371杯目「ケルトの虎」
新章の始まりです。
今回はダブリンが舞台となっております。
またやってきたバリスタオリンピックのシーズンをお楽しみください。
6月上旬、僕らは再び遠征の必要に迫られた。
この時はもう大会1週間前。少しばかりの余裕を持ちながらダブリン行きの便に乗った。
葉月珈琲を始めとしたメジャー店舗はしばらくの間、主にマイナー店舗に勤めていたユーティリティー社員のバリスタたちで埋め尽くされる。他のメジャー店舗はサポーターのみが遠征し、2人が代表入りした葉月珈琲に至っては全員が遠征の対象だ。当分は唯に任せることになるだろう。
柚子と瑞浪には日帰りで子供たちの面倒を見てもらうことに。
葉月マリッジカフェの繁盛期と重なっていなかったのが幸いだった。
「あず君、いよいよですね」
「そうだな。大舞台で2人の立場が決まると言っても過言じゃない。バリスタオリンピックには魔物が棲んでる。前回もワイルドカードで準決勝進出したバリスタが優勝した。何が起こっても不思議じゃない」
「私は2回もバリスタオリンピックを見ていますから、雰囲気には慣れてますけど、代表という立場で参加するのとは、また違うんですか?」
「全然違うな。僕は代表とサポーターの両方を経験したけど、重圧は並大抵のものじゃない。今までに培ってきた全てが問われるし、負けてしまうと多くのサポーターに対して申し訳ないからさ、尚更負けられないっていう気持ちがずっと強かったなー」
「なんかそれ分かる気がする。自分のためだけに戦ってるわけじゃないもんね」
「国の代表者という自覚は持たなくてもいいけど、自分の好きなコミュニティの代表という自覚は持っていても良いかもな。自分1人だけだと、肝心な時に勝ちきれないことを学んだし、準決勝までは優勝が難しいとされるスコアを記録してた。決勝の直前に元同級生とのさりげない会話で、あることに気づいた」
「何に気づいたんですか?」
「できないという思い込みが可能性を狭めてるってことだ。元同級生の連中は一応の夢はあるけど、一部の才能がある人じゃないと無理みたいな思い込みがあって、僕自身が過去のトラウマから、人と関わる仕事とか、接客とかに向いていないという思い込みを持ってたんじゃないかって気づいてさ、固定観念を捨てて、いつもの自分のまま、自然体でプレゼンをするようにしたら、接客能力を評価する項目でハイスコアを記録して優勝できた。お陰で自信がついて、日本人恐怖症も克服できた」
「じゃあそれまでのあず君には、自信がなかったんだ」
「その通り。誰よりも美味いコーヒーを淹れる自信こそあったけど、飲む側の気持ちを考える余裕がなかった。僕がメジャー競技会に出ていた頃は誰も創意工夫を究めてなかったから優勝できた。今の僕が昔と同じ競技会に出ても勝てる気がしない。創意工夫だけで優勝できる時代は終わったってことだ」
テストで言うなら、応用問題の配点が高いところを狙って、基礎を疎かにしていたのだ。
飲む側に対して、実家に帰ったような寛ぎを与えることを忘れていた。
だからおじいちゃんは……技術は一流、心構えは三流と最期に言い残したんだ。死ぬ間際まで、僕の動向をちゃんと見ていた。僕は確かなヒントを貰っていた。これに気づくのにたくさんの時間を要したが、競争力が低かった時代だから通用したものだと思っている。
僕の活躍はバリスタ競技者の人口を増やすと共に、伊織たちのハードルを上げてしまった。
参加者はプロバリスタばかり。前回までは店でのんびり勤務したり、時にはバリスタ以外の仕事まで兼業していた人も参加していたが、今では考えられないことだ。伊織や千尋はプロバリスタとして、ずっとバリスタの仕事に専念してきたような連中とばかり戦うことになる。
「あず君がハードルを上げちゃいましたからねー」
