57杯目「国内予選」
僕は束の間の平和でもある年末年始をのんびり過ごした。
起業する前はうちの親が忙しそうに正月の準備をする。初詣にも2人揃って行っていたが、僕と璃子はのんびり昼間で寝ていることが多い。それが本来の無宗教の過ごし方だ。
「今年も終わりなんだね」
「あっという間だったな。璃子はこの1年どうだった?」
「私は去年からずっと刺激的な年だったよ。もう慣れたけど」
「僕は革命的なコーヒーに出会えた年だったなー。もしうまくいけば、あのゲイシャのコーヒーを来年からずっと飲み続けられるぞ」
「そんなに美味しいコーヒーなんだ」
「そりゃあもう運命の出会いって感じだったな。最初に飲んだ時からずっと忘れられないし、あのコーヒーの産地にも行けたし、何も言うことはない」
「そういえば、来年を乗り切ったら、お父さんもお母さんも独立を認めてくれるんだよね?」
「そうだな。あと1年だけど、滅茶苦茶長く感じる」
「私は来年もあっという間に過ぎると思う。その時にまたこの店で過ごせればいいけど、そのためにはお兄ちゃんが今まで以上に頑張らないとね」
「何とかするよ……絶対に」
進学も就職も拒否した。誰が何と言おうと、就職レールなんかに屈するわけにはいかない。そんな時代はもう終わっている。某大手スーパーが潰れた時からずっと危機感を持っていた。会社は守ってくれない。いざとなれば簡単に首を切ってくる。そうなった時、頼りになるのは自分の力のみ。他力本願で生きていたら、いつか絶対痛い目に遭う。僕は誰かが作った会社というものを信用できないのだ。
2008年の正月を迎えると、家族でみんなで親戚の集会に参加した。
うちの店の事情はまだばれていなかった。親戚の中にインターネットで動画を見る人はいなかった。誰か1人でも見ていたらばれていたかもしれない。親戚は保守的な人が多くアナログ派の人ばかりだったが、テレビか新聞でうちの店が載ったらそれまでだ。
起業3年目だが、親の借金を返し終えるまで隠し通せる自信がない。
この悪い予感が当たらなければいいのだが。
「今年から受験勉強だねー」
「何で?」
「だって大学に行くなら勉強しないと」
「何で僕が大学に行く前提の話になってるんだ?」
「じゃあどうするの?」
「ニート」
「うわ……」
リサがあからさまにドン引きする。
起業していることを悟られないよう、僕はやる気がない人を演じることに。うちの親戚は親も含めて企業が好きなのに、起業にはアレルギーを持っている人が多いのだ。
下手に起業したいことを示唆すれば疑われかねない。
「じゃああず君も金華珈琲で働くか?」
「あっ、それいいなー。考えとく」
おじいちゃんが助け舟を出してくれた。
肝心の金華珈琲が今ピンチであることは知らないようだ。
おじいちゃんは相変らずだったが、僕の事情はまだ知らない。信用がないわけじゃないが、心配をかけたくなかった。端っこの角に座っている僕の横にいる柚子が僕の左腕を掴んでくる。
「ねえ、また桃色喫茶行こうよ」
「当分は家にいたいんだけど」
「どうして?」
「寒いから」
「あず君って暑いのも寒いのも苦手なんだね」
「夜行性人間だから、あんまり外出はしたくない」
僕が外出したくない理由はそれだけじゃない。動画が見る人が徐々に増えてきたことで、下手に外出ができなくなったのだ。桃色喫茶の人たちも僕の動画を見ている。
つまり僕の顔を知っている他人は、他にも確実にいるはずだ。
「あー、柚子だけズルい。あたしも混ぜてよ」
今度はエマが僕の右腕を掴んでくる。どういう状況だよ?
