82杯目「大会後の余韻」
ショコラトリーが立ち並ぶ町を僕らは彷徨っていた。
あれもこれも欲しいと、迷いながら右往左往するのは旅行者あるあるだ。
大会中はあまり注目していなかったが、ケルンの町並みは凄く綺麗だった。ホテルから眺める景色もそれなりに良かった。僕らは1店舗だけショコラトリーへと赴き、買えるものを1種類につき1つずつ購入すると、チョコレートを持ち帰り、分けて食べた。
こんなこと、多分若い内しかできないだろうな。
今、ホテルの個室の机には、買ってきたばかりのボンボンショコラ一式が置かれている。璃子が自分で選んだものであり、オシャレなパッケージにドイツ語の筆記体がデザインされていた。
「お兄ちゃん、どれがいい?」
「どれでもいいよ」
「じゃあ私から選ぶね」
1粒ずつ指で摘まみながら口に運んでいく。
うん……どのボンボンショコラも美味い。
全部見た目も食材も全然違うのに、ちゃんと美味い味に仕上がっている。
「今度作ってみようかな」
「土産用にチョコを保存しておいて、後で優子に渡してみたら?」
「優子さんに渡すの?」
「もしかしたら作り方を知っているかもしれないし、サンプル用としてだ」
「それいいね。じゃあこれは持って帰ろうかな」
「あず君はどんなチョコが好きなの?」
「シンプルに甘いのが好きかな。辛い味とか苦い味とかは人生だけで十分だ」
「人生語れるほど長生きしたのかな?」
「語れるほどか……でも結構濃密だった気がする」
まだ20代すら迎えていないわけだが、学生時代も、自営業時代も、競争に勝ち抜くためだけに苦い思いをしてきたのは確かだ。居場所を守る戦いはずっと続くだろう。
「ところで、璃子はショコラティエになるとは言っても、今後どうすんの?」
「今後のことはまだ考えてないよ。とりあえずショコラティエ修行をして、優子さんから一人前と認められたら、お兄ちゃんの店に専属ショコラティエとして配属させてもらおうかな」
「独立する気はないのね」
「少なくとも――今はお兄ちゃんなしだと生活が成り立たないから、しばらくはお兄ちゃんの店で頑張ることしか考えてないかな」
「――そうか。まっ、何も考えてないよりマシか」
「あず君は何でそんなに璃子の進路が気になるの?」
「このまま家にいるのはいいけど、恋人とかできたらどうすんのかなって」
「私はチョコに夢中だから、当分その気はないかな」
璃子もまた、僕と同様に夢を追っていた。
ここまでは僕と同じだが、璃子にはまだこれと言った実績がないから心配だ。
僕ぐらいになれば、不況がやってきてもどうにかやり過ごせるし、璃子がうちにいる限りはずっと守ってやれるが、果たしてそれでいいのだろうか?
そんな状況で璃子に自立心が身につくとは思えない。
僕も璃子とはずっと一緒にいたいとは思うが、いつかは独立してもらわないと、璃子のためにならないかもしれない。璃子はモテるが恋人はいない。ずっと僕につき合ってきたこともあってか、外国人以外の人と全然出会いがないが、外国人ともつき合う気はないようだ。
もしかしたら、僕は知らず知らずの内に、璃子の自立心を摘み取ってしまっているのではなかろうかと思ってしまった。だとしたら早く何とかしないと、一生僕依存になる。
「あず君、何をそんなに考え込んでるの?」
「いや、璃子がこのまま自立しなかったらどうするのかなって」
「お兄ちゃんは私に自立してほしいの?」
「そうじゃなくてさ、僕がいなくても生きていけるようになってほしいんだよ。やっぱ身内の中に自立してない人がいると心配だからさ」
「それ分かる。私も吉樹が全然家事もやらずにゲームばっかりしてるのが気になってたし、このままじゃ1人になった時に生きていけないんじゃないかって思ってる」
柚子も吉樹のことで悩んでいた。
やはりどこの家も兄弟姉妹に自立していない人がいると心配になるのか。
いや、もしかしたら自立しないといけないというのはただの社会通念かもしれない。あえてずっと依存し合う家族がいてもいいのかもしれない。
「お兄ちゃんが立派になったら自立しようかな」
「立派ってどういうことだよ?」
「今のままだと、どっかで暴走しそうで心配だから、安心して自立できないよ」
「分かる。あず君1人だけだと心配だもんねー」
分かるのかよ。ていうか何で僕が心配されてるんだろうか。
璃子の僕に対する依存よりも、僕の璃子に対する依存の方が強いのかもしれない。だったら尚更店を大きくして、璃子に安心して自立してもらおう。
店を大きくする理由が増えちまったな。
「そういえば、柚子はいつまで葉月珈琲で働いてくれるの?」
「大学卒業までかな。私もリサも内定を貰ってたら、一緒に葉月珈琲を卒業することになると思う」