「でもその状況で優勝できれば、あず君を超えたって言えるんじゃないかなー」
「レジェンドを超えるのは至難の業だぞ。バリスタ競技会で唯一のグランドスラム達成者だ。競技人口を拡大させたパイオニアだし、バリスタオリンピックで歴代最高スコアを記録したとしても、あず君の地位が色褪せることはない。あず君でも30年かかった。普通の人が辿り着くには、90年かかるだろうな」
「あの……」
「どうした?」
「誕生日……おめでとうございます」
「……お、おう」
伊織からの不意の知らせに、申し訳程度の返事をするのが精一杯だ。
――すっかり忘れてた。今日は僕の33歳の誕生日だったんだ。
「そうなんですね。おめでとうございます」
「おめでとう。プレゼントを考えておけばよかったなー」
「おめでとっ。忙しくてすっかり忘れてたよぉ~」
「流石はあず君の愛人だね」
「その言い方はやめてください。愛人じゃなくて妾ですから」
「やだなぁ~、褒めてるんだよぉ~」
千尋が相も変わらず伊織をいじりながら反応を楽しんでいる。
みんな伊織に釣られて祝ってくれているが、個人的にあまり嬉しくはない。
唯は僕の誕生日を言葉で祝うことはなくなったが、いつもさりげなくプレゼントを渡してくれる。本当に僕のことを分かっている。家に帰った頃には、僕の机の隅にプレゼントが置かれているだろう。
あんな労い方をされたら……惚れるに決まってんじゃん。
「あず君、何でそんなにニヤニヤしてるんですか?」
「あっ、いや……何でもない」
「もしかして唯さんのことですか?」
「よく分かったな」
「顔に書いてましたよ。あず君がそこまで油断する相手は限られてますから」
「あはは……伊織も分かるようになってきたな」
「もう一緒に住んで1年ですよ」
「伊織ちゃんがあず君と一緒に仕事をするようになって何年経つの?」
「……8年だけど」
「もうすっかり身内じゃん。でも気をつけた方がいいよ。傍から見ていてもただのマスターとスタッフの関係には見えないし、僕らの誰かがばらす心配はしなくていいけど、誰かが気づく可能性は十分あるよ。店にいる時以外は、なるべく他人を装った方がいいかも」
忠告するような口ぶりで千尋が言った。
伊織が葉月珈琲に来てから今までの時間はあっという間だった。
他の人との関係が霞んでしまうくらいには濃密だった。僕らが結ばれるのは必然かもしれない。だが千尋にまで伝わっていたとなれば、他の人にもそれなりに伝わっているかもしれない。
「心配しないで。日本に戻るまでは他人のふりをするから」
口元を顰めながら伊織が言った。釘を刺された鳥のような顔だ。
伊織は僕から離れると、桜子の隣の席に移動してしまった。
このチャーター機には葉月グループの関係者以外は誰も乗っていない。2021年からはチャーター機を使って移動の負担を減らすよう尽力したが、効果はそれなりに表れたようで、渡航予定日を柔軟に選べるようになったことで、バリスタたちのコンディションが安定するようになったのだ。
「ところで、ダブリンに着いたらどうするんですか?」
「葉月珈琲以外のメンバーはホテルに泊まるけど、僕らは2人も代表がいるから別の場所だ」
「別の場所?」
「アリスの家だ」
「あっ、そういえばアリスさんって、前回のアイルランド代表でしたね」
「知り合いなんですか?」
「アリスの伯父はバリスタオリンピック2007年大会のバリスタオリンピックチャンピオンで、アリスはコーヒー研究者として大学の講師を務めてる。バリスタ人気が上がったことで、アリスがいる大学にもバリスタ学科という新しい学科が設立されて、アリスはバリスタ学科の主任に抜擢されたわけだ。それがなかったら、うちのバリスタになる予定だったけど、あいつが夢を叶えるチャンスでもあったからな」
「葉月珈琲に勤めるだけの実力がある人なんですね」