「両手に花だねー」
リサが僕を揶揄するように言った。
「あず君って本当によく懐かれるよねー」
「だってあず君と一緒にいると落ち着くんだもん。他の人みたいに趣味を否定してこないし、ありのままの自分を受け入れてくれるから安心するんだよね」
エマがそう言いながら猫のように擦り寄ってくる。
可愛いなー。胸は大きすぎず小さすぎずって感じだけど、顔はとても可愛らしい。
起業の件がばれることなくやり過ごした。
正月が終わり、数日が経過する。ようやくゲイシャのコーヒーを載せた宅急便がやってくる。配達員には璃子に対応させ、やっとの思いでゲイシャを受け取った。一度に100ポンドだからとんでもない数かと思いきや、豆が凝縮されていたためか、体積は大きく感じなかった。
1ポンドが約453グラムであるため、100ポンドで約453キログラムだ。
コーヒー豆の塊を璃子に運んでもらい保存する。
1袋ずつ丁寧に密封されており、実験用と大会用に分けていく。
「お兄ちゃん、こんなにゲイシャのコーヒー買って大丈夫なの?」
「大丈夫だ。コーヒー豆は長く持たないから、定期的に採れたての新しい豆を使う必要がある」
「それは分かるけど……無茶だよ」
「シグネチャーの開発には失敗がつきものだ。これくらいないと安心できない。しばらくはこの豆でシグネチャーの開発をする。一度飲んでみるか?」
「うん……お兄ちゃんがあんなに美味いって言うくらいだから、きっと良い豆なんだろうね」
早速ブリランテ・フトゥロ農園から届いたパナマゲイシャを使い、エスプレッソ2杯をシングルショットで淹れると、フルーティーな香りが鼻に漂ってくる。
「……美味しい。なんかオレンジみたい」
「アロマはオレンジフラワー、フレーバーはベルガモット、アフターテイストはブラッドオレンジだって園長が教えてくれた」
「最初から最後までとことんオレンジなんだね」
「実に不思議だろ?」
「うん。お兄ちゃんは何度か飲んだことあるんだよね?」
「そうだな。最初に飲んだ時はアトランタだったけど、水出しで淹れたから違う味わいかな。農園でもエスプレッソで飲んだけど、やっぱ採れたてが1番だ」
「今度はカプチーノでやってみようよ」
「やけに乗り気だな」
これが牛乳に合うのかが気掛かりだったが、璃子に勧められるがまま、今度はエスプレッソにしたゲイシャにスチームミルクをかけてカプチーノにする。
カプチーノで飲むのは初めてだ。
――フレーバーが変わった! これは……オレンジアイスクリームだ。
「お兄ちゃん、これ美味しいよ」
「……美味い。オレンジアイスクリームのフレーバーだ」
「オレンジアイスクリーム?」
「昔アイスクリーム屋でオレンジ味のアイスクリームを食べたことがあるんだけどさ、あのフレーバーに近い気がするんだよなー」
「これだったらきっと良い宣伝になると思うよ」
「宣伝するのは外国人なんだけどな」
「はぁ~、その変な拘りがなければ完璧なのに」
「その変な拘りが、このコーヒーを引き寄せたんだ。だからいいんだよ」
ブリランテ・フトゥロ農園での出来事を話した。ファビオが僕と似たような思いを持っていること、大会でこのコーヒーを宣伝し、うまくいけば相互利益を得られることを話した。
「ふふっ、お兄ちゃんとファビオさんって結構似てるね」
「僕はファビオみたいに人の深層心理までは分からないけど、過去のトラウマを引き摺るところは結構似てると思ってる」
「大会で結果を残せば、お兄ちゃんは日本人を見返せて、ファビオさんは安く買い叩いた輸入業者を見返せるってことだね」
「そゆこと。だから絶対に負けられない」
パナマゲイシャで淹れたカプチーノは予想よりもずっと美味かった。
