459杯目「犬小屋の謎解き」
手入れが行き届いた爪の先に導かれるまま、僕は世戸さんの後を追った。
カフェ・チバニアンの中はレトロカフェとは程遠い現代風の内装だ。昭和風ではあるが、平成にかなり近い昭和末期の世界観だ。僕が子供の時にも何度か見たことがある。昔であれば煙草をスパスパと吸いながら新聞を読む人が数人ほど座っていたが、今じゃ法律で規制されている。
人間まではレトロになりきれないことをスタッフから客までもが証明している。
立花グループが提供したものと思われる最新式ドリップコーヒーマシンは迫力満点だ。温度や粒度を設定した後はコーヒーカップを置くだけで自動で淹れてくれる。コンビニにあるような安物じゃない。最初から全工程が計算され尽くされ、10杯までなら均等な量を提供できる工場式だ。レトロな雰囲気を台無しにしている最大要因でもある。喫茶処江戸には置かれていないが、置きたくない気持ちはよく分かる。世戸さんは至って冷静だ。中央エリアが孤立していることにも薄々気づいている。
「ここにどうぞ。早速お伺いしますが、葉月社長は何故客を遠ざけるようなマネをするんですか?」
窓の外からは見えないテーブル席へと案内され、真っ赤なマットの席に腰かけた。
不信感を募らせながらも、対面するように世戸さんが椅子に腰かけると、左手で右手首を掴んだ。
何かを考え込む時の仕草だ。本気で敵対する気はない。他のスタッフからも時々視線を感じる。自意識過剰じゃなくても分かるこの感覚、何か怪しい。あまり下手なことは言えないかもしれん。
「杉山グループに勝つには、この方法が1番有効だ。他のエリアの店舗は作る必要がなくなって、経費削減ができるからな。コーヒーしか置いてないし、あいつら今何やってると思う?」
「シグネチャー開発に没頭していました。正直……羨ましいです」
「だったらやればいいじゃん」
「クビになりますよ……そんなことしたら……」
「そんなことでクビになるようじゃ先が知れてる。君さえが良ければ、うちの店を紹介してもいいぞ」
「……私にはあなたが分かりません。無茶な作戦を始めたかと思えば、あっという間に周囲の店舗を味方につけてしまったことには驚きを隠せません。でも真意が見えないんです。杉山グループと覇権争いをしていることは存じています。ですが何も、ここまでしなくても――」
「同じことを杉山グループにも言えるか?」
「それは……」
喉から出掛かっている何かを押し留めるように口を閉じる。
「今あんたらの夢を断とうとしているのは他の誰でもない鍛冶議員だ。近い将来、与党の国会議員として立候補して、プロ契約制度廃止法案を出すことが見込まれてる。何であんな奴の味方をするわけ?」
「私たちのような弱い立場の人間は、強い立場の人間に従わないと生きていけません。葉月グループはプロバリスタを名乗っていながら、アマチュアチームに負けてるじゃないですか」
「アマチュアチームは言葉のマジックだ。あいつらの競技から何も感じなかったのか? あいつらの志はプロバリスタそのものだ。じゃあ聞くけど、プロとアマの違いは何だ?」
「プロ契約を結んでいることに決まってるじゃないですか」
「じゃあプロ契約制度が廃止されたら、今いるプロはみんなアマになっちまうのか?」
ようやく世戸さんが気づいた。正面から見ているとよく分かる。
「プロとアマの違いはな、絶対に成功してみせるという本気の意志を持っているかどうかだ。実績があるとか、契約してるとか、んなもんちっとも関係ねえよ。頂点を志した瞬間から誰もがプロの卵だ。君だってその1人だろ? プロが勝ちたい気持ちとアマが勝ちたい気持ちに何の違いがあるってんだ? それとも何か? 君はプロじゃないから実力でも勝ちたい気持ちが劣っていると言いたいのか?」