「じゃあそれまでに、次のスタッフを探さないといけないってことか」
「日本人恐怖症の方を先に何とかした方がいいんじゃない?」
「克服できなかったら、またお兄ちゃんと私だけになるよ。2人だけだと、店を大きくするなんてとても無理だよ。席を増やしたらそれだけスタッフも必要になるし、国内から選ばれし者を雇わないとね」
「選ばれし者?」
「お兄ちゃんが見ても全然怖がらない日本人のこと」
「あー、なるほどねー」
やばい、先のことを考えれば考えるほど不安になってきた。
ワールドラテアートチャンピオンになったのはいいが、こればかりは僕でも回避するのが難しい危機と言えよう。大会中は何も気にならなくなったが、大会が終わってみればもう店の心配をしているではないか。大会が終わってから心配しても遅くはないが、本当に手遅れになったらやばい。
あぁ~、店の営業って難しいよぉ~。
僕はベッドに仰向けになり、天井を見ながら先のことを考えている。
「柚子は婚活イベントの会社に入るんだよな?」
「うん。葉月商店街から、商店街を盛り立ててほしいって頼まれてるの。大学のサークル活動の一環で婚活事業にも取り組むつもり」
「だったら尚更起業した方がいいと思うなー。そこまでプランが決まってるんだろ?」
「……私、ずっとそのことを考えてたの」
柚子が急に真剣な表情になり僕の方を見た。
彼女はベッドの端っこに座り、璃子は机のそばにある椅子に座っている。
「あず君には大会中は大会のことだけ考えろなんて偉そうなこと言ってたけど、余計なことばっかり考えてたのは私の方。就職する方法は知っていても、起業する方法は分からないというか、そこで迷ってるんだけど、こんな中途半端な気持ちのまま、起業しちゃっていいのかな?」
「中途半端な状態で就職するのも、就職先の人に迷惑だと思うけどな」
「お兄ちゃん、そんなこと言ったら余計に迷っちゃうの分からない?」
「いいの。迷ってるのは元からだし、大学3年生から始めるまでに決めておかないとね」
「えっ? 大学3年生から始めるって……何を?」
「就活だけど」
――マジか? 日本の大学生は3年生から就活を始めるのかっ? てっきり大学を卒業してから始めるものだとばかり思ってた。僕は大学まで行ったことないし、その辺の事情はよく分からない。
「……常識だよ」
「柚子、お兄ちゃんに常識は通用しないよ」
「あっ、そうだった」
「そんなの初めて聞いたぞ。他の国は学歴に関係なく、卒業してから就活だぞ」
「日本でそれをやったら、新卒カードが使えなくなっちゃうし、バイトでしか働けなくなるの。だからみんな3年生から就活を始めるわけ」
「……は?」
「いや、はって言われても困るんだけど」
「4年生は何してるの?」
「内定がある人は卒論とか卒業制作があって、卒業単位を取り終えたら、後は内定先に就職するまでひたすら遊ぶけど、それがどうかしたの?」
「遊ぶ?」
いやいや、遊ぶって何? 遊んでる暇ないでしょ!
少しでも固有スキルを身につけて他と差別化を図らないと、ずっと条件の悪い部署で足を見られながら働かされることになる。何でみんなそれが分からないんだ?
仮にも人生の大事な分岐点だというのに、さも当然のように他人事として片づけていたら、いつかとんでもないどんでん返しがくるぞ……大学生って案外大したことないな。
「大学って、狭く深く研究するための学校だよね?」
「そういう人もいるけど、基本的にはみんな就職予備校と同じ感覚で行ってるから、結局は就職を有利にするために行ってるって感じかな」
「そんなことしてるから、何がしたいか分からなくなるんだよ。大体さー、高校を卒業したらすぐ大学に入らないといけないのもどうかと思うし、考える期間とかあってもいいと思うけど、そういうのがないからみんな流されてるんじゃねえの?」
「考える余地を与えられてないという意味で正解だと思うけど、就職するなら従わないといけないよ」
「柚子は何で就職したいの?」
「生きるため」
生きるためって……いつの時代の話だよ。
やっぱこういう人たちを何とかするには、教育改革しかないんだろうな。
「僕は生きるために何かをしたことはないぞ。精々呼吸くらいだ」
「あず君は天才だからそんなことが言えるの。一般の人はあず君みたいにたくさんスキルを持ってるわけじゃないから、会社員にでもならないと生きていけないの」
「食糧難の時代じゃあるまいし、もっと自由に生きればいいのに」
璃子も柚子も、恐らく産業革命時代を知らないんだろうな。
