89杯目「社会不適合者の生き方」
年が明けると、2010年がやってくる。
この年を乗り切り、法人化でもすれば、親から完全に独立できる。親にはこの年を乗り切った場合、もう就職の話はしないと、念のために約束させた。
正月には親戚の集会に参加する。家を出たのは久しぶりだ。
普段はうちにいないレオから店の様子を聞かれた。
「あず君って、去年バリスタ競技会の国内予選で優勝したんだよね?」
「うん。今までで1番楽だったな」
「今年の世界大会も頑張ってね」
「ああ、任せとけ」
いとこたちは僕がバリスタであることにすっかり慣れている。
バリスタ競技会もチェックしているようで、僕の動画も見るようになったらしい。店舗チャンネルではコーヒーの動画だけでなく、料理動画も投稿ようになっていた。
「あたし、あず君の料理動画に最近ハマってるんだよねー。次はいつ投稿してくれるの?」
エマが期待に胸を膨らませる。気持ちは嬉しいが、期待はしないでほしいな。
「――気が向いたらな」
「お菓子の動画とかは、てっきり全部璃子が作ってるものだと思ってたけど、見てみたら全部あず君が作っててびっくりしたよー」
「元々はコーヒーの動画ばっかりだったけど、サイドメニューも作ってほしいっていうリクエストを貰ってさ、料理とかスイーツとかも動画化するようになってたわけだ」
「店の営業とは別にやらないといけないからきついんじゃない?」
「そのやらないといけないっていう考え方がよく分からないんだけど。好きでやってることだし、強迫観念を持つのは良くないと思うぞ。たかが趣味だ」
「あたしは何かを趣味にしちゃうと、仕事みたいな感覚でやっちゃうんだよねー」
「仕事感覚で趣味なんてやったことないなー。趣味感覚で仕事ならしてるけど」
エマはその真面目すぎる性格が、本人を仕事感覚にさせているのかもしれない。
真面目な性格は時として仇になる。下手をすれば全てが面白くなくなってしまう。何かを気楽にやることを忘れてしまうと、何をするにもストレスを伴うようになる。だから僕は何をするにも最初は気楽にやると思いきや、飽きるまでは全力でやる。何だかんだ言っても、勝つのが1番楽しいのだ。
のめり込みそうならずっと続けるようになる。本気の出し方もコーヒーから教わった。
「僕もあず君の店でバイトしようかな」
「今は募集してないから、欠員が出たらな」
「ルイはまず大学受験でしょ?」
「ルイも大学行くの?」
「うん。だからずっと受験勉強してるけど、全然覚えられないよぉ~」
「その勉強って、大学行ってから使うのか?」
「……使わないと思う」
「何で将来使わないと分かってて勉強してるの?」
「あず君、あんまりそういうこと言っちゃ駄目だよ」
「裸の王様に何で服を着てないのかを聞いただけだ」
大学受験の話題になる度に、親からやる気をなくさせるようなことを言ってはいけないと言われてきたのだが、物事の意味とか考えたことないんだろうな。
できるかどうかよりも前に、すべきかどうかを考えるべきだ。
親が子供のやりたいことを邪魔するのは解せない。
リサたち4人兄弟は、誰1人として進路が決まっていなかった。やはり自分で決めてこなかった弊害がここにも表れている。何故こうも積極的に自立できない子供を作ろうとするのか。
1月上旬、休日になると拓也がやってくる。
この頃から個人チャンネルではピアノの他、『ラジオ動画』を投稿するようになった。拓也はいつも短パンにTシャツという気楽な格好だ。僕も暑い季節に出かける時は、手軽な格好で赴くことが多い。
「ラジオの件、考えてくれたか?」
「あれマジだったんだ」
「マジに決まってるやろ。で? どうなん?」
「別にいいけど」
この時、内心面白そうと思っていたこともあり承諾した。
