337杯目「死角からの試練」
――大会1日目――
僕らは朝早くから始まった開会式に参加し、司会者が改めてルールを説明する。
会場には多くの観光客も訪れており、センサリージャッジ以外の観客も、普通の客として飲食を行うことができるため、飲食イベントを兼ねた大会ということになる。
唯が言うには、子供たちも中継を見守っているんだとか。
紫、雅、巻、祈の4人が揃って画面をジッと見つめていると思うと、何だかとても可愛く思えてくる。
僕、那月、響の周囲から、大会特有の緊張感がじわじわと漂ってくる。
「強豪ばかりだな。前回大会ファイナリストもいるし」
「だが今回は優勝候補だった東ヨーロッパの代表がいない。これでハードルが1段階下がったな」
「そうでもないぞ。今回からはアイルランド代表とベルギー代表が参加する。今まで一度も参加したことがなかったけど、どっちの代表も、バリスタ、バーテンダー、パティシエの大会全部で実績がある。昔よりも強豪が増えたし、レベルは上がってると思っていい」
「要するに、ブースで12時間お店の営業をすればいいんだよね?」
「そうだな。ほとんど一般客だけど、誰がセンサリージャッジなのかが分からないようになっているし、自然な形で接客態度を見ることができる。よくできた大会だ」
まずは様子を見させてもらうか。初日じゃなくて本当に良かった。
――ん? あの姿はもしや?
見覚えのある顔が多くの参加者の中に紛れている。スーツ姿の根本だった。
隣には見覚えのない人もいるが、そいつらはきっとバーテンダー担当とパティシエ担当だろう。チーム穂岐山珈琲まで参加しているとは思わなかった。
穂岐山珈琲は転換期を迎えている。
この前穂岐山社長に会った時、コーヒー事業だけでは難しいとぼやいていた。
穂岐山社長は僕がうちの社長ならどうするかと尋ねた。コーヒーカクテルにもコーヒースイーツにも手を出してるし、結果的にカクテル市場にもパティシエ市場にも進出することになったお陰で、うちから輩出された連中がバーテンダーやパティシエとしてバリスタ競技会に参加するかもしれないと返事をする。
コーヒーだけに留まらず、ジャンルなんて忘れて、他の事業にも手を出すことを勧めたのだ。
すぐ行動するのが穂岐山珈琲の良いところだ。以前は保守に走ったために痛い目に遭ったことも、この傾向に拍車をかけている。変化を恐れないこと、それが今の世の中を生き抜く術であることを肌で知っている。でもまさか、ここにまで穂岐山珈琲勢が現れるとは思わなかった。
そんなことを考えていると、根本が僕に気づいた。
「あれっ、葉月さんじゃないですか」
「あっ、根本君も参加してるの?」
「ええ。WBBはバリスタの大会であると同時にバーテンダーの大会であり、パティシエの大会でもあるので」
「他の連中はバーテンダーとパティシエか?」
「はい。穂岐山珈琲からの要請で、僕と組むことになった優秀なバーテンダーとパティシエです。2人共それぞれの界隈で結果を残していますから、きっと優勝に貢献してくれると思います」
「じゃああの人たちは、穂岐山珈琲の人じゃないの?」
「そうですね。3人1組とは言っても、基本的にはどこの国も別々の会社から3人を集めてます。もしかして葉月グループは3人共葉月珈琲からの参加なんですか?」
「もちろん」
呆気に取られた顔で根本が片手を口に当てた。
この手の大会は、穂岐山珈琲と同じ手法でチームを組んだ方が効率的だ。
去年のWBTCではチーム葉月珈琲が個人の力が強いチームだったのに対し、チーム穂岐山珈琲はコンビネーションを重視したチームだった。今回は真逆の構造となっている。1つのカップや皿を橋渡しをすることがないため、実質ワンオンワンの戦いだ。
「もしかして舐めてます?」
