労支援施設に在籍していた。
僕にとってあの訪問は……衝撃的としか言いようがなかった。
3月中旬、ラジオの収録のため、拓也の家に泊まりに行った時だった。
いつもは拓也の方から来てくれるのだが、たまには僕の方から赴くことに。
大阪の町は相変らず賑わっており、東京にも負けない勢いだ。拓也の家に行くのは久しぶりである。
「おっ、ちゃんと来てくれたみたいや」
「えっ、もしかしてあず君?」
「さっきもゆうたやん。今日は仕事でうちに来てもらった。あっ、来た。何外から様子窺ってんねん。はよ入りーや。ここの人は迫害とかせえへんから」
「――端っこの席、空けといてくれたか?」
拓也は茶髪のロングヘアーで軽そうな女と親しそうに話している。僕は周囲の日本人に怯えながら体をブルブルと震わせ、引き戸の外側から顔を出し、恥ずかしそうに赤面しながら席の確認をする。
「――何この子? めっちゃ可愛いやん」
「あそこ空いてるで」
拓也が端っこの空席を指差した。
席まで行ってメニューを見る。目の前には大きく横に広がった鉄板があった。さっきから拓也の隣に座っている女性が獲物を見るような目で僕を見てくる。頼むから独り飯をさせてくれ。
『鉄板焼き城之内』のキッチンは客席と対面する形でオープンになっている。拓也の両親と思われる2人が鉄板でステーキを焼いていた。関西で行われるバリスタ競技会予選の際には泊めてもらうことになっていた。店は2階建ての一軒家で、1階部分が店になっている。内部にはキッチンと客席を挟んで大きな鉄板があり、鉄板の位置によって温度が変わるため、絶妙に位置を移動させ、温度を変えながら焼いている。壁には過去に訪問した著名人のサインが並べられている。
「メニューなんにする?」
「じゃあ、この神戸牛のステーキと、モッツァレラチーズのお好み焼き」
「おとん、神戸牛のステーキと、モッツァレラチーズのお好み焼きな」
「はいよ。任しとき」
「いっちゃん高いやつやん。あず君ってやっぱり儲かってんの?」
「こらっ! お客様に失礼でしょ!」
「はーい」
「あっ、自己紹介が遅れてもうたな。うちは城之内麗奈っていうねん。麗奈って呼んでな。あず君は拓也と仲ええの?」
「一応な」
「うちの拓也がいっつも世話になってるみたいやけど、拓也にとっては初めて仲良しになった相手みたいやから、仲良くしたってな」
麗奈が遠くの席からニコニコと微笑みながらアピールをしてくる。
僕のあだ名、『あず君』の名は、ラジオを通して全国へと広がっていった。
「余計なこと言わんでええから、はよ食ってまえ」
麗奈は拓也の姉で拓也の7歳年上、つまり僕よりも9歳年上だ。
あの見た目で一回りも年上なのか。これが若作りの力かっ!
「ワールドバリスタチャンピオンがうちに来てくれるなんて光栄やなー」
「あんま話しかけんときや。あず君は日本人恐怖症やねんから」
「ふーん……さっきからずっと体震えてるし、よっぽど怖い目に遭ったんやな」
「俺があず君から話聞いた時はキレそーなったもん」
さっきまで陽気な表情を見せていた麗奈が悲しそうな表情になる。そこまで見通せるあたり、本質的には優しい人なのかもしれない。拓也の親父が他の客に料理を作った後、鉄板を挟んで僕と対面する。
目の前で焼かれる料理を見ていた。腕を器用に動かしながら、起こし金を使ってステーキ肉を焼き、フランベにする。最後にミートフォークで肉を支えながらステーキナイフで肉を切る。この時点で美味そうだ。パフォーマンスなのは分かるが……何というか、焦らされてる気分だ。
鉄板の上でジュージューと鳴る肉が僕の食欲をそそる。
「なんや、まるで恋する乙女みたいな顔やな」
――げっ! 何で隣にいるのっ!?
気がつけば麗奈が僕の隣の席にいた。もはや不意打ちである。
彼女は机に肘をつきながらビビっている僕の方を見て微笑んだ。
「あーあ、言わんこっちゃない」
「うちあず君めっちゃタイプやもん。こういう可愛い年下の子が好みなんよ。ルックスも美少女みたいなイケメンやし、スタイルもめっちゃええし、女の子が一発で落ちるフェロモンいっぱい出してるのがうちには見えるでー。なあ、ちょっと話そうや」
……えっ、僕そんなフェロモン出してんのっ!?
「あず君の趣味ってなんなん?」
「コーヒー、料理、裁縫、ゲームや」
「何で拓也が答えんねん?」
「だってめっちゃビビってるやん」
拓也グッジョブ。それにしても、実質初対面だというのに、口の動きが止まらない。
これが俗に言う肉食系ってやつか?