ニートからラジオをやろうなんて言われる経験はそうそうないだろう。拓也からの提案であり、僕が日本人から疎まれていることを不憫に思ったのか、去年自分史をラジオで語り合おうと言われ、拓也と顔出しでラジオを配信するという企画に誘われていたのだ。
タイトルは『社会不適合者ラジオ』というものだ。
お互いに相手を聞き役にしての進行である。
収録したラジオを、僕は世界的な某動画サイトに、拓也は笑顔が象徴の某動画サイトに、それぞれ投稿するというものだ。利用されてる感も全くなかったわけではないが、基本的には拓也が収録してくれるみたいだし、これで等価交換と考えることにしたわけだが、個人的には楽しみだ。
編集作業はそれぞれが自分の視点でテロップなどを入れる。
基本的には社会不適合者の生き方を解説すると共に社会の良くない部分を叩くことで、僕らも視聴者もスカッとするエンタメ要素もある。時々は過半数を超える人が知らないトリビアの紹介もする。拓也をカメラ役にして飲食店などに出張したり、楽器を使った曲当てもする。
要するに何でもありの動画だが、普段は主に拓也が喋っている。
「とまあそんな感じのラジオや」
「じゃあ初回からしばらくは自分史をやるんだな?」
「そうそう。まずはあず君からな」
「毎週休日に収録するとなると、パート分けをする必要があるな」
「基本的には俺の方から来るけど、たまーにあず君の方からうちに来て収録ってことでええか?」
「分かった。やってみるか」
いくつか気になることがあった。拓也がラジオを始めようと思ったきっかけに、何故相手が僕なのかがちょっと気になってみたため、聞いてみることに。
「そもそも何でラジオを始めようって思ったの?」
「俺なー、最初は社会不適合者が周りに全然おらんかったから、俺みたいに集団が苦手な人間って俺くらいなんかなって思ってたんやけど、あず君に出会ってさー、俺以外にも駄目人間っておるんやなーと思って、それでなんか安心したんよ」
「もしかして僕ディスられてる?」
「良い意味でゆうてんねん」
「まあ否定はしないけど」
「多分やけど、俺以外にも、自分みたいな社会不適合者っていないんかなとか、自分が甘えてるだけちゃうかって思ってる人多いと思うねん。だから俺らみたいな社会不適合者って実は多いんやでっていうのをみんなにアピールすれば、つまらんことで悩んでる人とか、周りに合わせられない自分が悪いって思ってる人を助けられるんちゃうかって思ったんよ」
なるほど、拓也は自分の苦い経験をばねに、第2第3の自分や、ニートや引き籠りの予備軍となっている人を助けたいのだ。動画を通して多くの人に本音を伝えるラジオ。悪くないかもしれない。
「相方が僕である理由は?」
「なんか面接みたいやな。あず君が相手であるべき理由は、今のところ有名人の中で最も社会不適合者やってる人間やからっていうのと、あず君のことを誤解してる人って結構多いと思うから、動画で日本人規制法をやってる理由とか、インタビューの時には言えなかったような細かい部分まで説明すれば、分かる人も出てくると思うねん」
「説明するのはいいけど、別に理解してもらおうとは思わないぞ」
「えっ……何で?」
「相手の理解力にも限度ってもんがあるし、僕は基本的に相手の理解力を信用してない。ただ、こういう人もいるっていうことを知ってもらえればそれでいいっていう感じでやるなら、別にいいかな」
「まあそれでもええけど、俺はあず君がずっと誤解されっぱなしなのが、身内としても社会不適合者仲間としても耐えられないんよ」
無理に理解してもらおうとは思わない。ただ、知ってもらうだけでいい。同じ理解できない人でも、知った上で理解できないのと、知らずに理解できないのとではかなりの違いがある。
大半の場合、理解はされなくても配慮はしてもらえるようになる。それに通行人に話しかけられる機会をどうにかして減らしたかったし、そういう意味でも、このラジオには大いに意義があると考えた。
