79杯目「欧州再び」
璃子と柚子と一緒に、ケルン行きの便に乗った。
たくさんある電光掲示板からは多くの便の情報が流れており、用意されている空港の椅子には大勢の人がまだかまだかと思いながら座っている。
日本人だけでなく、日本旅行や帰国のためか、外国人も多くいた。飛行機の中は相変らずだ。
特にやることもなかった僕は璃子と柚子と話しながら過ごす。横に3人分の座席連なっている席に、左から僕、璃子、柚子の順番に腰かけた。
――座り心地はまあまあといったところか。
「私、飛行機に乗ったの……初めてなの」
「私はもう2回目かな。最初は墜落することばっかり考えてたから、ちょっと怖かったんだよね」
「そう簡単に墜落するわけないでしょ。車の事故よりも、飛行機の事故の方が事故率低いんだって」
「意外だね。てっきり飛行機の方が確率高いと思ってた」
「飛行機の方がリスクが大きい分パイロットも気をつけるし、メンテナンスも念入りにするし、空でぶつかることもそうそうないから、結果的に確率が下がるんだって」
「お兄ちゃんはもう何回も飛行機に乗ってるもんね」
「好きで乗ってるんじゃねえよ。必要があるから仕方なく乗ってるってだけだ」
璃子も柚子も暇でしかない空の旅を顔をニコニコさせながら楽しんでいる。最初の1時間は楽しい状態だったが、ずっと乗っている内に段々と退屈になってくる。この頃、世界大会に行く時は璃子と一緒に行くのが当たり前だったが、国内予選優勝者はサポーターを連れていくことになっている。
最も信頼できるサポーターが璃子だったのだ。外国は治安が悪いため、なるべく複数人で行った方が安全というのもある。ここでしか味わえないコーヒーやチョコレートもあると思うと嬉しくなる。
WLACはWBCよりも歴史が浅いこともあり、参加者は比較的少なめだった。29ヵ国から29人のナショナルチャンピオンが参加する。
上位6人が決勝に進出し、決勝で優勝を争う点はWBCと同じだ。
一度この競技形式に慣れてしまえばこっちのもんだ。
数十時間後――。
大会3日前、僕らはケルンに辿り着いた。
ケルンの空港で飛行機から降りて外に出ると、僕らは中世ヨーロッパを思わせる様々な歴史的建造物に圧倒された。まるで映画の世界に入り込んだかのようだ。
「凄い! ここ写真とかで見たことある!」
いつもは冷静沈着な柚子が心をワクワクさせ、まるで子供のように感動する。
――こんなにも喜びを露わにする柚子は初めて見た。
「あず君、これからどこに行くの?」
「まずはケルンのホテルまで行って休憩だな。明日は会場を下見しに行って道を覚える。後は大会までずっとカフェ巡りってとこだ」
「じゃあ大会の後はチョコ巡りでいいかな?」
「そうだな。先にここのカフェを楽しむのも悪くない」
「――というかドイツ語分かるの?」
「以前からドイツ語は勉強してたし、少しなら話せる。カフェ巡りのために注文のやり取りとかも何度か店でやってたからバッチリだ」
「あず君って何ヵ国語話せるの?」
「日本語、英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語。1番得意なのは英語、ドイツ語は習得中、イタリア語とフランス語が日常会話ができる程度で、1番苦手なのは日本語だな」
普段から外国人観光客を相手にしていることもあり、以前よりも多くの言語が話せるようになっていたのだ。特別な訓練は何もしていない。耳が慣れてるから口から出やすいってだけだ。
「何で日本語が1番苦手なの?」
「日本人の多くはトップダウン型の人間関係を形成してるし、その時点で話し合いの余地がない。従うか従わせるかの一方通行でしか会話が成立しないパターンがほとんどだったし、日本語特有の曖昧な表現とかも未だに分からないし、話が通じるのは身内と理解者くらいだったな」
「なるほど、それがメカニズムか」
柚子が右手で左腕の肘を支え、左手で顎を持ちながら原因を探っている。
「メカニズムって?」
「あず君の日本人恐怖症のメカニズム」
「あー、それかー」