「はい、神戸牛のステーキです。どうぞ」
「あぁ~」
今、僕の目の前には、ジューシーに焼かれた神戸牛のステーキが置かれている。
作られているお好み焼きにモッツァレラチーズがたっぷりかけられる。僕はこの焦らしプレイを見ながら神戸牛のステーキを食べると、僕の脳内に雷がズドーンと落ちる。
――何という絶妙な塩加減と濃厚な旨味……あかん……噛めば噛むほど肉厚な神戸牛から出てくる旨味が増してくるやんけ。こんなん惚れるに決まってるやろ!
恋する乙女のように顔を赤らめ、幸せな表情を維持したまま食感を噛みしめて飲み込んでいく。
あぁ~、さっきから手が止まらない。これが拓也の言ってたほんまもんの味か。
食い倒れの町と呼ばれるのも無理はない。モッツァレラチーズのお好み焼きもやばいくらいの美味さだった。まさに和食と洋食の出会い。これが和洋食なのだろう。
「じゃあ今度は……サーロイン焼きそば1つ」
「えっ、まだ食べるん?」
「あず君はめっちゃ食うからな」
結局、サーロイン焼きそばもすぐに平らげてしまう。
「小柄やのにごっつい食欲やなー」
「……まあな」
「あのさ、休憩したら一緒に散歩行かへんか?」
「うん、いいぞ」
「えー、うちもあず君と一緒に行きたいわー。最初に出会った葬式の時から気になってたんや。こんなええ男をうちが逃すと思うかー?」
彼女は僕の腕をガシッと掴んで離さない。また体が反射的に震え出す。
「あかん。あず君めっちゃビビってるやろ」
「麗奈、今日休みやろ。しばらくうちを手伝ってくれや」
「はーい。あず君、また後でね」
麗奈も終始喋りっぱなしだった。正直苦手ではあるが、拓也の母親のお陰で事なきを得た。この時は早めに来て昼食を食べたこともあり、時刻はまだ午後1時。
拓也に誘われて就労支援施設まで赴いた。彼も週に1回以上は行くとのこと。
ラジオは夜からの収録と決めていたため、しばらくは拓也につき合っている。
徒歩10分くらいの場所に4階建てのビルがあり、2階と3階部分が就労支援施設である。
拓也に案内されながら2階へと向かう。
「あず君が来たらめっちゃ驚くやろなー」
「どういう連中だ?」
「一言で言うと、曲者やな」
「曲者?」
「まあ見たら分かるわ」
「……?」
拓也が施設のドアを開けて一緒に中に入る。
「あっ、こんにちは」
年長でラフな格好をした男が声をかけてくる。どうやら指導員であるとのこと。
中にはスーツ姿の人たちがパソコン作業をしていた。
「ん? もしかして葉月梓君?」
「えっ、マジで?」
「うわっ、本物や」
「すげー、サインいただいてもいいですか?」
「あかん。あず君はファンサービスはしないって決めてるねん」
「有名人やねんからええやん」
僕を見つけるや否や、いきなり囲むように人だかりができた。まるで珍獣のような扱いだ。
ここには様々な理由で『就労困難』とされている人たちが佇んでおり、拓也以上の曲者ばかりが当然のように揃っていた。みんな僕を知っていたみたいだが、こいつらの言動にはいくつか問題があった。
僕の姿を見るや否や、サインをしつこく求めてきたり、必要以上に大きな声で叫びながら写真を撮ってきたり、僕が男だと知った途端にオカマやんと軽率な発言をしたり、僕の動画について延々と喋り続けた挙句話題がころころ変わったりと、クラスに1人はいそうなあらゆるタイプの問題児が濃縮されている所だったのだ。衝動的に思ったことをそのまま言ってしまうところや、相手の気持ちが分からずに暴走してしまうところはかつての僕に似ているが、明らかに僕以上の酷さだった。
僕と拓也は逃げるように3階へと向かった。
指導員は3階の担当であり、後から3階へ上ってくる。どうやら2階での仕事が一段落したようで、普段は3階にいるとのことだが、早くも心配になってきた。
「はぁ~、騒がしかった」
「よー分かったやろ?」
「僕の想像以上だ」
「3階の人は比較的大人しいから安心してな」
「お、おう」
3階には拓也が言っていた通り多くのテーブルと椅子の他、パソコンまで揃っており、ここにいる数人の男女が動画を見たりインターネットサーフィンをしたりしていた。
トランプやボードゲームで遊んでいる人もいる。
就労支援施設というよりは、個室のないネカフェに来ているような感じがした。
「城之内さん、その人もしかしてあず君?」
「ああ、今見学で来てるんよ」
「へぇ~、ラジオの動画で見た時よりめっちゃ可愛いですねー」
「そ……そうかな」
そっぽを向きながら彼らの質問に答えていく。
しばらくは彼らのやり取りを見ながらネットサーフィンをして過ごす。しかし誰も訓練をしている様子はない。夕方になり、ほとんどの男女が一斉に2階へ行くと、僕は拓也と部屋の端っこで話した。
「みんな2階に行ったの?」
「あー、ここは5時で終礼やから、それでみんな2階に終礼しに行ったんや」
――えっ、終礼なんてやってるのか?
