84杯目「変化の予兆」
7月を迎え、リサも柚子もすっかり店に溶け込んでいた。
バリスタを名乗っても恥ずかしくない。身内がバリスタらしくなっていくのは喜ばしい限り。いずれうちを出るにしても、バリスタの知識や技術を身につけておいて損はない。
この頃から璃子にペーパードリップを教えていた。店には他の抽出器具もあるが、店で出すのはペーパードリップのみだし、覚えるのはこれだけでいい。機械動力を伴わない抽出器具の中では基本中の基本である。璃子がケトルを丁寧に持ちながらコーヒーカップの上に置かれたドリッパーに熱湯を注いでいき、ドリッパーにはペーパーフィルターが敷かれている。練習する璃子をじっくり観察していた。
璃子は最初こそ緊張していたが、徐々に渦巻き状に注げるようになっていった。
店内はヨーロッパ語の内、共通して使える言語で外国人観光客同士が話している。話す内容はどこから来たかや、どんなコーヒーが好きであるかなどである。
「こんな感じでいいかな?」
「うん、いいと思う。うまくなってきたな。アロマにもフレーバーにも深みが出てきたし、これなら客に出しても問題ない」
「お店に出せるかな?」
「僕がいる時ならペーパードリップを淹れてもいいかもな」
「1杯3000円の代物だから、失敗が許されないのが欠点かな」
「璃子なら大丈夫だ」
「お兄ちゃんにペーパードリップを教えてもらったのって、かなり久しぶりだよね?」
「あの時はすぐに挫折しちゃってたけど、今回は全然諦めなかったし、あの時よりも進歩した」
璃子は思ったより習得が早かった。
最初からバリスタに徹していれば、僕とかなり良い勝負ができたかもしれない。僕の妹なだけあってポテンシャルはかなりのものだ。3回注ぎもかなりうまくなってきた。僕が不在の時に店を任せてもいいとは思うが、それは璃子が修行を終えてからだ。店長代理を任せるのはまだ早い。
午後3時頃、唯がサラサラな明るい茶髪のロングヘアーを靡かせながらうちに入ってくる。
髪は背中の真ん中まで伸びていた。
「エスプレッソを1つお願いします」
「うん、分かった。あれっ、唯ちゃん何だか落ち込んでるね。どうしたの?」
璃子が唯の異変に気づく。きっと璃子は僕の感覚器官の1つ、生きる第六感に違いない。これのお陰で何度か相手の異変に気づけたことも多いのだが、唯が落ちこんでいるとは珍しい。
「あの……実はカールさんがデンマークに帰ることになったんです」
「あー、だから最近全然見なかったわけか」
「何で帰るか理由は知ってる?」
「デンマークにいるカールさんの両親が急に具合が悪くなって、急遽本国に戻ることになったんです」
「親の具合が悪くなったのか」
「はい……常連がいなくなるって、辛いですね」
「別に落ち込むことねえだろ。たまに遊びに来てもらえばいいんだよ。一生会えなくなるわけでもないんだしさ、誰かの引っ越しを悲しむのはどうかと思うぞ」
岐阜市内から引っ越したことは一度もない。
もし僕がどこかに引っ越すとしたら、それはこの国が滅亡した時だろう。親戚と離れ離れにはなってしまうが、僕としては借りたキャンピングカーを自宅兼カフェにして、全国どこでも移動できるような家にしたいと思った。停めた所で店を開く。何とも自由すぎる家になりそうだ……あっ、でも車の免許を持っている人が必要か。やっぱ難しいから諦めようかな。
「お兄ちゃん、さっきから何をブツブツ言ってるの?」
「いや、何でもない。こっちの話だ」
「それと、お父さんの勤めている会社も、潰れてしまいそうなんです。もし潰れてしまったら――」
「潰れたらどうなるの?」
「そうなったら、私たちもイギリスに帰ることになると思います」
「!」
僕は唯の口から出た言葉に一瞬驚く。
人が1人いなくなるだけなのに、何でこんなに驚いてるんだ?