「相手によって症状が発動したりしなかったり、症状が強くなったり弱くなったりしているところがずっと気になってたの。でも今のあず君の言葉で分かった。あず君自身が身内でも理解者でもない日本人に対して恐怖心から壁を作ってしまっていて、そこを基準に症状の上下が始まる。結論を言えば、あず君の日本人恐怖症は好感度システムでできているの」
「好感度システム?」
「身内は平気で、理解者に対しては入店させて話すところまで可能なんでしょ?」
「それはそうだけど」
「なら話は簡単。好感度が良くなるにつれて、症状も段々と緩和されていくの」
「!」
――そうか、そういうことだったんだ。
確かに相手の立場が身内に近くなるほど症状が緩和されている。
柚子が言うには、相手が日本人のステレオタイプに近い人ほど症状は悪化していく。日本人のステレオタイプとは、一言で言えば『十人一色』の思想を持っている奴だ。
所謂『十人十色』の真逆であり、10人いたら全員の考えが全く同じでなければ気が済まないタイプの人間である。僕はこのタイプと相性が悪いのだ。そして同じ他人の中でも、理解者や外国人であれば日本人のステレオタイプから離れているため、多くの場合は症状が強く表れない。
しかし、唯のように初対面でも症状が全く発動しなかったレアケースもある。
まだ解析が必要か――。
日本人恐怖症が好感度システムでできているとはよく言ったものだ。僕が嘘を吐いていることを見抜いた時といい、今回の日本人恐怖症の解析といい、柚子の冷静な分析力には度々驚かされる。
「真由とか拓也にも症状が出なかったのは何でかな?」
「あの2人は人当たりが凄く良いでしょ。真由君も純粋無垢なところがあるし、拓也君はあず君のように挫折経験があるから他人に対する許容度が高いし、それで本能が無害と判断したんじゃないかな?」
「そこまで見抜かれていたとは……」
「私、人間観察が得意なの。だから将来はこの特技を活かして、婚活イベント会社に入って、イベントを開催したいと思ってるの」
「だったらさ、会社に入るんじゃなくて、自分でやってみたら?」
「えっ、自分で?」
「うん。そこまで積極的な意欲があるのに、何でわざわざ会社に入ってやろうとするのか、意味が分からないし、入ってもやりたいことをやらせてもらえない可能性の方が高いぞ。大手だったら色んな部署の中で人数が少ない場所に自動で配属されるだろうし」
「……」
大手の事情を指摘すると、柚子が突然黙った。
自分で起業することは考えていなかったようだ。
「自分でやってみる……か。それもいいかもしれないね」
「まーた起業家を増やそうとしてる」
「別に起業家を増やそうとしてるわけじゃねえよ。サラリーマンが多数派なせいで、起業の方が向いている人までもがサラリーマンになろうとしているのが口惜しいだけ」
「私って、そんなに起業家向いてるかな?」
「自分で何かをやりたい気持ちと、のんびり生活ができればそれでいい気持ち、どっちの方が強い?」
「――何かをやりたい気持ちかなー。でも新卒カードを捨てるのも勿体ない気がするから、大学を卒業するまでにはハッキリさせる」
「お兄ちゃんって、サラリーマンに恨みでもあるの?」
璃子は無表情のまま、目を半開きにさせながら疑問を呈する。
「そんなんじゃねえよ。僕に言わせりゃ、成人してもまだ自分の将来すら決められない奴が、みんな馬鹿に見えるってだけだ」
「「……」」
「気にするな。大抵の人間は馬鹿だ」
「お兄ちゃんは就職しなくて良かったかも」
「私もそう思う」
璃子と柚子が共感するように同調し合う。
柚子は僕と一緒にいる苦労を思い知り、璃子に同情するところが度々あった。
タクシーでケルンまで移動すると、3人共スーツケースを手に持っており、移動の度に蓄積する疲れがより一層重く伸し掛かってくると、ケルンのホテルに辿り着く。早々にチェックインを済ませた。
「ベッド2つしかないね」
「あず君、私と一緒に……寝る?」
「何でそんな色気のある声なんだよ?」
「お兄ちゃんは私と一緒に寝るの」
「じゃあさ、あず君に決めてもらおうかなー」
「あのさ、何でそんなに僕と寝たいの?」
「「だって抱き心地抜群だからっ!」」
璃子も柚子も両腕をグーにしながら僕に近づき、本気の目で僕に言い寄ってくる。
――そんなに抱き心地が良いのか?