半ば呆れ顔で根本が言った。セオリーも分からないまま参加しているわけだが、いざこんなことを言われると、若干イラッとするのは気のせいだろうか。
「あず君を目の前にしてそれが言えるなんて、結構大物なんだね」
「そうだな。あず君が何故ここまでずっと勝ってこれたのかを理解していないようだ」
「申し訳ないですが、連勝記録もここまでです。僕ら3人はいずれも世界大会決勝まで進出しています。でもあず君以外は誰1人として世界大会決勝まで行っていない。総合的に考えれば僕らが有利だと思いますよ。他のチームもそれぞれの担当でトップを究めています。他のチームは栗谷さんや棚橋さんのように本業とバリスタを一緒にやってませんし、特化している分有利なのは間違いありません。2人のことは入念に調べさせてもらいました。本気で勝ちたいなら、どちらかは早々に諦めるべきです。それじゃ」
「「「……」」」
立ち去っていく根本を見送る那月と響。久々に見返したい気持ちが込み上がってきた。
僕とてバリスタばかりをやってきたわけじゃない。バリスタを究めるために色んなスキルを活かしてきたのだ。特定のスポーツがうまいのではなく、スポーツ自体がうまい人間がいるように、特定の調理方法がうまいのではなく、調理自体がうまい人間になりたいのだ。
マルチスキルを磨くことを本気で推奨しているのは葉月グループくらいだ。
労働者がマルチスキルを習得してしまったら最後、次々と会社を辞めてしまうかもしれない可能性があるわけだが、みんなが辞めていく前提の経営ができないようなら、それは労働者たちを駒としてしか見ていないと言われても仕方がないのだ。辞めた後も人生は続くというのに。
「何あいつ? 感じ悪っ!」
「言わせておけ。あいつの言うことにも一理ある。私も那月も世界大会決勝まで進出したことが一度もないのは確かだ。でもだからこそ、合わせ技で生きていく意味がある。色んな技を磨いてきた私たちだからできることもあるはずだ。世間が前例がないから認めないと言うなら、私たちが前例になればいい」
「うん。絶対に鼻を明かしてやるんだから」
那月が両腕を強く握りしめ、雪辱を固く誓った。
奇しくも根本の挑発行為は、僕らの団結をより一層強めた。
集団をまとめることを容易にする最大要因、それは共通の敵である。2人に僕のサポートをしてもらうつもりはない。3人で勝ちにいく。
「チーム穂岐山珈琲は大会4日目の競技か」
「あたしたちのブースって、アジアのチームばかりなんだね」
「地域別に分けた方が、まとめて管理しやすいってことだろ。何日目に競技をするかはランダムだけど、国によってブースの場所は決まっているらしい。冷凍庫は隣のブースと共有するみたいだな」
「それは仕方ないにしても、注文を受け付けるだけなんてねー」
「普段の店での様子が見たいんだろうな。その方が確実だろうし」
「ところで、那月は英語を話せるのか?」
「それが……あんまり分からないの。だから、あたしは裏に引きこもっとくね」
「那月がパティシエ担当で本当に良かった」
ホッと胸を撫で下ろす響。那月は接客はかなり魅力的だが、英語が苦手という弱点がある。
話せないのではなく、うまく話せないことが怖いのだ。文法通り正確に話せなければ絶対に通じないという、ある種の思い込みによるところが大きいが、メニュー表を見ながら指差してもらえれば問題ない。
「皆さま、お集まりいただき、ありがとうございます」
黄色い蝶ネクタイの司会が現れると、白銀のマイクを手に取り、参加者全員の注目を集めた。
「それでは今から、ワールドバリスタバーテンダーズパティスリーの開催をここに宣言します。1日目を戦うチームの皆さんには既に準備を始めていただいています。午前9時より競技開始です。12時間毎に競技時間と休憩時間が入れ替わります。この大会はバリスタ、バーテンダー、パティシエが集まったお祭りイベントでもあります。一般のお客さんから受け取った売り上げの3割を持ち帰っていただいて構いません。売り上げは審査のスコアに反映されることはありませんが、優勝候補の目安にはなるでしょう」