「唯、それ本当なの?」
「――はい。本当です。まあ、今のところは大丈夫みたいですけど、私の祖父母がイギリスでレストランの経営をしているので、今の会社が倒産したら、戻って家業を継ぐ約束でここに来ているんです」
唯は愛想笑いをしながらジェフの状況を訴えるように説明する。
「ジェフは確か日本マニアが興じてここに来たんだよね?」
「はい、お父さんは日本の伝統工芸品が大好きなんです。最初はアパレル産業の仕事で来日して、今は岐阜和傘を売る仕事をしています。岐阜は元々アパレル産業が盛んだった地方都市だったので、それでここに落ち着いたみたいなんですけど、最近は衰退が目立つようになってきたのか、売り上げも段々落ちてきているんです。私としてはそれが心配で……」
他の人の引っ越しには何も感じなかった。
でも唯が引っ越す可能性を示唆する言葉を聞いた時、心の奥がズキンと痛んだ。何でこんな気持ちになってるんだろう。そんなことを考えていると、今度は静乃が金髪のロングヘアーを靡かせながら店に入ってくる。黒髪もいいけど、茶髪も金髪も可愛いなー。
「行列大変だったでしょ?」
「うん……やっと行列終わったぁ~。去年まではすんなり入れたのに、今年に入ってからは30分くらい待たないと中に入れないよぉ~」
静乃はカウンター席に座り、やっと座れたと言わんばかりに、テーブルに顎を乗せてだらける。炎天下の中行列で待ち続けるのは酷だっただろう。彼女は相変らず璃子と仲良しそうに話している。
「この状態で日本人規制法がなかったら、もっと待つことになってたぞ」
「制度として複雑だよね」
「でもそれだけ待てるってことは、余程葉月珈琲が好きなんだね」
「それもあるけどさー、身近で仲の良い友達が璃子くらいしかいないんだもん。浅尾君も最近は高校が忙しくて、ここに来れないみたいだし」
「高校に友達いないの?」
「うん、見た目が外国人っぽいからさー、それで避けられちゃうんだよね」
「お兄ちゃんがクラスにいたら、仲良くなってたかもね」
何故そこで僕の話になるんだ?
僕だったら3日で不登校になっていた自信がある。何であんなつまんねえ連中しかいない場所に行かなければならないのか。あの世紀末のような環境で得たものはなかった。
ただ、人間の愚かさを知っただけだった。
「冗談じゃねえよ。一生学校には行かねえからな」
ムスッと顔を歪ませながら言葉を返した。
「別に学校に行けって言ってるわけじゃないのに――」
「相当嫌だったんだろうね。その後遺症が日本人規制法なんでしょ?」
「うん。お兄ちゃんはこれさえなければ完璧だったのに」
「むしろそういう縛りがあったから、店の営業の時、色々と試行錯誤をする根拠になったんじゃないかって思うよ。意味のないことなんてないよ。後になって、あの経験は意味があったって思うこととか、年を取ってからいっぱい気づくはずだよ」
「確かに言われてみれば、コーヒーを淹れるのって、集中力を伸ばす訓練にはなってたと思う。最初は何か特技を身につけたいと思ってペーパードリップを始めたけど、最初に淹れた時は、同じ材料なのに味に差が出ちゃって、この道ではお兄ちゃんにまず勝てないって思ったの」
璃子は静乃と話しながらペーパードリップを入れる。
静乃が注文したのは、パナマゲイシャの1杯3000円のドリップコーヒーだった。璃子にとっては初めて客に淹れるドリップコーヒーだ。ここで基準値以上の出来であれば合格だ。
コーヒーの味を殺してしまわぬよう、コーヒーの声に従って淹れるんだ。璃子が一流のバリスタたり得るかどうかは味が教えてくれる。璃子に淹れてもらった2杯の内1杯を口に含む。
「――素晴らしい」
「えっ!? 本当!?」
「ああ、アフターに見事な雑味と苦味が残ってる」
「あぁ~。またかー」
璃子は顔を下に向けながら、ヘナヘナに全身の力が抜け、キッチンの椅子に座る。
これだけやっても味を突き詰められていない。舌の安い人は何とも思わないだろうが、舌が敏感な人であれば、アフターで違和感を持つだろう。
まだラテアートの方が才能あるかも。璃子には芸術的センスがあるし、もしバリスタの大会に出るならJLACを勧めたいが、多分出ないだろう。
ショコラティエを究めるまでは――。
「唯ちゃんはどの高校に行くの?」
何も事情を知らない静乃が唯に素朴な疑問をぶつける。
「いえ、高校には行かないつもりです」
「えっ!? じゃあどうするつもりなのっ!?」
「あず君のお店で、バリスタになるための修業をしたいって思ってます」
「えー、でも高校くらいは出といた方がいいよー」
「高校に行けば幸せになれますか?」
「えっ……」
静乃が見事とも言える唯の返しに黙ってしまう。彼女は少しばかり真剣な表情になりながらも、目を半開きにさせながら落ち込んでいるようにも見えた。
さっきまでは引っ越しするかもと言ってたのに修業とは。
月日は流れ、8月を迎える――。
地元岐阜市は毎年夏になると、全国でもかなりの猛暑になる。