璃子は僕と一緒に寝た時、度々僕の布団にまで入ってきて、僕に抱き着いたまま寝ることがある。
何故なのかと思っていたらそんな理由か。
「だったらじゃんけんでもしたら?」
「分かった。勝った方が奇数日に寝る。負けた方は偶数日に一緒に寝るってことでどう?」
璃子が右手の人差し指を立てながら柚子に提案する。これはじゃんけんに負けた時の保険だな。璃子は勝負事の時には必ず保険的提案をする。どっちに転んでも勝てる保険だ。
僕とは対照的だ。僕には保険を考える習慣はない。保険とか保障って言葉に安心を覚える人はリスクを負いたくない人なんだろう。だがリスク背負わずして勝利なしだ。
「うん、いいよ。それなら両方共一緒に寝られるもんね」
「僕に拒否権はないのね」
「「うん、もちろん」」
璃子と柚子が笑顔で同時にバッサリ返答する。
2人の中で僕の地位がこんなにも低いとは……悲しすぎる。
「「じゃーんけーんぽん!」」
「……じゃあ、今日は私と一緒に寝ようか?」
柚子がまたしても色気のある声で僕に迫ってくる。
なんか変なスイッチ入ってねえか?
「もしかして、吉樹にもおんなじことしてる?」
「うーん、吉樹にはしないかなー。吉樹とは別の部屋だし、あの子は1人で寝たい派だから」
「僕も1人で寝たい派なんだけど」
僕は目を逸らしながらめんどくさそうに答える。
すると、柚子が僕に抱きついてくる。服越しに柚子の胸も僕に張りついてくる。
――あのさ、僕が男だってこと忘れてない?
「あぁ~、凄く落ち着く」
柚子がまるで温泉にでも浸かったかのような表情へと変わった。
「僕は落ち着かないんだけど」
「柚子、お兄ちゃんに変なことしたら駄目だよ」
「分かってる。そこは安心して。抱き枕にするだけだから」
「安心できないんだけど」
こうして、僕を無視したまま2人の会話が進んでいく。本当に仲が良いな。
「ところで、大会でどんなラテアートを描くの?」
「JLACの時と同じだ。あの時の自分の出来に納得できなかったからさ。もう少し究めてみたいと思った」
「優勝してもまだ納得してないんだ」
「やっぱりプロは違うね」
理由はそれだけじゃない。シグネチャーを作ったり、リサと柚子に新人研修を施したりしていて、他のラテアートを練習する余裕がなかったのもある。だがお陰で早期にテーマを絞ることができた。
璃子たちはようやくエスプレッソマシンの使い方を覚え、サイドメニューも一通り作れるようになっていた。悪魔の洗脳のお陰か、覚えるのは得意のようだ。
JLACの時と同じく花をテーマにした。
描くラテアートこそ同じだが、以前とは比べ物にならないほど洗練されていた。
予選も決勝も、カプチーノ、マキアート、デザインカプチーノを8分以内にそれぞれ2杯ずつ作り、ジャッジが待つテーブルに提供する。ここまではJLACと同じだ。
違うのは参加者の『レベル』のみ。出番の時に『モチーフ』の見本と実物がセットになったカードも提出する。これは日本にいた時に作ったもので、全部英語で書かれている。カップの大きさやショットの多さなど、様々なタイプのラテアートの中から最もラテアートを描きやすい組み合わせを選んでいるため、そうそう苦戦することはないだろう。コーヒーや牛乳は全員同じものを使う。
日が暮れていたこともあり、僕らはホテルの料理を食べにいく。
地元ドイツの料理が多くあり、特にソーセージの種類が有り得ないほど多かった。僕らは色んな種類のソーセージとジャガイモなどを組み合わせて食べた。