なるほど、ただ大会をやるだけじゃなく、大会を運営しながら店として開き、運営資金を一般客で回収するというわけか。参加者にとっては大会、一般客にとっては祭り。コーヒーイベントの基本だ。
一般客に対してはバリスタバーテンダーズパティスリーフェスティバルというイベントとして宣伝し、比較的安価で世界的なバリスタ、バーテンダー、パティシエによって作られたメニューを注文できる。
――午前9時、1日目の競技時間が始まった。
入場ゲートが開き、多くの客が訪れた。参加者たちが配置に就き、バリスタ担当とバーテンダー担当が魅せる調理を行い、客たちを魅了している。一般客の中にセンサリージャッジが紛れ込み、密かに採点が行われていることを常に意識しながら丁寧な接客を行い、徐々に時間が経過していく。
「どこにセンサリージャッジがいるか分からないし、とても厄介だな」
「一応言っておくと、ヘッドジャッジは明確に分かるようになってるし、テクニカルジャッジも兼ねてるから、クローズキッチンの中も全部チェックされる」
「そこはオープンなんだ」
「司会者は黄色、ヘッドジャッジは赤、センサリージャッジ以外の運営スタッフは緑の蝶ネクタイをつけているからすぐに分かる」
「なんか信号機みたい」
クスッと笑いながら那月が言った。思わず僕と響にも笑いがこぼれた。
「ふふふふふっ! 信号機って……」
ツボにハマったのか、響は口に手を当てながら笑いをこらえている。
那月のお陰で重苦しい雰囲気が明るくなった。
僕らは絶望から脱出するためだけに戦っているわけじゃない。より多くの人に、それぞれの職業が持つ魅力、素晴らしさを伝えるためであることを思い出させてくれた。
午後9時、1日目の競技時間が終わった。
参加者はみんなクタクタな様子だったが、時折特定の店にばかり客が集中していた。前回大会ファイナリストにもなっていたイギリス代表の一角、チームロンドンだった。
「あのチームロンドン、凄くたくさんのお客さんだったね」
「向かい側のブースが不憫だったな。大勢の客を目の前にして、少数の客だけしか相手にできなかった」
「ああいうのを見てると、昔のうちを思い出すなぁ~」
「何かあったのか?」
「自営業時代のうちは、まだ無名だったけど、真向かいに大手のカフェがオープンして倒産寸前の状態に追い込まれたことがあってな。背水の陣に追い込まれたまま参加したWBCが、僕の人生の分岐点だった。優勝して有名になってなかったら、今の僕はなかった」
「あず君の過去は何度か人から聞いたことがあったけど、よくその状況から盛り返せたな」
「実を言うと、あの頃の記憶って、あんまりないんだよな」
「それだけ没頭していたということか」
悟ったように響が言った。彼女も何か思うところがあるのかもしれない。
休憩時間の間、僕らは手配されたブースで準備を始めた。1日目のチームが立ち退くのに時間がかかったが、特に問題にはならなかった。むしろずっと寝ていないことの方が問題だ。
競技中は客として、他の参加者のブースで注文をすることができない。酔っぱらうことを防ぐためとはいえ、ウェリントンに来てまでこの仕打ち。待てと言われ続けている飼い犬になった気分だ。
「あず君、ずっと寝てないままだけど、大丈夫なの?」
「心配すんな。2日目の競技時間が来る前に睡眠を取るから、2人で準備していてくれ」
「分かった。じゃあ私も準備が終わったら寝る。那月はどうする?」
「あたしはまだ課題のショーピエスが完成してないから、もうしばらく起きとく」
「無理はするなよ。明日は最も長い半日になるだろうし」
「ふふっ、分かってる」