コーヒーに淹れる牛乳にも目をつけた。パナマゲイシャには低温殺菌した牛乳よりも、高温殺菌した牛乳の方が合うことが分かった。開発のデータを1つ1つメモにまとめていると、あっという間に机の上がメモだらけになり、1月はシグネチャーの開発に明け暮れた。
「お兄ちゃん、開発はうまくいってる?」
「うーん、美味いものはいくつか作れたけど、どれもこれもいまいち決定打に欠けるんだよなー。何がいけないんだろう。このドリンクもコーヒーと食材が調和しきれてない」
「あんなに高いコーヒーなのに、無駄になっちゃったね」
「無駄じゃねえよ。この方法では駄目だという発見ができた。だからこの実験は成功だ」
「何その理屈……」
JBCの予選開始まで色んな食材をこのコーヒーと組み合わせてみたが、結局開発は失敗に終わる。シグネチャーの開発は難しいのだ。
2月を迎えるとJBCの予選が始まった。
予選が行われる大阪へ赴いた――。
JBCの予選は場所と日程が分けられ、それぞれの会場で行われるが、この時は東京か大阪で日を分けて行われていた。当時のJBCの参加者は登録枠いっぱいの160人であり、上位16人が準決勝進出、8人が決勝進出というものだった。予約開始から僅か数時間でキャンセル待ちの人が続出していた。予選はシグネチャーなしなのが幸いした。素のコーヒーと牛乳を合わせたものだけで勝負できる。璃子にサポーターになってもらい同伴させた。岐阜から大阪まで主に新幹線で向かったが、途中から人が増えてきたことに体が抵抗を覚えた。全身が震え、今にも恐怖心に押し潰されそうになっていた。璃子がそばにいてくれたお陰か、不安はそこまで大きくなかった。
「凄く賑やかだね」
「僕には騒がしいだけなんだけどな。人口が多いとは聞いてたけど、人多すぎじゃね?」
「仕方ないよ。西日本有数の大都市なんだから」
「会場はここか。受付の相手を頼む」
「うん、分かった」
JBC予選の受付を済ませると、大会用に保存した状態で持ってきたコーヒー豆を自分用に用意されたグラインダーに入れて粉々にする。
グラインダーもエスプレッソマシンも大会用だ。
普段とは違う種類で慣れない者もいたため、短時間のリハーサルが認められている。すぐに大会用のグラインダーとエスプレッソマシンを使った。グラインダーは僕が使っているものと同じく、取っ手を手でカチカチと鳴らしながらコーヒーの粉を出すタイプだ。
「次は第9競技者、葉月梓バリスタです」
司会者が僕の名前を呼び、出番がやってくる。他の参加者もそれなりに緊張しているようだ。やっと終わったと言いながら安堵する者もいた。予選はエスプレッソとミルクビバレッジを10分で出し、準決勝と決勝はこれらに加えてシグネチャーを15分かけて出した上でプレゼンをする。
プレゼンのテーマはコーヒー関連であれば何でもOKだ。
コーヒーがどこで採れたかの話、何故自分がバリスタになったのかという話でもいい。僕はパナマゲイシャを使った究極のコーヒーがテーマだ。JBCの予選会場は会場らしい場所ではなく、施設内の小さな部屋で行われた。璃子を通して司会者に確認を取った上で、予定通り英語のプレゼンをすることに。英語は別に使っても構わないというお墨付きをもらった。
センサリージャッジとは近くで目を合わせなかった。
――みんな外国人みんな外国人みんな外国人みんな外国人。
日本人恐怖症を少しでも緩和するため、何度も自分に心の中で言い聞かせて自己暗示をする。唯がいて本当に助かった。競技時間の計測は片手を挙げて始めますと宣言してから、同じく片手を挙げて終わりますと宣言するまでだ。英語の場合はどちらもタイムと宣言する。定められた競技時間に終わらなかった場合は1秒経過毎に1点減点となり、60秒を過ぎると失格になってしまう。