「まあそういうことなら別にいいぞ。でも当分は外に出られないかな。また骨を折られたら、日本人規制法は永久にそのまんまになるだろうし」
「あず君も撤廃したいと思ってるんやな?」
「まあな。別に好きでやってるわけじゃないし。ただあいつらを見るのが怖い。他者に不寛容な人の割合が多いと思ったから距離を置いてるってだけで……ずっと前、買い物から帰ってきた時にさ、僕が家に入ろうとした時に、外でうちに入りたいって言ってる子供がいたんだよ。何で外国人しか入れないのかを聞いていたんだけど、保護者が回答に困ってたのよ。そしたら最終的になんて言ったと思う?」
「日本人恐怖症だからとか?」
「世の中には変わった人もいるって……ショックだよ。外国にいた時は良い意味で変わってるって言われてたけど、この国って、個性とか変わった人っていう言葉を悪い意味で使うだろ」
「あー、確かに」
「それに……店にいる時は外にいる人の声とか聞こえないから、あいつらがいつもここを通るたんびにあんなやり取りがあったのかなって思うと、悲しくなってくるというか、それで早く治さないといけないって思ってた矢先にあの事件だよ」
「あず君も大変やったんやな」
拓也が何かを悟ったような表情で、うんうんと頭を上下に振りながら話す。
あいつらが個性を言葉の上でも排除する方向で使ってるからこうなってるってのに。あんなことを言ってる連中は、自分たちも変人の1人であるという自覚がないんだろう。
そんなに普通であることが大事か?
顔が違うだけの凡人になることが……そんなにも価値のあることなのだろうか。
仮に普通の人とやらになれたとして、それで誰かが褒美でもくれるのだろうか。普通と呼ばれている人自体はたくさんいる。普通になったところで、代わりがいくらでもいる歯車になるだけだ。
替えが利く時点で社会的価値はない。なのに何故自ら無価値な歯車になろうとするんだ?
「小指大丈夫なん?」
「うん。ずっと固定していないといけないけど、世界大会までには治るから大丈夫だ」
「取り返しのつかない怪我じゃなくてよかったわー。俺がその場におったら間違いなくそいつボコボコに殴り倒してるとこやで。たまにおんねん、小中学校時代のノリのまま大人になったような奴。そいつらは結局逮捕されたん?」
「いや、今も大学に通ってる。何で未成年ってだけですぐに釈放されるんだろうな。こっちは商売道具を奪われたんだから、賠償請求してもいいと思うけど……訴えたところで、相手はグループ企業の御曹司だから多分負ける。法治国家が聞いて呆れる。ところでいつから収録するの?」
「もうやってるで」
「……えっ!?」
「俺が説明を始めたあたりから、既に録画ボタン押しとってん」
「そんなテキトーな動画で大丈夫か?」
「ありのままでええねん。形式に囚われるなってゆうとったやろ?」
ありのままの自分を出すラジオか。ていうかこれ……もはや雑談を収録してるだけな気がするんだが、本当にこんな動画を民衆から見てもらえるのだろうか。
「あず君は老後の心配とかしたことないの?」
「ない。何で心配する必要があるの?」
「何でって言われても、お金ないと生きていけないやん」
「じゃあさ、明日死ぬのが分かってたら貯金するか?」
「それやったらせえへんけど、あず君はそれ考えながら生きてんの?」
「うん……誰であろうと明日交通事故で死ぬかもしれないし、どうせいつ死ぬか分からないんだからさ、老後なんて気にするよりも、いつ死んでも悔いのない生き方をしようって思うようになったんだよね」
「そう思ったんはいつ頃から?」
「きっかけは大事な人を2人も続けて失った時だ。僕が世話になってたコーヒー農園の園長だった人、それとうちのおじいちゃん、いずれも急死だったけど、後悔は微塵もないように見えた。もし周りからの圧力とかで、思い通りの人生を歩んでなかったら、絶対後悔しながら死んでいったと思う。だからあれで吹っ切れたというか、死んだ時に後悔しない生き方をしようっていう考えが強くなったわけだ」