「それと助っ人を呼んでおいた。空港に着いたら紹介してやる」
「助っ人?」
伊織がまた首を傾げた。やっと素直な反応に戻った。千尋にとってはかなりシビアな問題のようだが、禁忌ではなさそうだ。伊織に至っては話題にすらしたくないところに微妙な温度差がある。
大会7日前、しばらくしてダブリンの空港へと着いた――。
話し疲れたのか、みんな飛行機の中でぐっすりと眠りに就いた。移動中であることなどすっかり忘れ、乗員に起こされる始末だ。渡航便で時間を感じることはない。睡眠時間だと思えば幾分か楽だ。遠征する上でのコツなのかもしれない。やはりホームゲームは有利だ。
スーツケースを受け取り、空港の外へと出ようとする。
皐月を始めとしたサポーター組は、僕らよりも早く空港を出ると、すぐにホテルへと向かった。チェックインを済ませてからアリスの家に合流する予定だ。
2人の女性が道を塞ぐように佇んでいる。1人は童話の少女を模した派手な衣装だ。
「またこの舞台で会えるとはな」
「あず君たちなら、きっと来ると思ってたけどね」
「久しぶりだな。4年ぶりってとこか」
「ディアナさんにアリスさんまで……もしかしてあず君が言っていた助っ人って」
「ああ、ディアナのことだ。前回は僕がサポーターになったから、今回は伊織たちのサポーターになるよう頼んでおいた。アリスにも手伝ってもらう。伊織と千尋以外の3人は、ディアナのこと知ってるか?」
「ディアナさんはバリスタオリンピック準優勝で、今はバリスタ兼パティシエとして、アムステルダムを拠点に活動している人だ。バリスタなら当然知っている」
「「……」」
桜子と那月が苦笑いを浮かべながら沈黙を守っている。
「それより、まずはアリスの家に連れて行ってくれないか?」
「うん、いいよ。一応客室用の部屋もあるんだけど、3部屋しかないから、2人1組で泊まってね」
「分かった。じゃあ僕は伊織と――」
「何言ってんの。あず君は僕と一緒だよ。じゃあ早速家まで行こうよ」
千尋が慌てて僕の手を引き、伊織と距離を置くよう忠告するかのように引き離した。
ディアナもアリスも不思議そうに首を傾げ、僕らの動向を見守っている。
ダブリンはアイルランドの政治、経済、交通、文化の中心地であり、全人口の40%以上がダブリン首都圏に集中しているアイルランド最大の都市である。ヨーロッパ有数の世界都市であり、北西ヨーロッパにおける重要な金融センターの1つとなっている。
市内にはアイルランド人の権利の拡大に尽力した人々やイギリスからの独立運動のために命を落とした活動家の名前が記念日や通りの名前に多く見られる。ダニエル・オコンネルに因む町の目抜き通りのオコンネル通り、パトリック・ピアースにちなむピアース通り、コノリー駅などが例に挙げられる。これらは本来別の名前がつけられていたが、1921年の独立後に改名された。
歴史的にアイルランドのカフェはメディアで働く人々のものとされ、21世紀に入ってからはダブリンでのアパート暮らしの増加に伴い、カフェには気軽に集まれる場所や、その場凌ぎのオフィスを探している若者が集まった。ダブリンではカフェの人気が高まり、アイルランド経営のコーヒーチェーンが国際的な競争相手となっている。つまり、アイルランドのコーヒー人気はかなりのものということだ。
某世界記録本を発行し始めたビール会社の本拠地でもある。
僕は最も成功したバリスタとして、某世界記録本に載っている。
しかし、この本は僕の名を広めると共に、才能だけで成功したという印象をみんなに与えてしまった。
宣伝を目的とした本は成功者に対して良い部分しか公表しない。ロクに調べ物をしない連中には、今までの努力も熱意も伝わっていないのだ。ほとんどの人は僕がどんな気持ちで、どんな準備をしてきたのかを知らないまま、僕のことを天才と呼んでしまっている。宣伝の悪い側面とも言えるだろう。