……美味い。しっかりと肉と塩の味がするし、噛んだ時のパリッとした食感が、美味さを一層引き立たせる。日本のソーセージもそれなりに美味いが、こっちのソーセージも美味い。日本のは辛さの中にほんのり水飴のような甘さを感じた。あれは和食の米などに溶け込むことを目的としたものなんだろう。
だがドイツのはしっかりとした辛口だ。料理の一部としてではなく、あくまでも主役、目立ちたがり屋でいたいのだ。僕はこれを作った料理人からそんな気持ちを感じ取っていた。
「君、アズサハヅキだよね?」
「うん、そうだけど」
突然、金髪で刈り上げの頭をしたドイツ人の男が意気揚々と英語で話しかけてくる。
どうやらここでもそれなりに英語が通じるようだ。
「俺、ずっと君のファンだったんだよー! WLACに出場しに来たんだろ? 応援してるからな。優勝目指して頑張ってくれよ!」
「……うんっ!」
すると、この会話に多くの人が気づく。この人声大きいんだよなー。
「えっ、あのワールドバリスタチャンピオンが来たのっ?」
「凄い、可愛いねー」
「はるばる日本からやってきてくれたんだね」
「ちょっと話してくる」
「駄目。今食事中でしょ」
「へいへい」
このやり取りを皮切りに、僕は他の宿泊客から何度も見られた。いつ話しかけられることやらと思いながらも不安が募っていく。璃子と柚子は何故か嬉しそうな顔だ。人の気も知らないで。
「あず君、こっちでも有名人だね」
「あの人は多分バリスタかコーヒー通だ。バリスタやコーヒー通の人以外は知らないみたいだし」
「有名になるのって気持ちいいんだろうねー」
「そうでもないぞ。僕みたいに社会性が壊滅的な人間にとって、有名であることは迷惑以外の何ものでもない。ただ、有名じゃないと客が来てくれない部分もあるからさ、僕としては複雑なんだよな。だから僕よりも、うちの店の方を有名にするのが目的なんだよ」
「でも今のままだったら、店の方を有名にするのって無理じゃない?」
「ただでさえ目立ちにくい所にあるからね。確かお兄ちゃんがもっと稼いで、店を大きくするって言ってたけど、結局その計画はどうするの?」
「……考え中だ」
店を大きくしようと思ったそもそものきっかけが、鈴鹿の弟の形見であるあのグランドピアノを置くためだからなー。まあでも、客数を多くするって意味でも、大きくした方がいいんだろう。
僕は行列が嫌いだ。待っている時間が丸々無駄になることの方が多いし、繁盛している店に行くことはないし、行くとしても客足が少ない時だけだ。何かを待つこと自体が僕の趣味ではない。何かを待つくらいなら、すぐに手に入る別の何かを掴み取る主義だ。それくらいに僕は気が短いし、行列に並んでいる時の苛立ちが理解できる。だが皮肉なことに、今は僕が行列を作る立場になってしまっている。
いかんせん客席が少なすぎるんだよなー。
リサも柚子も、大学を卒業すればうちの店を辞めるだろう。
そんなことを考えながら食事を続ける。その後は1人ずつ風呂に入り、ベッドの上でニヤけている柚子に後ろから抱きつかれながら就寝するのだった。
大会2日前、僕らは会場の下見をして道を覚えた後でカフェ巡りをする。
僕らがカフェでコーヒーを味わっていると、1人の人物から流暢な日本語で声をかけられる。
「ねえ、相席いいかな?」
「……別にいいけど」
話しかけてきた金髪ミディアムヘアーの女性が余っていた僕の隣に座る。
