311杯目「帰ってきたイベント」
WBTCが終わってからの祝勝会は大いに盛り上がった。
バリスタの世界大会としては初となるチーム戦だ。人々への宣伝効果もかなりのものだった。コーヒー業界が地位向上しているからであると言っても過言ではない。
みんなが集まっている所から少しばかり離れたソファーに、伊織と桜子の2人が隣同士で座っている。
伊織は落ち着いた様子だったが、心から喜んでいる様子はない。どちらかと言えば安堵の表情と言った方がいいだろうか。伊織はすっかりと桜子に懐いてしまい、豊満な膨らみに頭を預けている。とても気持ち良さそうだ。この安らぐ姿は、まさに生きる枕に寄り添う天使。羨ましい。羨ましいぞ。
何やら興味深い話をしているため、聞いてみることに。
「桜子さん、朝日奈珈琲先代マスターのアイデアを試したいんですけど、共有しても構いませんか?」
「はい。構いませんよ。ローヤルシロップを使ったシグネチャードリンクですけど、凄く高いですよ」
「そこは何とかします。確かローヤルゼリーをシロップにして、コーヒーに混ぜるんですよね」
「――実を言うと、あれはまだ完成品じゃないんです」
「完成品じゃない?」
伊織が桜子の胸から離れ、再び大きな丸い形へと戻った。
2人の目が合った瞬間、桜子が喪失感を漂わせながら、目線を下へと逸らした。
「そうです。ローヤルシロップは先代が遊び心から作り始めたもので、元々バリスタ競技会で使う予定はなく、単に最高の味を出すためだけに作られてきたものでしたけど、先代はそれを完成させる前に亡くなりました。だから未完成なんです。何度かコーヒーと混ぜてみたんですけど、別々にした方が美味しいくらいで、とても完成しているとは言えません」
「なるほど、そこが未完成の部分か」
「あず君、いつからいたんですか?」
「2人がくっついてイチャイチャしていた時から」
「最初っからじゃないですか……というかイチャイチャしてません!」
「そうかなー。結構親密だったけど」
「千尋君まで悪乗りしないでください」
僕の背後から千尋の影が忍び寄っていた。松野たちと話していたはずだが、ここに戻ってきたということは、一通り話は終わったらしい。チーム穂岐山珈琲はチームワークにこそ優れていたが、個人の力では及ばず、ワンオンワンで敗退する要因となってしまった。
僕らにとっての祝勝会は、穂岐山珈琲にとってはいつも反省会だ。
彼らが報われる時は来るのだろうか。それとも今が最も報われている時と考えるべきだろうか。だが彼らが目指すのは優勝のみ。勝つことに飢えている顔だ。
「あず君、このローヤルシロップですけど、私が完成を目指しても構いませんか?」
情熱のこもった声を前に、僕の回答は既に決まっていた。
「別にいいけど」
「えっ……あず君はローヤルシロップを完成させたいとは思わないんですか?」
「昔だったら、横取りしてでも僕がやるって言っただろうな。今の僕は指導する側の立場だ。こういうのは1番やりたい人がやるべきだし、いつまでも僕がしゃしゃり出てもしょうがねえだろ」
「なんか引退した選手みたいな言い草だね」
「シグネチャードリンクは才能も大事だけど、何より好奇心が大事だからな。できるかどうかより、やりたいと思い続けられるかどうかが1番問われる資質だ」
引退した選手か……千尋も言うようになったな。
今の僕は余生を過ごしているような存在だし、バリスタ競技者としてやるべきことは全てやった。僕はここまでコーヒーによって導かれてきた。次は別の誰かを導きたいというコーヒーの声に逆らうわけにはいかない。何故そんなことを考えるようになったのかと言えば、かつての僕を上回るペースで結果を残す者たちが次々と現れたからだ。彼らはコーヒーに愛されている。僕が嫉妬してしまうくらいに。
ローヤルシロップの件は伊織に任せることにし、祝勝会を終えた僕らは日本に帰国するのだった――。
帰国した日の夜はとても疲れていた。長旅の反動だろうか。長期出張が寂しかったのか、唯がベッドの中で僕に腕を巻きつけてくる。子供たちはすっかりと寝静まっているようだ。
「伊織ちゃんと桜子ちゃん、凄く仲良しになってますけど、何かあったんですか?」
「あの2人はチーム戦を通して立派に成長した。確か初日は――」
大会中に気づいたことを色々と土産話として唯に話した。