僕は逸早く準備を終えてからホテルへと戻った。
響のことだ。那月が心配でしばらくは戻らないだろう。
もう日付が変わる。那月はショーピエスの完成に向けて没頭している頃だ。展示用のショーピエスは、ヘッドジャッジが美術点や標高点を評価する。造形と高さがあれば、客に対するアピールにもなる。優子からずっと受けていたパティシエ修行の成果、見せてもらうぞ。
しばらくは部屋を暗くし、静寂だけが漂う一室で熟睡していた時だった――。
ドンドンと騒がしいノックに起こされ、寝ぼけたまま扉を開けた。
「あず君っ! 大変だっ! 今すぐ来てくれ!」
慌てた様子の響が掛け声と共に両腕で僕の肩を掴み、荒々しく揺さ振ってくる。
「何だよこんな時間に」
「もう8時半だぞ。ここは日本よりも早く時間が進むからな」
「早く時間が進む? ……あっ!」
慌てて目覚まし時計を確認する。
――しまった! 目覚まし時計が日本時間のままだったぁ~! ここの時間に合わせることを忘れるくらいに準備が忙しかったようだ……僕としたことが。
「それより早く来てくれ! 那月がピンチなんだ!」
「那月がっ!?」
ピンチというワードに思いっきり頭を叩かれ、意識をハッキリさせたまま着替えを済ませた。
会場のチーム葉月珈琲のブースへと向かってみると、困り果てた様子の那月に加え、呆れた様子のヘッドジャッジが顰めっ面のまま佇んでいた。ヘッドジャッジが誰かを呼び出すような仕草を見せると、隣のブースから韓国代表の一角、チームプサンがゾッとした顔のまま近づいてくる。
「那月が何かしたわけ?」
「いや、そうじゃない。アイスクリームがまだ固まってないんだ」
「はぁ!?」
思わず口を大きく開けてしまった。呆れて物も言えないとは、まさにこのことよ。
ヘッドジャッジがチームプサンの面々を睨みつけながら口を開いた。
「あなた方は必要以上に冷凍庫を開けていた。隣のチームに対する明らかな妨害行為だ」
「ちょっと待ってくれよ。確かに冷凍庫を開ける頻度は高かったかもしれないけど、それだけ俺たちも冷凍庫を使う必要があるってことだよ」
「誰も見ていなかったと思ってるんですか? あそこに防犯カメラがありますよね? 監視員から報告を受けました。映像を確認した結果、特に開ける事情もないのに冷凍庫を開けっ放しにしていた上にチーム葉月珈琲のアイスクリームを扉の奥から手前に引き寄せていました。ちゃんと閉めないと、チーム葉月珈琲への妨害と見なす」
「「「……」」」
決定的な証拠を前に、チームプサンの面々はだんまりを決め込むしかなかった。
「よってチームプサンを減点処分とする。今度やったら容赦なく失格にする。いいかい、分かったね?」
「「「……」」」
ヘッドジャッジが去っていくと、チームプサンの1人と目が合った。響は反則行為による屈辱に耐え切れず、握り拳のままチームプサンの1人に掴みかかろうとする。
「この卑怯者――! 何故止める?」
響の手を掴み、注目を僕の方へと向けさせた。
「ここでやり返して問題になったら、チーム葉月珈琲も減点処分になる」
「黙って見過ごせと言うのか?」
「あいつらは既に減点処分を受けた。競技で売られた喧嘩だ。競技で決着をつけるのが筋ってもんだろ。どうしてもやり返したいなら、バーテンダーとしての実力でやり返せ」
「……分かった」
響はチームプサンの面々を睨みつけながらも手を出すことはなく、黙ったままオープンキッチンの冷凍庫内を確認する。アイスクリームを奥の方に戻し、叩きつけるように扉を強く閉めた。
逃げるように隣のブースへと帰っていくチームプサンの面々。
すると、事の真相を知った那月がその場に泣き崩れてしまった。
響はそんな那月を癒すように優しく抱擁する。