「タイム。今回は革命的なコーヒーを紹介していこうと思う。僕がアトランタで初めてこのコーヒーを飲んだ時は本当に驚いた。これがパナマゲイシャのコーヒーだ」
僕の競技が始まり、プレゼンを開始すると共に、競技全体を評価するヘッドジャッジや、衛生面を評価するテクニカルジャッジが一斉に動き出す。英語でブリランテ・フトゥロ農園で採れたゲイシャの説明をしながら、グラインダーからコーヒー豆を出してからエスプレッソを抽出するまでの作業を淡々とこなしていく。璃子は僕の競技を観客席から見守っている。
味を評価する4人のセンサリージャッジにシングルショット分を早く提供するため、2つのポルタフィルターを使った。日本語で説明が書かれたパンフレットを4人分用意していたのは正解だった。
「オレンジフラワーのようなフローラルアロマが楽しめるこのコーヒーで淹れたエスプレッソのフレーバーはベルガモット、アフターにはブラッドオレンジが楽しめる。ブリランテ・フトゥロ農園で採れたこのパナマゲイシャは、最初から最後まで柑橘類の風味が楽しめる革命的なコーヒーだ」
ジャッジは極力表情を変えないようにしないといけないのだが、僕が淹れたエスプレッソを飲んだ時はまるで魔法にでもかかったかのように、一瞬驚いた表情となっていた。
次にカプチーノを淹れ始める。ラテアートはハートのチューリップにした。この時にはもう5分が過ぎていた。エスプレッソとカプチーノを合計8杯淹れるだけなら5分もかからないのだが、説明パートもあるため、時間と相談しながら作業をこなした結果だ。
「このコーヒーには高温殺菌された牛乳の方が相性が良いことが分かった。このパナマゲイシャのコーヒーにその牛乳で淹れたカプチーノのフレーバーはオレンジアイスクリーム、アフターにはマンダリンオレンジヨーグルトを感じる。ミルクとの相性もバッチリだ」
ジャッジの顔がまたしても一瞬だけ驚きの表情に変わる。ジャッジの顔は近くでは見れないが、遠くからであれば問題ない。基本無表情でいてくれたのも、個人的には助かった。
ゲイシャのコーヒーは牛乳と混ぜても究極の味になる。
これがすぐに判明したのは幸いだった。流石は世界最高峰のコーヒーだ。
「このブリランテ・フトゥロ農園のパナマゲイシャを広め、コーヒー業界の地位をメジャー業界へと押し上げることを目的としている。飲んでくれてありがとう。タイム」
片手を挙げて競技の終了を宣言すると拍手をされた。
インタビュアーが僕に近づいて来るが、僕の時は少し距離を置いてくれた。璃子が事前に僕が人見知りだと伝えてくれたお陰だ。厳密に言えばそれ以上に重症なのだが。
インタビュアーがエスプレッソの余りを飲む。
「本当にオレンジみたいなフレーバーだねー。これは凄い。ゲイシャは話には聞いていたけど、これほどのものとは知らなかった」
「……それは良かった」
「動きも早くて正確だし、説明も丁寧だった。よくこんなコーヒーを見つけられたねー。これは一体どうやって見つけたの?」
「……えっと……外国人の知り合いに教えてもらった」
「英語で話してた時は凄く流暢だったのに、日本語だとぶっきらぼうだね」
だから英語でプレゼンしたんだよ。それくらい分かれよな。
インタビューがあっという間に終わり、次の競技者へと移っていった。
「ふう、やっと終わった」
「お兄ちゃん大丈夫?」
「これが大丈夫に見えるか?」
「……ごめん」
大勢の日本人に囲まれていたのか、気分が悪くなり、体はぐったりしていた。日本人恐怖症を一時的に抑えようとすると、後になってメンタルダメージが一気に襲ってくるのだ。
「あっ、そうだ。ご飯食べに行こうよ」
「そうだな。腹減ったよぉ~」
疲弊しながらもJBC予選を終わらせ、しばらくは大阪の町を散策した。
璃子とは久しぶりのデートだった。