段々と暑さが勢い増してくる中、サマーバケーションを迎えた外国人たちが雪崩のように店へと押し寄せてきたのだが、これを捌くのは大変だった。大学が夏休みを迎えていたことで、柚子もリサも毎日のようにバイトに来るようになったのが幸いである。
こうして、僕は緊張のお盆を迎えることになるのだった。
「もう借金を返せるってのか?」
「だからここに来た」
口答えしながら、今は亡きおじいちゃんの家に上がる。
親戚からの借金300万円を耳を揃え、親戚一同の目の前に置いた。
「うわー、本当に300万円あるー」
リサが現金300万円を見て驚く。
今、親戚の集会の真っ最中である。いつも通り端っこの席に陣取り、そこから少し離れた大輔に親の借金を返していた。家は昔ながらの木造建築で風通しもいい。
某長寿アニメのような、横に長い1階建ての一軒家。ここに来たのも何度目だろうか。
おじいちゃんがいなくなってからは全然来てなかった。それまでは葉月家の事実上の代表となっていた大輔の意向で親戚の集会に参加できず、ずっと家で留守番をしていた。
「大ちゃん、もう許してあげたら? こうして借金も返したわけだし」
恵梨香おばちゃんが庇うように言った。
大輔はずっと不機嫌そうな顔で、料理を食べながら黙り込んでいる。
食事の時間でもあったが、普段よりも機嫌が悪いのが見て取れる。おばあちゃんはいつも1人なのが寂しいのか、これだけ人が集まって喜んでいる様子だ。食事はいつも和食が中心である。最近は肉類も出てくるようになったお陰で何とか食べられる。僕の好きな洋食洋菓子はなかった。
まあでも、この方が健康には良いんだろう。
あぁ~、久しぶりにうなぎふ行きてぇ~。
和食も和菓子も苦手だが、うな重は安心して食べられる美味さだ。
料理はリサや柚子が作るが、僕が駆り出されることも少なくない。
食事を済ませてから外が見える廊下に出ると、床板の上に座り、そこそこ広い庭を眺めていた。夏らしい青い空に浮かぶ入道雲、僕らを照らすように光差す太陽。
夜行性人間にはキツすぎる良い天気だ。
「そのお金、どうやって手に入れたんだ?」
大輔が僕の後ろから話しかけてくると、僕の隣に座り、一緒に空を眺める。
「何を言うかと思えば。そんなの店の利益に決まってるだろ」
「この家の人間で成功してるのはお前だけか……皮肉なもんだな」
「……」
「俺は親に言われた通り、大学まで行って就職しようとした。そしたら生憎の就職氷河期で派遣社員。やっとの思いで正社員に就けるかと思ったら、今度はリーマンショックで派遣切り。俺はただ、普通の暮らしがしたかっただけなのに……」
「――普通って何?」
「大学まで行って就職して、定年まで働く生き方のことだ」
「昔からそういう生き方をしている人の方が少なかったぞ。あと10年も経てば、大手も終身雇用ができなくなると思うし、昔みたいに自分で考えて、自分で仕事を作って生きていく時代になると思うぞ。そうなった時にさ、その普通の生き方とやらは通用するのかな?」
「それは皮肉か?」
「僕らはいかんせん、思考停止したまま国のために働くことを強いられすぎた。その結果が今だ。氷河期世代とか関係ない。就職レールに乗っかって、自分の頭でどう生きるか考えることを放棄した時点で既に負けていたんだよ。時代にじゃなく、自分自身にな」
「……」
大輔はすっかり黙ってしまい、文字通り上の空になる。
今も優太と共にバイトをしながら正規雇用を求めて日々就活中だ。大輔のカバンには就職に関する雑誌が何冊も入っている。余程正規雇用に飢えているんだろう。かつての親父とぴったり重なる。親父はもうすっかり今の生活に慣れたのか、金華珈琲のバリスタという地位に落ち着いている。
何だかんだでバリスタの仕事をずっと続けてこれたことに納得しているらしい。
大輔には酷なことを言ってしまったが、これくらい言わないと、自分が当たり前だと思ってきたことと現実との乖離に気づかないままだと思った。
「今後はお前みたいな奴が、世の中を引っ張っていくのかもな」
「僕はいつも引っ張られる側、振り回される側だ」
「「……ふふっ、ははははは!」」
大輔と同時に笑ってしまった。何故笑ったかなんて分からない。みんなは僕が周りを振り回してきたと思っているかもしれないが、むしろ僕の方が周りに振り回されている側面の方が強いように思える。
1人の人間にできることなんて……たかが知れているのだから。
「お兄ちゃん、何話してるの?」
「あず君から社会勉強してたんだよ」
「社会勉強?」
優太が僕らの後ろから割って入るように腰かけた。優太もまた、競争社会の犠牲者である。
大輔ほどではないが、優太も不遇だった。リーマンショックの影響で会社が倒産していたが、それからは大輔と同じ土俵でバイトをしながら正規雇用を探し続けている。
みんなしてやってることが一緒なんだよなー。