「なんか雨降ってますね」
「ダブリンの雨はすぐに止むから大丈夫だよ」
「そうなんですか?」
「海洋性気候は降水量が均等で、季節による気温の変化も少ないから、かなり住みやすい場所なの。私も凄く気に入ってる。スティーブンおじさんがここに住むようになってから、一向に戻ってこなかったんだけど、今ならそれも分かる気がする。私もトラリーに戻りたいって思わないし」
クスッと笑いながらアリスが言った。どこの国でも大都市に住んだら戻って来れないんだな。
5分も経たない内に、空が静まり返ったかのように太陽が姿を見せた。
「あっ、止みましたね」
「止まない雨はない。いつかきっと、晴れる日が来る」
「――そうであってほしいです」
「それにしても、凄く綺麗な街並みですね」
「私の家はこの通りの突き当たりにあるの。スティーブンおじさんの家は大きなカフェで、15年ほど前から観光客が絶えないほどの人気なの。あの日からスティーブンおじさんの人生は変わったから」
アリスが不安げな顔で見上げた位置に目をやると、大きなカフェが聳え立っていた。
3階まである木造建築で、店頭には『ケルティックタイガー』と書かれた木の看板がある。店の前にある大きく白い傘が差されているテラス席はのんびりと優雅にコーヒーを愛飲する客で埋め尽くされ、店内ではスタッフが忙しそうにドリップコーヒーを淹れている。
バリスタらしい茶色のチョッキを着用し、傍から見れば高級店のようにも見える。スタッフがキビキビと動く様子からも、注文の大波が押し寄せていることが見て取れる。
ふと、何故こんな言葉を店名にしたのかが気になった。
「アリス、この店名の由来は何?」
さりげなく好奇心を持った子供のように、看板を指差しながらアリスに尋ねた。
「あー、これね。ケルティックタイガーはうちの本社の名前なの。スティーブンおじさんが若い頃、1995年に建てたコーヒー会社で、アイルランドの国そのものを指す表現でもあるの。見ての通り、この店舗自体は売れているんだけど、会社の方はかなり縮小しちゃってね。それで今度は私がスティーブンおじさんを支えるために、バリスタオリンピックチャンピオンを目指してたんだけど、結局優勝はできなかったから、私もここで働きながら、大学でコーヒーの研究をすることになったの」
「無理もないだろ。アリスは大学生として学びながら、ここのスタッフとしても働いて、バリスタオリンピックに挑んでたんだからさ」
「それで代表になれるなんて……凄いです」
「アリスには今回も参加してほしかったなー。私がマリアージュ部門のサポーターになったのに」
「気持ちだけ受け取っておくね」
ディアナとアリスは前回のバリスタオリンピックが終わってからも交流を続けている。
日本のアイドル文化を取り入れようとしているのか、店内のアイドルとして、不思議の国のアリスを模したトランプ柄のスカートを身に纏い、看板娘として客を引き寄せている。
最初に見た時はコスプレイヤーにでもなったのかと思ったが、アリスも伯父を支えるために身を粉にしている様子であった。バリスタオリンピックチャンピオンでありながら、かつての栄光を取り戻そうとしているように見えたが、生生流転の強さを取り戻すのは至難の業だ。
ふくよかで髭を生やした男性が表に姿を現した。
「おっ、アリスじゃないか。おかえり」
「おじさん、アズサを連れてきたよ」
「おーっ! アズサかー、久しぶりだねー」
「スティーブン、久しぶり。元気そうで何より」
「君の愛弟子がバリスタオリンピックに日本代表として出ると聞いた時は驚いた。しかも開催地は俺の地元だ。これは何かの縁だと思った。だから呼んだんだよ」
アイルランド語訛りの英語でスティーブンが笑いながら語りかけた。
快くカフェの中に迎え入れると、僕の姿を見たコーヒーファンたちがサインを求めて席を立った。