「……勝ちたいですよ……私だって勝ちたい……けど全然勝てなくて、コーヒー開発にもっと時間と予算を割かないと、まず勝てないことを悟りました。私は上司に直訴しました。けどすぐに却下されて、プロバリスタとして成功するのはほんの一握りと言われて、そんな時、鍛冶議員に誘われて、千葉県代表店舗で成果を上げれば、ワールドコーヒーコーポレーションに紹介すると言われました」
「! それは本当か?」
「はい。海外でプロ契約を結ぶのは構わないとのことでしたので」
「……そうきたか」
「? どういうことです?」
世戸さんの顔から疑問が見える。想定できる中でも最悪のシナリオだ。
僕の解釈に間違いがなければ、恐らくワールドコーヒーグループのことを言っている。
マイケルを始めとしたトップバリスタが出資し、バリスタの普及とプロバリスタの輩出を目的とした世界的企業グループだ。昨今のバリスタブームに乗り、急速に成長を続けている。元々コーヒー自体が世界中に普及している分有利だ。既に経済的先進国首都圏に支社が創設されている。本社はマイケルの地元、シアトルにあり、ワールドコーヒーイベントとも業務提携を結び、コーヒー業界に多大な影響力を及ぼしている。世界中からバリスタとしての才能を持つ者を積極的に雇い、母国のカフェでの業務活動支援に加えてバリスタ競技会で勝ち抜けるだけの訓練、シグネチャー開発支援までを行っている。
周囲にプロバリスタを目指す環境がなければ、ワールドコーヒーグループ傘下筆頭、ワールドコーヒーコーポレーションへの就職を目指すことが、プロを目指すバリスタたちの共通認識となり、同時に最終手段でもあるのだ。改めてライバル企業の存在を認識させられた。確かに葉月グループへの就職よりもずっと確実だろう。うちは少数精鋭が伝統になりつつあるが、ワールドコーヒーグループは、意欲さえあれば誰でも広く受け入れている。野望はワールドコーヒーグループ社員としてバリスタ競技会を制覇することらしい。世戸さんたちはワールドコーヒーコーポレーションへの転職を餌に操られている。
仮に望みが叶えば、それは日本のバリスタが海外に流出することを意味する。
いや、既に流出の兆候は表れている。日本人バリスタは段々増えているが、国内のカフェは段々と数が減っているのだ。奇しくも優子が言っていた、パティシエと洋菓子店の反比例構造とピッタリ一致する。実力はあるが居場所がない……となれば外国に出るのも1つの道だ。海外流出が当たり前になることは、その国に育成能力がないことを意味する。この国は人を育成する場所に値しないという烙印を押されつつあるのだ。しかも才能ある者が流出すれば、プロ契約制度を廃止したとて、何の障害もない。外国で育ったバリスタが日本代表として君臨する。自国の企業に所属していない者が活躍しても、インバウンド効果はまず見込めない。ただでさえナショナリズムが弱い競技だ。今以上に国同士の枠組みによる張り合いがなくなれば、1人あたりの能力は高くなれど、業界の全体的な売り上げは落ちる。
無論、これは外国人が日本の企業に所属している場合にも言える。
しかし、わざわざ働きに来るだけの魅力が、果たしてこの国にあるだろうか。
ふと、空を見ると、僕を嘲笑うかのように太陽が雲隠れしている。
「何でもねえよ。でもこれだけは言っておくぞ。ワールドコーヒーコーポレーションは誰にでもチャンスを与えるけど、社内貢献度が適用されてるぞ。しかも世界中から才能も意欲もある連中が集まってきて、競争に晒されることになる。バリスタオリンピックの年度を基準とした4年毎に成績を問われて、才能ある奴は正社員として本格採用されることになるけど、成績が上位3割以内に入れなかった奴は、全員切り捨てられる過酷な場所だ。国内企業なら温情で何度失敗してもチャンスを与えてもらえるってのに、国内でも通用しない奴が、果たして世界中の化け物相手に通用するかな」