「うっ……ううっ……今日のためにここまで頑張ってきたのに。あたしがちゃんと確認していれば、こんなことにはならなかったはずなのに。アイスに全てを懸けていたのに、何で……何でこんなことに」
「アイスがなんだ。他にもメニューはあるだろ」
「でもあのアイスは、あず君のコーヒーメニューとの相性を考えて作ったんだよ」
「心配するな。確かに固まってなかったけど、アイスは予定通りに出す」
「固まってないのに出すって、減点されたらどうするの?」
「昨日の競技を見ただろ。みんなアイスが入ったメニューばかりを注文してた。どうやら今はアイスがブームになってるらしい。今大会はアイスがグランドファイナル進出の鍵を握っていると思う。ちょっと溶けたくらいじゃ、味に大きな影響はないし、ソースだと言えば問題ない。コーヒーやカクテルに投入すればどの道溶けるんだし、そのタイミングが早まったと思えばいい。本当にラッキーだよ。この程度の事態で済んで良かった。僕が昔大会に出た時は、もっと厄介なハプニングもあった」
那月を宥めるように、背中を押すように言葉を選んだ。
力が入りすぎていた肩の緊張が緩み、落ち着きを取り戻した。
かつての大会で、一度も成功させたことのないラテアートを決勝で成功させた話や、腹痛の状態のまま競技に挑んだものの、スピードを捨てたことで集中力が増し、より複雑なラテアートを描くことができた時の話をして、那月を更に安心させる。全ては過去の栄光だ。だがこれが役に立つこともある。
経験は人を説得する時に使える良い道具と知った。
「まっ、そういうわけだから、何とかなる。絶望するんじゃなく、今できることを精一杯やれ。自分の未来を変えられるのは自分だけだ。那月は自分の未来を変えるためにここに来たんじゃねえのか?」
「……そうだね。落ち込んでても仕方ないよね」
「そろそろ入場ゲートが開くぞ」
「えっ、もうそんな時間っ?」
「外が騒がしくなってる。急いで準備を進めるぞ。接客は私とあず君でどうにかする。那月は注文通りにスイーツメニューを作ってくれ」
「うん、分かった」
僕らは時間ギリギリまで仕込みを済ませていく。エスプレッソマシンの調整、バーテンダーの道具一式の整備、無限大の組み合わせを作るためのスイーツやトッピング食材をいつでも使えるようにし、後は客の入場を待つのみとなった。接客が最もうまいのは響だ。
彼女は日本語、英語、ドイツ語、ノルウェー語、スウェーデン語を話せるし、バーテンダーとしての経験が豊富なのか、コミュニケーション能力は葉月珈琲で最も高い。
うちの連中はコミュニケーションよりも職人仕事の方が優れている傾向にある。
中でも響は貴重な接客担当として機能していたことが、何よりの救いである。
時間が徐々に迫る中、那月も響も至って冷静だ。ここにきて昇格制度の強みが活きる形となった。生え抜きで育てた璃子も伊織も、大会中もあからさまに緊張していたし、昇格を果たした者であれば、最初から場数を重ねている分扱いやすい。だが生え抜きも大事にしたいと思う自分もいる。
ショーピエスはまだできていない。少なくとも正午までに展示できなければ減点となる。
――ここまで緊張したのは何年ぶりだろうか。
午後9時、入場ゲートが開くと同時に、僕らの競技が始まった。
真っ先にチーム葉月珈琲のブースに長蛇の列ができた。
さっきのハプニングもあり、僕らは団結が強まっていた。葉月グループが総意を上げて築き上げてきたもの、それは逆境を乗り越える力に他ならなかった。バリスタも、バーテンダーも、パティシエも、人生で最も重要な生きる力を磨くきっかけであり、生きる力は全ての職業に通じる万能スキルでもある。
再教育の成果が存分に発揮される時が……遂にやってきたのだ。
読んでいただきありがとうございます。
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