しかもその時間が5時ってことは――そうかっ! 分かったぞっ! ここは9時5時のルーチンに慣れさせるための訓練所だ! どうりでおかしいと思った……。
ここには絶対何かあると、僕の直感が教えている。
「3階の人も就労訓練してるの?」
「いや、本格的な訓練をしてるのは2階の訓練生や。3階は他の施設の人に紹介されたりして体験で来てる人ばっかりや。ここに慣れてから訓練生になるように申し込んで、2年間2階で訓練をしながら就活をすることになってるんや」
「2年で就職できなかったらどうなるの?」
「その時はここにお金を出してくれてる支援機関に相談して、もう1年延長するように頼む場合があるんやけど、基本的には2年で出所できんかったら、後は自腹で就活や」
ええ~っ! そこで終わっちゃうのかよ~! まあでも、2年も訓練して就職できない人は就職という生き方自体が向いてない可能性が高いのだから、ある意味正解かもしれない。
「拓也はここに来てどれくらい経つの?」
「俺は去年の1月から来るようになったから、1年くらい前や。まだ訓練生じゃないんやけど、うちの親からせめて週1回はここに行って、就活なり就労訓練なりしてくれって言われてるからさ」
「じゃあ親の命令で来てるわけね」
「せやな」
「……ちょっとがっかりだなー」
「えっ、何で?」
「僕はてっきり自分の意志でここに来てるもんだと思ってたからさー、心底から就職したいって気持ちがないなら、早くやめた方がいいと思うぞ」
「……」
惰性でずっと会社や施設に居座るというのは、言ってしまえば学校が嫌いなのに学校に居座っているのと同じ状態だ。就職する気もないのに施設に来るのは時間の無駄でしかない。
拓也と他の人たちのやり取りを見ている内に、いくつか気づいたことがある。
彼らはいずれも、発達障害、過労入院、社交不安障害、鬱病などが原因でここにやってきた人たちであること、明らかにサラリーマンには向いていない人が多いにもかかわらず、サラリーマンになる前提の訓練を受けていること、人格や教養に難ありな人の割合が高いことだ。
社会に適合できなかったという意味では、彼らは僕に近いタイプなのかもしれない。しかし、僕のように長所を活かすことはなく、短所を直すことばかりしていたことからも、きっと僕以上に短所が目立ってしまったことで、社会から自然淘汰されてしまったのだ。
あれを見た限りでは継続的な就労は難しいと確信した。
感情的で無節操、実務能力は人の半分以下でめんどくささは人の10倍以上。文法も滅茶苦茶だし、論理も破綻している。まるで大人の体の中に子供が住んでいるようだった。
言っちゃ悪いが、まともな人事ならまず雇わないだろう。
指導員が匙を投げそうな人すらいた。ラジオ動画で聞いた人もおり、周りに馴染めなかったことを理由に発達障害とか、目を瞑ってピアノを弾けることを理由にギフテッドとか、あることないこと言われたが個人的にはナンセンスだ。ちょっと人と違うってだけで障害者扱いされているみたいで不愉快だ。
僕が診断を受けに行ったら、何かしら病名を告げられることは間違いない。この国では人と違うことをしている人は障害者だからだ。信長も龍馬も発達障害って言われてるけど、当時としては常識的なこともしているし、こういった俗説のせいで、発達障害=天才と勘違いしている馬鹿もいる。誤解を恐れずに言うと、ほとんどの人は障害の有無に関係なく、長所を活かそうとしないだけのポンコツである。
特に得手不得手が極端な人の内、何らかの分野を世界レベルまで極めれば天才と呼ばれ、苦手の克服ばかりをさせられ、就職レールに乗ろうとしてこけた場合は障害者と呼ばれるってだけだ。僕も大学まで行かされ、就活をさせられていたら、内定なしのまま卒業して施設にぶち込まれていたかもしれないのだ。何か違うことをしている人に世間がレッテルを貼りたいだけであることに何故気づけないのか。
僕にとって障害者とは、障害を持っている人じゃない。不寛容な社会に合わせられず、生き辛さという名の十字架を背負わされている人だ。つまり、障害を持っているのは個人じゃなく社会の方である。かつての僕はこの定義に当てはまっていたが、学校に行かなくなってからは特に何の障害も感じずに人生を楽しんでいる。彼らは身勝手で不寛容な社会に適合できなかった上に、世界に通用するレベルにまで長所を伸ばす機会がなかった。故に彼らは社会の御眼鏡に適わなかった。
平均的な人しか健常者を名乗っちゃいけないのか?
普通とされているもの以外は全部障害なのか?
個性を抑制するために作られた言葉としか思えない。発達障害の診断を受ける子供は年々増え続けている。患者が多い方が医者が儲かる。明らかに躾不足な部分を発達障害のせいにする親もいるし、障害がまるで免罪符のように使われているのが嘆かわしい。
これは障害を利用したビジネスだ。そう思わずにはいられなかった。
気に入っていただければブクマや評価をお願いします。
実際に通っていた就労支援施設での経験を元にしております。
城之内麗奈(CV:白石涼子)