唯ですら桜子の動向が読めずにいる。伊織とシグネチャーを共有するのはいいが、桜子自身はどうありたいのかは全く持って不明のままだ。同じレシピで大会に出ることも可能ではあるが、オリジナリティを求める風潮の中で、共有レシピが優勝することはまずあり得ない。
唯も桜子のことが気に入っているようで、まるで姉妹のように、僕のことばかりを話している。
そういえば、僕以外の話題を話したことなんてなかったような。
4月上旬、遂にうちの長女、紫が小学校に入学した。
行くかどうかは本人に決めさせる。とりあえず最初の1週間だけ行かせて、後は子供自身に決めさせる方針だ。もし通学すると決めた場合のことを考えて色々と釘を刺しておき、いつ不登校になっても歓迎する旨を伝えている。家でも学習や仕事ができるようになった今、無理に集団生活に馴染む必要がない時代である。むしろ社会に出た後で使うことのない学校の常識に慣れてしまった方が、長期的に見て不利になると考えている。あんな頭の悪い強制収容所みたいな所に行くのは僕で最後にしたい。
20歳を迎えた時点での人間力の質で、その後の人生がほとんど決定されてしまう僕の自論が正しければ、生まれてからの20年が人生で最も重要な時期になるということだ。その重要な時期の大半を学校に費やすなんて、馬鹿の一つ覚えとしか言いようがない。
入学式の日、朝早くから子連れの親が小学校に集まってくる。
奇しくも僕が通わされていた学校だ。警戒するのは当たり前と言える。
紫は僕と手を繋ぎ、小さな足で通学路をてくてくと歩いている。
「ねえお父さん。学校って時代に合わない教育してるんでしょ。なのに何で行かないといけないの?」
「行くかどうかは紫が決めろ。1週間様子を見て、自分に合いそうだと思えば行けばいいし、合いそうにないと思ったら家で学習すればいい。教師と同級生の言うことは真に受けない。何でか分かるか?」
「社会常識と違うことばっかり教えてるからでしょ。何万回も聞いたよそれ。自分を押し殺さず伸び伸び生きて邪魔になりそうな人とは関わらないようにするから安心して。お父さんは学校でいじめられてたから私が心配なんだよね」
「唯に聞いたのか?」
子供たちが知っていることで僕が教えた覚えのない情報は唯が教えたものとすぐに分かる。
子供たちは順調に育っている。社会に出てから通用するスキルや社会の実態を先に教えておくことで、何となくそういうものだと受け止められるようになっていた。社会に出たら色んな年齢層の人とドライなつき合いをすることになるのだから、みんな仲良し教育なんて必要ない。学校でしか身につけられないというなら、それこそ普通教育ではなく、学校の中でのみ通用する専門教育である。
みんながこれに気づくことはないんだろうが。
「うん。お母さんも学校で散々な目に遭ったって言ってたから」
「紫個人としてではなく、あくまでも僕の娘だからという理由で近づいてくる奴もいると思う。今の内から利益しか頭にない奴と、分け隔てなく接してくれる奴を見分けられるようになっておけ。無理に全員と仲良くする必要はない。僕はそれを強いられたせいで痛い目に遭ったからさ」
「分かってるって。入学式が終わったらどうするの?」
「教室に案内されて、自己紹介することになるだろうな」
「自己紹介って何言えばいいの?」
「自分がどんな奴かを素直に言えばいい」
子供以上に僕の方が不安になっている。自分が通学するわけでもないのに。焦りが言葉に表れてしまっている。自分のことのように心配してしまう。きっとこれが、親から見た子供というものなんだろうな。
紫の手が僕の指から離れた。このまま何も起こらないといいが――。
数日後、紫が不機嫌そうにムスッとした顔で家に入り、扉を強く閉めた。
真っ先に出迎えたのは唯だった。
「ただいま……」
「おかえり。学校はどうだったの?」
「つまんなかった。もう行かない。来週から家で勉強するから」
「何かあったの?」
「先生が来週までに黒髪に染めてくるように言ってきたの。地毛だって言ったんだけど、地毛証明書が必要とか言い出すから、じゃあ来週から来ないって言ったの。黒髪の人は何も言われないのに、何で黒髪じゃない人だけ、そんな扱いを受けなきゃいけないのか、全然分からない」
「――やっぱり変わってませんね」
「だから言っただろ。どうりであの校長も諦め顔だったわけだ」