「……何が言いたいんですか?」
「世界中から人を集めるんだ。1人1人のやり方に合わせる余裕なんてないし、結果を出さない内は一律に扱われても文句は言えない。候補なんて下からポコポコ湧いてくるからな。もし一律の育成法が君に合わなかったら戻る場所もない。でもうちなら……葉月グループなら……最初から1人1人に合わせた最適な育成ができる。少数精鋭の特権ってやつだ。葉月グループ側の立場じゃなく、世戸さん側の立場で言ってるつもりだし、強制する気はない。最後の最後は世戸さんが自分で決めるべきだ。世戸さんはトップバリスタになりたいのか、それとも海外進出を果たしたいのか、どっちだ?」
「……少し考えさせてください」
「あまり時間がない。期限は3日後だ。それを過ぎたら、鍛冶議員を選んだものと見なす。じゃあな」
「……」
世戸さんは口を閉じたまま、引き留めもせず、座りながら俯いていた。
進路を真剣に考える気はあるようだ。マスター会議の時、世戸さんは揺れていた。
今の時点で海外進出したいと言っていたらアウトだった。僕は確信した。世戸さんはトップバリスタを目指している。自分の実力を試せるだけの、諦めがつくだけのチャンスが欲しいのだ。
3日後――。
何も手掛かりが見つからないまま、時間だけが過ぎていった。中央エリアにいる他の連中にも交渉を試みたが、やはり鍛冶議員の不祥事を見つけない限り、葉月グループ側には味方しないという方針は貫くらしい。正義の反対はもう1つの正義だ。彼らには彼らの正義がある。
正午を過ぎた頃、外には覚悟を決めた顔の世戸さんが佇む。客が1人もいない店内にドアベルを鳴らしながら入ってくると、カウンター席に居座っている僕の隣に腰かけた。顔を合わせることはなく、隣同士でオープンキッチンを共同注視しながら一息吐く。
「決まったみてえだな」
「はい……私は葉月グループに味方します。転職の件も考えておきます」
「もし来てくれたら、この前言った通り、好待遇で迎え入れると約束する」
「――ふふっ、あははははっ!」
コルクが外れたように、世戸さんが急に笑い出した。
「そんなにおかしいか?」
「正直、ここまで社員のことを考えている社長とは初めて会ったかもしれません。実を言うと、私も鍛冶議員を信用してなかったんです。そこまでのコネがあるかどうか怪しいですし、でも全品1億円提供は、他の店舗を説得するまで、待っていただけないでしょうか。可能な限り協力しますから」
「いいぞ。皐月、世戸さんにコーヒーを淹れてやってくれ」
「本当に信用していいのか?」
「信じるしかないんだ。世戸さんも含めてここにいる連中は死に物狂いでプロを目指してきた。だから敬遠されてきた。プロは経費がかかるし、プロバリスタ自体がまだ出始めた職業だし、反発する人がいるのも無理はない。君がずっと活躍できなかったのは、単にプロバリスタを評価する土壌がないだけで、決して劣っているわけじゃないってこと、思い知らせてやろうぜ」
「――はい。でも私、まだアマチュアですよ」
「何言ってんの。ここまで踏み込んだら十分プロだ。もっと自信を持て。未来のチャンピオンだろ?」
世戸さんが顔を真っ赤にし、左手で右手を優しく掴み、小さく微笑んだ。
すっかりと気を良くした世戸さんは全てを話してくれた。