実際、どんな人生を歩むのかも、いつ死ぬかさえも自分で選べない。
だが生き方は自由だ。老後のことは老後まで生きてから考えてたって遅くはない。どうなるか分からないものを心配する意味が分からないのだ。
老後うんぬん言う前に、まずは老後までを悔いなく生きることを目指すべきだ。
何なら地球最後の日だっていつ来るか分からないわけだし、不確定な未来を心配するよりも、確実に生きている今をいかに充実したものにするかを考えた方がより生産的である。
「俺はいっつも親から老後どうすんのーみたいなことを聞かれるし、聞かれるたんびにめっちゃ不安になるから、ホンマ羨ましいわ」
「そんなの無視すればいいじゃん。働く気のない人なんてどこも雇いたくないし、無理矢理働かされる側も雇う側も迷惑だって言っときゃいいの。確かこの国はすぐに辞めちゃったら、次に仕事を始める時に支障が出るんだから、それを盾にすればいい。拓也は老後を考えるよりも、まず40歳まで生きていることを目指すべきだと思うぞ」
「未来よりも、まず今を見ろってことやな」
「そゆこと。それに心配性な人は何か1つ不安をなくしたところで、また別の不安が勝手に補充されるだけだろうし、何かを不安に思う時間がまず無駄だってことに気づいた方がいいよ」
「やっぱ成功してる人は考え方が違うなー」
「あんまりそうやって人を二分しない方がいいぞ。この世には成功者も落伍者もいない。必死に生きてる人間がいるだけだ。中でも特に目立ってる人を、勝手に誰かが成功者って呼んでるだけで、本当はそんなもんありゃしないんだからさ」
成功者という言葉は厄介だ。何か1つ言葉を作ると、必然的に真反対の意味を持つ言葉が出てくる。そうなると人は無意識の内に人を二分するようになる。これが様々な争いや罪を生む元凶になっていることを僕は自覚している。身近な人にこの言葉を使わせたくはない。
僕も拓也もそれぞれ覚えている限りの自分史を、傷の舐め合いをするように語り合っていた。パートを分けて3日に1回くらいの投稿になった。全部日本語であるためか、初めての日本人向け動画になった。これが意外にも反響を呼び、あっという間に10万再生を記録した。僕が日本人規制法を始めるまでの経緯をざっくり話したが、当時の僕はあまり過去には触れたがらない状態だった。
真由が言っていた通り、大半は僕を擁護するコメントだった。
――学校が嫌いな人って、案外多いんだな。
僕が学生だった頃は、僕以外に学校が嫌いだとみんなの前で言った人がいなかった。だからみんな学校好きなのかと思っていたが、言いたいことはちゃんと言うべきだ。
1月中旬、いつものようにうちに来ていた唯から、母親を連れてきてもいいかと聞かれた。
僕のラジオを見て、唯も言いたいことはちゃんと言おうと思ったらしい。
『言いたいことは言った方がいいって言ったの、あず君ですよね?』
あんなことを言われたら拒否れないな。
ある日のこと、唯は初めて両親と一緒にうちを訪問する。
唯の母親は茶髪のロングヘアーで僕とあまり変わらない髪型、上品で優しそうな顔立ちで唯にそっくりだった。いや、唯が彼女にそっくりなのだ。そして何より……でかい。
阿栗咲。唯の母親で、礼儀正しく大人しい性格だ。
始めて来る場所であるにもかかわらず、全く物怖じする様子もなく淡々とメニューを注文する。物腰柔らかで肝が据わっているところは唯と同じだ。
「今日は招待してくれてありがとね」
「してないけど。唯が連れてきてもいいか聞いてきたから許可を出しただけだよ」
「唯のこと名前で呼んでるんだ。凄く仲良いんだね。どうして許可を出してくれたの?」
「身内の紹介だから。それにいつも飲みに来てくれるし」