他の人と同じことをすれば、当然競合することになる。みんなと同じになればなるほど損をするというのに、悪魔の洗脳がそれに気づかせない。これはもはや卑怯以外の何ものでもない。結局、お盆の親戚の集会に参加した僕は、無事に親の借金300万円を全額親戚一同に返すことができた。親戚たちはもっと遅れるものだと思っていたのか、驚きを隠せない様子だった。
葉月家と楠木家は昔から仲が良かった。親戚の集会の時は、いつも両家の人が一緒に参加するため、大体いつも30人以上はいる。お調子者ばかりで賑やかなお陰か、かつてはあまり目立たずに済んでいたが、僕が有名人になってからは、いつも僕の話題ばかりになっている。目立ちたくなかったのに。
ある日の夜、僕は店の営業が終わりしばらくしてから久しぶりに金華珈琲へと赴いた。
客がいない時間帯である閉店間際を狙っていた。
道中で商店街の人たちから何度も声をかけられ、女子高生らしき連中から噂される。
「あっ、梓君だー」
「生で見たの初めてー」
「めっちゃ可愛いー」
こんな時間帯にも学生が外へ出るものなんだなと思いながらも、予定より遅れて金華珈琲に着いた。
「あず君、久しぶりだねー」
「そうだな。エスプレッソ1つ」
「畏まりました。葉月商店街でも夏祭りがあってねー。その時にあず君が生まれ育った商店街として、みんなで宣伝してたんだよ」
「ちゃっかりしてるな」
「まあね。日本人恐怖症はどう?」
「昔よりはマシになった。他人は相変わらず無理だけど」
「早く治るといいね。みんなあず君の店に行けることを楽しみにしてるし」
しばらくはエスプレッソを飲んで余韻に浸っていた。
金華珈琲の味はうちにはない独特の美味さがあってなかなかやめられない。僕自身がここの味にすっかり慣れているというのもある。蜂谷さんも席に着いており、彼の意向で僕は少し離れた所から取材を受けることになったが、案外すぐに終わってくれた。
蜂谷さんがいつ来ても喫煙者がいないことを指摘すると、昔から全席禁煙であることをマスターが伝えていた。マスターが言うには、自身が煙草嫌いだからということもあり、おじいちゃんの伝統を引き継いだ。確かに煙草の匂いは全然しなかった。この時代のカフェと言えば、煙草臭いイメージしかなかった。うちの親も煙草嫌いだし、禁煙場所であることを理由に、ここをバイト先に選んだ部分もある。
ここなら常連になってもいいかもな。
「あず君、協会のホームページは見たかな?」
「うん。登録は済ませた」
「それは良かった。実はねー、僕も登録したんだよ」
「じゃあマスターとはライバルになるな」
「そうだね。あず君がいるなら、相手にとって不足はないね」
「何の話してんだ?」
「僕もあず君も新しい大会に出るんだよ」
「また出るのか?」
「ああ、ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ、略してJCTCに出場することになってね。和人さんも是非応援に来てね」
「やれやれ、ただでさえ店が大変だってのに」
親父は乗り気じゃない。親父も一応バリスタだが、大会には全然出ようとはしない。大会に出て結果を残せば、かつての僕みたいに、どっかの企業から正規雇用のオファーが来るかもしれないのに。
何で目の前にあるチャンスをみすみす逃すようなことをするんだか。
「それってどんな大会なんだ?」
「カッピングをして、1つだけ味の違うカップを当てるクイズみたいなものだよ」
「それバリスタじゃなくても参加できるよね?」
「そうだよ。でも、普段からコーヒーの違いに慣れてないと厳しいよ」
「へー、梓君がまた大会に出るんですかー。いやー、楽しみだなー」
「インタビューはなしだぞ」
インタビュー対策に釘を刺しておいた。けどこんな時期から参加者募集をするなんて珍しいな。世界大会が終わったばかりだったが、何か目標がないと気が済まない状態になっていた。それに新しい大会は本当に新鮮で楽しさすらある。バリスタ競技会の種類が増えるのは喜ばしいことだ。
エスプレッソを飲み終えると、金華珈琲を後にする。
定期的に金華珈琲を訪れ、マスターとは海外の話もたくさんした。
元々バリスタ競技会はマスターに紹介された大会だ。大会の結果報告は義務になっていた。他の常連たちは僕に気を使ってほとんど話しかけてこなかった。親父は金華珈琲でバイト、お袋はフラワー岐阜でパート、璃子はヤナセスイーツで修行。僕以外はみんな葉月商店街の一員と化していた。
お袋は元々スーパーのパートだったが、僕が有名人になったことで居られなくなったらしい。同僚がうちの店に連れて行ってほしいと懇願したが、お袋は僕の病気のために全て断った。つき合いが悪いと見なされたらしい。やはり世間とは未熟にして横暴な幼児である。
こうして、この年の夏は終わりを迎えた。
僕はまたしても、新たなバリスタ競技会に参加することになるのであった。
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