話を聞く限り、杉山グループがプロ契約制度を廃止しようと企んでいたのは3つの理由からだ。新たな既得権益の発生を防ぐため、プロバリスタにかかる経費を減らすため、そして葉月グループの戦力を削るためだ。鍛冶議員はプロを目指すバリスタをワールドコーヒーコーポレーションに追いやり、葉月グループにプロバリスタの卵が入ってこないように仕向けていた。伊織が加入した頃から、皐月が加入した頃までは継続的にトップバリスタとしての素質を持った有望株が次々と加入していたが、最近は有望株が振るわず、葉月グループはコーヒーイベントでも30代半ばのバリスタが目立つようになってきたのだ。アマチュアチームは葉月グループに入るはずだった有望株筆頭と見て間違いない。
穂岐山珈琲は吸収合併前から下降線を辿り、有望株が何人も葉月珈琲に転職する始末だった。
流れを最初に止めたのは鍛冶議員だ。吸収合併に成功してからは戦力の流出を抑えたばかりか、他のコーヒー会社からも有望株を引き抜こうとしていたのだ。あの2人の仲を裂くことさえできればこっちにも勝機はあると思ったが、予想以上の結託だなこりゃ。
話を聞いていた真凜が世戸さんの正面に立つ。
「! あの、それ……」
「えっ、これがどうかしました?」
「――わんわんかふぇ限定品の中でも激レアとされている、犬小屋のネックレスじゃないですか!?」
世戸さんが目をキラキラと輝かせながら立ち上がる。
「そうですけど、知ってるんですか?」
「知ってるも何も、私が小さい頃から度々通っていた、犬がテーマのメイドカフェなんです。来る度にスタンプが貰えて、来客した回数で貰える商品が段々豪華になるんですよー。確か100回来店しないと貰えない限定品ですよね?」
「はい。わんわんかふぇを知っている人に会えるなんて嬉しいです。これ……両親の形見なんです」
真凜の顔がシュンと暗くなると、世戸さんの瞼がピクッと動いた。
「あっ、ごめんなさい……嫌なことを思い出させてしまって」
「気にしないでください。大事な思い出ですから、忘れろって言う方が無理な話ですよ」
「そうですか……わんわんかふぇって、最初に料理が届いた時にクイズを出されて、10分以内にクイズに正解すると、会計の時に割引してもらえましたよね? 特に犬小屋の謎解きが楽しかったです」
「犬小屋の謎解き?」
「はい。犬小屋に刻まれた難解な文章を読み解く問題で、一見意味不明な文章が並んでますけど、文章の最初の文字だけを読むと、犬小屋にいる犬の本音が分かるんです。『端読み』って呼ぶんですよ」
一見意味不明な文章? 犬小屋にいる犬の本音? 端読みってどういうことだ?
「例えば女王犬ポメラクインっていうツンデレ女王の犬が出題する犬小屋の謎解きは、今でもずっと覚えています。君主たるもの者常に威厳を示すべし。がさつであっては臣下に示しがつかぬのだ。好敵手がいてこそ心は燃え上がるもの。きっと妾は女王の器を試されているのだ。意味不明ですよね。でもこれ実は臣下である騎士犬シェパリアンへの愛の告白で、文章の最初の文字だけを読むと、君が好きって書いてあるんです。可愛いですよねー」
僕の脳裏に一筋の雷が走った。
――そうかっ! そういうことかっ! 真凜の父親は実に賢い。
確か真凜の父親が残したブログの最後の投稿だけ露骨に変で、妙に引っ掛かってたんだよな。
女王犬ポメラクインは、騎士犬シェパリアンに身分違いの恋心を持っていたが、内に秘めた望みが叶うことはなかった。シェパリアンは同じ身分の犬と結婚してしまい、泣く泣く諦めながらも、影でシェパリアンを支え続け、自らは生涯独身を貫いた健気な女王であったと、世戸さんは嘆くように言った。
これは本音を隠しながら、気づける者にだけ想いを託す切ない端読みだ。本人には言えずとも、後世の者たちの誰かが気づいてくれればいいという想いが込められていることはすぐに分かった。
だとすれば、あの犬小屋のネックレスは、真凜に真実を教えるためのヒントだ。恐らく真凜の両親は2人で何度もわんわんかふぇに通い詰め、やっとの思いで手に入れた。