あっという間に行列ができ、慣れた手つきでペンを取り、筆記体でスラスラとサインを書いた。ペンを使う仕事なんてしないと思ってたけど、ファンができればサインを書く仕事が漏れなくついてくる。
「アズサは相変わらず人気だな」
「……私もあんな風になりたかったな」
「アリスだってまだこれからだろ。君はまだ若い。前回大会でセミファイナリストの最年少記録を更新したことは、みんなの印象にも残ってるぞ。本当はバリスタオリンピックチャンピオンになってから、コーヒー研究者になりたかったんじゃなかったのか?」
「そのつもりだったけど、スティーブンおじさんみたいにはね……私は前回大会の少し前から、コーヒー研究者として大学に誘われて……凄く迷ってた。このチャンスを逃したら、コーヒー研究者なんて二度となれないって思ったし、ディアナが準優勝できたのは私がコーヒーの研究成果を教えたお陰だし、バリスタよりもコーヒー研究者の方が向いているって確信したから、大会に依存はないの。凄く良い経験をさせてもらえたと思ってる。ケルティックタイガーは私が守るから」
サインを書いている最中にも関わらず、僕はアリスとスティーブンの話に聞き入っている。
一通りサインを書き終え、ようやく一息ついた。客足も落ち着きを取り戻したようで、常連らしき客たちが一斉に帰ると、僕らは空いたばかりで温もりのあるカウンター席に腰かけた。
「何でそんなにこの店を守るのに必死なわけ? こんなに繁盛してるのに」
「――アズサには話しておいた方がいいな」
スティーブンが寂しそうな顔をこっちに向け、この店の歴史を話してくれた。
ケルティックタイガーとは『ケルトの虎』という意味である。
1995年から2007年まで続いたアイルランドの急速な経済成長を指す表現だ。
奇しくも2007年はスティーブンがバリスタオリンピックを制覇した年だ。この時期において最も勢いのあるバリスタであったが、2008年のWBCで優勝を逃してからは歯車が狂ったかのように落ちていった。あと一歩のところで優勝できない時期が続いたのだ。
スティーブンがバリスタ競技会に挑み続けたのは、バリスタオリンピック連覇を狙っていたからだ。
2011年にはバリスタオリンピック史上初の連覇を懸けた戦いに臨むも、マイケルにバリスタオリンピックチャンピオンの玉座を明け渡してしまった。バリスタオリンピック効果もあり、店の売り上げこそ好調であったものの、2008年を境に親戚や近所の人々が立て続けに会社をクビになり、失業の嵐となった。取り残されるようにスティーブンの店だけが生き残り、周囲からはやっかみを買った。
「今でも常連は来てくれるんだけど、不況に陥ってからは、外国からはあまり客が来ないようになった」
「今日は繁盛してるみたいですけど」
「バリスタオリンピックの開催地に選ばれた影響で、コーヒーファンが押し寄せるようになったからね。観光客がとても多いだろ。でも普段はこんなに人はいないんだよ。アイルランドはお世辞にもメジャーな国じゃない。オリンピックの開催地にでもならない限り、観光客は来ないんだ。来てもイングランドの連中くらいで、普段は閑古鳥が鳴いてるよ」
愚痴とも受け取れる店の事情をペラペラと話した。
バリスタオリンピックチャンピオンとしての実力はあるが、経営者としての才能はないようで、いつも経費のやりくりに奔走しているとスティーブンは言った。
アリスはそんなスティーブンを支えるために、コーヒー研究者として大学講師を務め、空いた時間には自らスタッフとして働き、足りない分を援助している。
確かに言われてみれば、以前ここに来た時のような覇気は店にはなかった。
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