咲さんから目を背けながら話した。僕の人となりは予め唯が説明してくれていたようだ。あろうことか僕のラジオ動画まで見ているらしい。本音だだ漏れじゃねえか……つまり今後出会う日本人は、こっちの本音をある程度知っている前提で接しないといけないわけか。
かなりめんどくさい奴だと思われてるだろうな……。
「あず君は唯とどれくらいのつき合いなの?」
「2006年からずっとだけど」
「結構長いんだー。唯は元々人見知りでね、親が外国人であることが原因でずっと家に引き籠ってたんだけど、たまたま動画で見たあず君の店がうちから近くにあることを知って、行ってみたいって言うようになったの。それまではもうどうしようかと思ってたけど、うちの子に希望を与えてくれてありがとねー。一言それが言いたかった」
「……希望?」
「あず君には自覚ないと思うけど、あなたの活躍は色んな人に希望を与えているの。大会や動画を通して自分の国から世界に通用する人が出てくるのは、それだけで喜ばしいことなの」
「つまりアスリートが世に出る感覚で見てるってことでいいのかな?」
「そういうことになるかな。あず君はみんなの希望なの。店の方針は自由にしてていいけど、自分はみんなに希望を与えている立場だっていう自覚は持っててほしいな」
「そんなの期待されても困る。今までずっと僕から希望を奪ってきたような連中に、与える希望なんてねえよ。好きでやってるだけだ」
ずっと希望を探し続けていたら、いつの間にか僕自身がみんなの希望になっていたとでも言うのか?
僕にとっての希望はコーヒーだ。コーヒーから貰った希望を、僕はコーヒー業界に少しでも返せるように努力しているだけで、誰かの希望になった覚えはない。
なのに何故そんな期待をするんだ?
妙に芯の通ったところも唯と同じとは。
唯の両親は時々ではあるが、うちまで来てくれるようになった。売り上げが上がるし、ありがたいとは思う。唯の両親はあまり得意とは言えないが、唯のお願いは拒否できなかった。
もし拒否ったら、離れていくような気がした――。
1月下旬、僕が相変らずカッピングをしていると、親父が店に入ってくる。
「あず君は『選考会』には出るのか?」
「一応出るつもりだけど、WCTCが終わるまでひたすらカッピングだな」
「課題はちゃんと確認しとけよ」
「分かってるって」
この年の10月には、バリスタオリンピック日本代表を決める選考会がある。
この大会には全部で5つの『部門』があり、その部門の総合スコアを競うというものだ。
今までよりもずっと長丁場の大会になるだろう。バリスタオリンピックには各国から2人ずつ参加することが基本であるため、日本代表も最大2人まで参加することができる。他の大会は国の代表が1人までであるため、ハードルが低いかと思いきや、実はそうではない。
選考会には出場者の質を上げるための『書類選考』が存在する。
これを通過しなければ、選考会に出場することすらできないのだ。他のバリスタの大会での実績や、外国語を話す能力などが選考基準である。
「まっ、あず君なら書類選考は余裕で通過できるだろうな」
「それはそうだと思うけど、まだ課題とか考えてないし、大事なのは選考会よりも本戦だからな。そこで勝てなきゃ何の意味もねえ。まずは選考会を通過して、今度はバリスタオリンピックの舞台で、葉月珈琲の名を広めてみせる」
「その意気だ。うちの商店街総出で応援に行くからな」
「それはやめてくれ。頼むよ」
通過できるだけの自信はある。だが他の世界大会で活躍した日本のバリスタはいなかった。
明らかな戦力不足だ。余程のことがなければ大丈夫とは思うが……。
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阿栗咲(CV:日笠陽子)
阿栗ジェフ(CV:森川智之)