話題で盛り上がる女性陣を他所に、スマホを指で動かし、パソコンでわんわんかふぇの公式サイトを調べた。更新は10年ほど前で止まっている。秋葉原だけでなく、全国各地にチェーン店が存在していた。ここ福井市にもチェーン店が展開されていた。真凜の実家から近いし、ここなら毎日でも通える。頑張れば100回来店することも決して難しくはない。真凜を驚かせるためにこっそり手に入れた犬小屋のネックレスをこんな形で用いることになるとは……思わなかっただろうな。
「切ないな。だがよく分かる。私にもずっとそんな時期があったからな」
「皐月ちゃん、もしかして好きな人とかいるのぉ~?」
「――そうだな」
「えぇ~、どんな人ぉ~?」
「……秘密だ」
目を逸らしながら不機嫌そうに腕を組む皐月。可愛い。
一度始まってしまったガールズトークに僕がつけ入る隙などなく、彼女たちは日頃思っていることを言いたい放題愚痴り始めた。3人寄れば何とやら。まさか世戸さんがわんわんかふぇの常連だったとは思わなかったが、幼少期からバリスタを志す者として、メイドカフェに通い、知見を深めていたのだ。
世戸さんがバリスタを始めたきっかけは、当時わんわんかふぇに在籍していたバリスタに一目惚れしてしまったことである。目が釘づけになるほど好きになったバリスタに会うためだけに、お小遣いを叩いて通い詰めていた。だが肝心のバリスタは閉店と共に姿を消してしまった。バリスタになれば、また一目惚れしたバリスタに再会できるんじゃないか思い、バリスタを始めたと世戸さんは言った。
――あれっ、でもわんわんかふぇのスタッフ募集要項、女性限定って書いていたような……。
まあいい、とりあえず謎解きに専念するか。
全国で問題文を共有しているなら、犬小屋の謎解きは真凜の両親も知っていたはずだ。
またブログを調べた。最後の更新で書かれた文章が再び目に映る。
『遺産は全く残せない。書くものすら買えない始末。はいそうですかとまんまと店を売ってしまったのが無念である。台風は簡単には立ち去ってくれない。所狭しと引っ越し先の家に入ったが居心地は最悪だ。にっこりと微笑む娘の姿が懐かしく思えてくる。埋め合わせの仕送りも遂に尽きてしまった。めそめそと泣いて悔しがる娘の姿が目に浮かぶ。たった一瞬でも必死に頑張っている娘に報いてやりたかった』
犬小屋のネックレス、あれは真凜に犬小屋の謎解きを連想させるためのものだ。
つまり、犬小屋の謎解きと同じく、文章の最初の文字だけを端読みすればいい。わんわんかふぇに入り浸っていた真凜なら気づける文章にし、敵に気づかれない方法で真凜にだけ伝える方法を考え、最後の力を振り絞って作った犬小屋の謎解きだったんだ。そりゃ僕が分からないのも無理ないか。世戸さんがそうであったように、中央エリアの連中は敵なんかじゃない。
僕は戦うべき相手を間違えていた。
表面上の言葉も伝えたい言葉の1つだ。だが伝えていい相手が全員というだけで、深層心理に辿り着けなければ気づかない本音が隠れていることを、端読みの考案者が具体化したものだろう。
お陰でずっと思い悩む破目になっちまったぜ。まあいい、とりあえず読んでみるか。
文章の最初の1文字目だけを読み上げていく――。
――ふっ、ビンゴ。ちゃんと教えてくれていたじゃねえか。
遺書は台所に埋めた……ってな。娘の知能指数を考慮していないのが玉に瑕だが。
この方法なら、メイドカフェにはまず行かないであろう杉山グループの連中には気づかれない。どこかに遺書を埋めていて、重大な事項が書かれていることは間違いない。
さて、問題はここからだ。台所の下なんて……どうやって探すんだ?
読んでいただきありがとうございます。
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