「私はディアナ・キールストラ。葉月梓だよな?」
「うん、そうだけど……何か用?」
「私もバリスタを目指してて、色々教えてもらおうと思ったの。今は大学に通いながら、近くのカフェでアルバイトをしてるんだけど、いつかはアズサのような凄腕のバリスタになりたいの」
「もしかして、彼に憧れてバリスタになろうと思ったんですか?」
「もちろん。私にとって梓はヒーローなの。WBCの時にもオランダ代表の応援で来たんだけど、その時のアズサの競技が凄く洗練されていて、何より楽しそうに見えたんだ。私もいつかあんなバリスタになりたいって思ったの」
「……日本語上手ですね」
「たまたま日本人の友人がいて、その友人に教わったの」
初対面からタメ口ということは、かなりぶっきらぼうな人から日本語を教わったんだろう。それはそれで悪くはないけど、これは日本人と話す時に苦労するだろう。外国人だから仕方ないと受け止める人も多そうだけど。それにしても、いつか現れたらいいなと思ってはいたが、遂に僕がきっかけでバリスタを目指す人が現れるとは。バリスタが増えるのは微笑ましいことだ。バリスタやコーヒー通が増えることで、コーヒー業界の地位向上に繋がる。僕の夢がこうしてまた1つ叶ったわけだ。
カフェでアルバイトをしている時点で、十分にバリスタを名乗ってもいい。
バリスタに定義も資格もないわけだし。
「オランダ代表の応援で来たってことは、オランダ人なの?」
「ああ、普段はアムステルダムに住んでるんだ。よかったら来てくれ」
「考えとくよ。WBCの会場まで行くってことは、ディアナは元からコーヒー好きだったってことか?」
「そうだな。昔から大のコーヒー好きだ」
「あの、私は葉月璃子と言います」
「楠木柚子です」
「ああ、よろしく」
ディアナは璃子たちとすぐに意気投合する。外国人なだけあって背も高いし、スタイルもモデルみたいにスラッとしてるし、そして何より……でかい。
開いたジャケットの下に着ているパーカー越しに見えるたっぷりとした膨らみ。
形も張りも申し分なく素晴らしい。巨乳鑑定士の僕としては文句なしの評価をあげたいところだ。
ディアナとコーヒーを飲みながら世間話を続ける。彼女は今回僕の応援でここまで来たらしい。
こういうの、確か追っかけって言うんだっけ?
しばらくはカフェ巡りにディアナもついてくる。
ドイツのカフェにも独特の雰囲気があり、コーヒーを味わうには最適の環境だった。
大会1日前、最後のカフェ巡りを楽しんだ。
この時は3人で色んなカフェを回った。カフェ巡りもチョコ巡りも全部僕の奢りである。僕の我が儘でつき合ってもらっている部分もある。少なくとも、女の経済力を軽んじて奢ったことなんてないし、そんな奢り方は間違いだ。今は女も稼ぐ時代なのだから。
翌日のWLACに向けて早めに就寝する。
朝を迎え、会場に着くと、持ってきた道具の準備から始めた。
カップはルールが許す限り最大のサイズのカップを使用。コントラストがハッキリしやすく、量の多いダブルショットにすることで、他のバリスタとの差別化を図った。この日は参加者の半数が競技を行うわけだが、僕の出番は大会2日目であるため、大会1日目は高みの見物だ。
僕らは他のバリスタの様子をのんびりと観戦するのだった。
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