昔はどの階級の人もそれなりに働かないといけなかったが、産業革命による機械動力導入によって一部の人は働かなくてもいい状態、即ちフリーの状態になった。人間はフリーになると面白いことを始めたくなるもので、暇になった人たちによって、映画を始めとした近代の娯楽が生まれたのだ。
今後は働かなくてもいい層が更に増えるはずだ。
僕がやっているバリスタだって、どちらかと言えば趣味だ。労働から解放されてフリーになった映画製作者の人たちだって、半分くらいは趣味のような感覚でやっていたはずだ。
今は一般の人でもそれができるようになったというのに、何とも嘆かわしい限りだ。
「自由って言われても、多分みんなピンとこないのかも」
「かもな。自由も個人も明治以降に西洋から取り入れた言葉だ。あいつらには多分合ってない。ただ、もう集団に依存する時代は終わる。現に僕ができてるくらいだし。だから柚子もさ、そこまで集団が好きじゃないなら、自分でやってみたらいいと思うぞ」
「起業と新卒カードって、どっちが価値あるのかな?」
「それは柚子が決めることだろ」
「……」
柚子は真剣な表情のまま黙ってしまう。
せっかく大学まで行って手にした新卒カードなのにとか思っているんだろうか。
新卒カードを使った結果が過労死寸前の人もいるくらいだし、就職なんて運ゲーだ。ホワイト企業に入って、ホワイトな部署に所属して、ホワイトな同僚に囲まれて、やりたい仕事ができてる人ってどれくらいいるんだろうか。柚子には悪いこと言っちゃったかな。
翌日、午前10時あたりから、璃子と柚子と一緒にケルンに居座り、色んなカフェを回った。ケルンに泊まるのも今日が最後だ。明日の昼にはここを出なければならない。
「アズサ、優勝おめでとう」
「アズサのラテアート凄かったよ」
「うん、あの場に立ち会えて良かったよ」
「ありがとう。これからも頑張るよ」
大会の噂が既に広まっていたのか、色んな人から声をかけられていた。
米国と欧州のコーヒー協会が出資しているワールドコーヒーイベントが主催するメジャー競技会を複数制覇したのは僕が史上初めてらしい。この大会もアジア人初で、10代での優勝も僕が初めてであるとのこと。バリスタの歴史は長いけど、バリスタ競技会の歴史は浅いことがよく分かる。この大会も数年前に始まったばかりだ。まだまだ進化の余地がある大会だと思うし、他のバリスタ競技も含めて年を追う毎にルールが進化していくだろう。
この時点のルールでも完成度が高いし、コーヒー業界の未来が楽しみだ。
僕は度々通行人に話しかけられながら、璃子と柚子と共にチョコ巡りをする。
人も車もそれなりに通っており、僕らはカジュアルな格好のまま、ケルンの町を散策する。
「そういえば、お兄ちゃんは今後どうするの?」
「僕の今後はもう決まっている。店を大きくして法人化だ」
「それは店の目標でしょ。お兄ちゃん自身の目標を聞いてるの」
「僕自身の目標か……バリスタオリンピック優勝かな」
「結構壮大な目標だね」
「バリスタ競技会の世界最高峰だからな。WBCチャンピオンも出てるから、王の中の王を決めるような大会だ。僕もいつか参加してみたい」
「あず君はいつでも目標があるんだね」
「目標がないと燃え尽き症候群になっちゃうからさ、何かやってないと気が済まない」
そんな話をしながら町を歩いていると、ヨーゼフのことを思い出した。
「あっ、そうだ。昼飯の時にヨーゼフのカフェに寄るけど、璃子と柚子はどうする?」
「じゃあ私も行こうかな。優勝の報告がしたいんでしょ?」
「何で分かったの?」
「ずっとヨーゼフさんと話してたし、理由があるとすれば報告かなって思ったの」
「あず君はあの店に思い入れでもあるの?」
「コーヒーが美味かったからな」
本当はそれだけじゃない。あのカフェはかつてのうちと同じ目に遭っていた。
余裕がない時は他の店の宣伝なんて考えもしなかった。
僕らはケルンを満喫した翌日、日本に帰国するのだった――。
帰りの飛行機は旅の疲れから、3人ともぐったりしていた。チョコ巡りで燥ぎすぎた。当分チョコは食べたくないかも。数十時間後に東京の空港に着く。クタクタのまま棒になった足を動かしていると、今度は美羽たちからお出迎えを受けた。美羽、美月、松野、結城といった面々が揃っていた。
空港に着いた時にはもう昼を迎えていた。
相変わらず多くの人が佇んでおり、久しぶりに日本語の電子掲示板を見つけると、帰ってきたんだと感じる。だが日本人としての感覚はない。僕は日本生まれ日本育ちの地球人だと思っている。日本人にも外国人にもなれなかった僕はそう思うしかなかった。
みんなと違う感覚を持って生まれてきたからこそ、こんなにもみんなと違う人生を送っているのが、何よりの証拠と言えるものだと感じていた。