食い倒れの町と言われているだけあって飯は美味かった。注文は全部璃子がしてくれた。何度か男からナンパされたが、璃子の後ろに隠れて何とか凌いでいた。人と関わるのが苦手なのに、何故かいつも人に声をかけられることが多い。特に男からナンパされるのは女子に見えるからだろうか。
僕が有名になるにつれて、人から声をかけられる頻度が上がっていった。僕のチャンネルのマイページには、ファンサービスはしないってちゃんと書いてあるのに。注意書きは後々某呟きサイトやブログにも書くことになるのだが、それでも見ていない人からは声をかけられる。情弱は害悪だ。
大阪で土産を買った後で岐阜へと戻った。帰りも人通りが多くて辛かった。しばらくすると、ジャパンスペシャルティコーヒー協会からJBCの予選通過者の知らせが届く。
「おっ、協会のホームページが更新されてる」
「えっ、ホントに?」
「うん、予選通過者だけ名前が載るから、僕の名前があれば予選通過だ」
「通過してるといいね」
参加者160人の内、準決勝進出は16人。参加者の9割はここで消える。
恐る恐る予選通過者のページをクリックする……そこには葉月梓の名がしっかりと記載されていた。
「良しっ!」
「やったじゃん。お兄ちゃん、これで準決勝進出だね」
「まっ、当然だな。普段は無表情のセンサリージャッジを一瞬驚かせたからな」
璃子はまるで自分のことのように満面の笑みで喜んでいた。
どうやら僕らの信念がジャッジの心に届いたらしい。
閉店間際の金華珈琲へ赴いた。この時間帯は親父とマスターの2人だけだ。
「いらっしゃい。もうラストオーダーだけど、あず君は特別だよ。但し、コーヒーだけね」
「じゃあエスプレッソ」
「畏まりました」
「あず君、JBC予選通過おめでとう」
「知ってたんだ」
「あー、そのことを報告しに来たんだね」
親父が僕がこれから言うことを察知したかのように展開を先取りする。
「僕は東京予選に出たんだけど、また予選落ちしちゃったんだよねー」
「マスターも出てたの?」
「うん、一応ね。毎回出てるよ」
「マスターは以前から毎年出てるJBCの常連だからな。マスターからあず君のことを聞いて協会のホームページを調べたら、見事にお前の名前があったから驚いた」
「もしかしてゲイシャのコーヒーを使ったの?」
「うん」
そういえば、昔そんなこと言ってたな。ゲイシャを選んだのは正解だったようだ。
マスターが言うには、他にゲイシャを使っている人はいなかった。やはり知名度が低い上に希少価値が高いため、手に入りにくい事情もあるんだろうか。
「祝勝会でもやろうか」
「そんなことしたらばれるだろ」
「あー、そっか。ごめんごめん」
「マスター、僕はコーヒー業界の地位を上げたい。だから必ず結果を残してみせる」
「その意気だよ。僕の分も頑張ってね」
「うん。今度はシグネチャーを作らないと」
「あれ本当に難しいんだよねー。僕も何度か挑戦したけど、全部まずくなっちゃうんだよねー」
そりゃそうだ。そもそもコーヒーには砂糖や牛乳以外に合う食材が未知数だ。
ほとんどのバリスタは挑戦すらしようとしない。しかも品種によって合う食材に違いがある。だからこそ品種が変わればまたやり直しになってしまうのだ。だが多くの実験を繰り返したことで分かったことがある。品種やフレーバーや個性が似ている食材は、少量であれば調和しやすいことが判明した。
このデータは僕がシグネチャーを作り続ける上で大きな武器となった。
既に知られた報告を済ませ、準決勝に向けた戦いを前に意気揚々と帰宅する。
予選通過に安堵したのか、この日はぐっすりと眠るのであった。
ブリランテ・フトゥロ農園のパナマゲイシャはフィクションです。
フレーバーなどは実際にあるゲイシャを元にしています。