「あず君、WLAC優勝おめでとう」
久しぶりに会った美羽が声をかけてくる。
「会場で動画を撮っていた人があず君の動画を投稿していたんですけど、とても繊細で可愛らしいラテアートでした。私もあんなラテアートを描いてみたいです」
結城が投稿されていた大会での光景を見ていた。世界大会では、ナショナルチャンピオンの動画を撮ろうと、カメラを持ってくる人も大勢いた。多分、あの中にいた誰かが投稿したんだろう。
「あず君、これから祝勝会をやるんだけど、空いてるよね?」
「家帰って休みたい」
無表情かつ無気力な声で返すが無駄だった。
「あず君、まだ昼なんだし、祝勝会の時に休めばいいでしょ」
「じゃあ璃子と柚子だけ参加してきたら?」
「お兄ちゃんが出ないと意味ないでしょ。ほらっ、行こっ!」
「しょうがねえなー」
璃子にここまで背中を押されると、流石に断り切れない。
「もしかして、僕が帰ってくる日に合わせて祝勝会の準備とかしてたわけ?」
「うん、予定がズレちゃったら、主役抜きですることになるでしょ。あず君に聞いてて良かった」
「そう……旅の疲れがあるから、しばらく休ませてくれ」
「うん、いいよ。じゃあ端っこに席を用意しておくね」
美羽が言うと、僕らを祝勝会が行われる会場まで案内する。
道中、東京の街の中をみんなで歩く。相変わらず人が多すぎる。
そんな時だった――。
「あの、葉月梓さんですよね?」
いきなりジャーナリストらしき人に横から話しかけられる。
僕は咄嗟に璃子の後ろに隠れながら体を震わせた。
「申し訳ないんですけど、彼怖がってるんで、取材は控えていただけますか?」
美羽が前に出てくると、僕の代わりに丁寧に断った。
「君関係ないよね? ていうか誰?」
「おい、人に名前を聞く時は自分から名乗れって親に言われなかったか?」
今度はこの光景を見ていた松野が相手の行動を揶揄するように咎める。
「俺はそこにいる葉月梓さんに聞いてるんだけどなー。ん? あんた、確か穂岐山珈琲の人だよねー、大会の時に見たことあるよー。決勝まで来れないってことは、穂岐山珈琲も大したことないんだねー」
「お前いきなり失礼だな。これ以上邪魔をするようなら、あそこの交番に通報するぞ。カメラを持っている図々しい不審者がいるってな」
「――ちぇっ、分かったよ」
不満そうな顔をしながら諦めて僕らの前から去っていく。
外にいるとああいう人に話しかけられる危険性が常につきまとうのか。人に話しかけられるのが苦手な人と分かっていても躊躇なく話しかけてくる人って、絶対サイコパスだよな?
「はぁ~、めんどくせーなー」
「しょうがないよ。あず君は有名人なんだから」
「柚子は自分が有名人だったら受け入れるのか?」
「私なら甘んじて受け入れるかな。それに私が有名になれば、婚活イベントとかに人が来るようになると思うし、取材とか受けたら、宣伝してもらおうかなって思ってるよ」
「ちゃっかりしてんなー」
「あず君だって、今回の大会で良い宣伝になったんだから同じでしょ」
「同じじゃない。僕が宣伝をするのは生活のため。生活の心配さえしなくて済むようになったら、宣伝なんてしなくなるだろうよ」
「あず君は相変らず合理的ですねー。あの、もしよければ、ケルンにいた時のことを詳細に話してもらってもよろしいですか?」
「それだったら、璃子か柚子に聞いてくれ」
土産話を一緒にいた2人に任せると、美羽は聞き入るように頷いている。
璃子たちは証言するように話した。僕の活躍の他、僕と一緒に話した将来のことなんかも話していたのだが、これは相手を間違うと炎上しかねない。大体の人は将来のことを考えるのは苦手みたいだし。
「あず君って今を生きてるって感じがするけど、意外と先のことも考えてるんだね」
僕としては今が良ければそれでいい。先が心配というよりは、僕がいないと生きていけない状態の璃子を放置したまま死ねないと言いたかったのかもしれない。
思ったことをうまく言葉で伝えるのは大変だ。
この頃、僕の活躍がまたしてもニュースで放送され、全く関係ないはずの人まで集まっていた。まるで凱旋式に来ているみたいだ。美羽たちに誘われて祝勝会の会場まで赴いた。場所は穂岐山珈琲が所属する会社のオフィスだった。穂岐山社長が僕のために企画したらしい。
ケルンにいた時、璃子を通して優勝を知った美羽が、僕にいつ帰ってこれるかメールを送って確認していたのだが、今その理由が分かった。テレビカメラもあり、生中継されていた。
僕はまたしても、祝勝会につき合わされるのだった。
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