以前校長と話をした時、昔と全く変わりないようなら行かなくていいと言ってもらったが、早速あの言葉に甘えることになろうとは……まあでも、これで予定通りに事が運んだ。黒髪以外に地毛証明書を必要とするのは差別であることを知らない日本人は数多くいる。未だに金髪に対する偏見もあるし、この手の連中と如何に関わらないようにするかが、子供時代を幸福に過ごすコツとも言える。
紫は通学しない決断をした。別にどうこう言うつもりもないし、誘導したつもりもない。
自分に合わない場所から離れるのは当たり前のことだ。
「校長先生に言って、地毛証明書の提出をやめさせたりってできないの?」
「無理だな。日本の学校は統一感が強いし、校長でも変えられない。だから事前に合わないなら子供を行かせない方向で合意した。学校に連絡しておいてくれ」
「はい。でもホームスクーリングって、どうするんですか?」
「好きにすればいい。夢中になったことを邪魔しなければ問題ない。僕が今やってる仕事だって、自由研究の延長線上のものだし、要は社会に出た時に問題なく飯を食える大人になれればそれでいいわけだし、何なら社会に出る必要もない。一生家にいても生きていける時代に生まれたんだ。何も気にしないで好きに生きていけばいい。後は大人になるまでに生きる術を身につけることだな」
これが1番言いたかった。僕の生き方を伝えた後は子供たちが生き方を決めていく。
僕らは重大な決断をした。店内は相も変わらず多くの客で賑わい、注文された商品を伊織たちが客席へと運んでいく。娘の決断に満足した僕は再び業務へと戻った。
唯は生まれたばかりの祈を背中におぶると、忙しそうに業務へと参加している。唯は子育てに慣れてきたのか、子供の面倒を見ながらバリスタの仕事に復帰している。しかも上の子が下の子の面倒を見るようになったし、唯の負担も減った様子だ。僕も育児に参加したいが、あまりやることがない。
結局、紫は入学式からの1週間で通学をやめるのであった――。
数日後、葉月商店街が初めて主催する岐阜コンの時期がやってくる。
元々は柚子が始めた岐阜コンだ。僕が教えたスタンプラリー方式を引き継いだが、旧楠木マリッジは既に潰れており、葉月商店街主催に切り替わったため、スタンプはリセットされることに。何度も参加すればするほど得をするシステムはそのままだ。今回からはスタンプを集めることで、スタンプが溜まると、人気店に入る権利を手にするだけでなく、割引券を貰うことができる。スタンプアプリと割引券は普段の商店街の店でも使うことができ、スタンプアプリは葉月マリッジカフェで無料配布される。岐阜コンでは受付時に初参加の人に配られるため、岐阜コンをきっかけに、何度も商店街に来るきっかけができた。
有効期限は存在しないため、客側が気楽に来られるシステムだ。
結果的に多くの店舗を助けることとなった。今となっては高級カフェもあり、ネックではあるが、期間限定メニューを作ることで対応してもらうことに。
今では柚子の実家にして柚子がマスターを務める葉月マリッジカフェへと赴いた。
「あっ、いらっしゃい。久しぶりだねー」
エマが太陽のような笑顔で迎えてくれた。
後ろには柚子と瑞浪の2人が忙しそうに佇んでいる。
何を隠そう、この葉月マリッジカフェが岐阜コンの会場となっている。4月と8月と12月の上旬に年3回行うこととしているため、定期的に繁盛期がやってくるわけだ。最早急ぐまでもなかった。うちの各店舗は僕がいなくても十分回っている。今年から始まった葉月グループは早くもブランドを確立し、本部である株式会社葉月ホールディングスが葉月グループの株を持ち、早くも莫大な利益を上げている。
「状況はどう?」
「ご覧の通り、みんな忙しいわけよ。あたしもさっきまで受付やってたから、もうヘトヘト。こんなんで6時間も持つかなぁ~」
「12時から6時まで時間を増やしたからな」
「何で時間を増やしたの?」
「大人の事情ってやつだ。以前は時間を抑えていたけど、それは旧楠木マリッジが運営に慣れてなかったからっていうのと、うちの店は12時から6時までの6時間営業であることが多いから、それに合わせている部分もあるけど、真理愛の店は午後6時から午前0時までだし、オープンに合わせてイベントが終了すれば、カップリングした2人が飲みにいくかもしれない。本当はもっと伸ばしたかったけど、運営側の体力を考えれば、それが丁度良い塩梅だと思った」
柚子は瑞浪の他に4人のスタッフを雇った。
いずれも婚活事情に詳しい30代から40代の女性ばかりだ。
オンライン予約をした参加者たちが長蛇の列を作る中、柚子たちはパソコンを使いながら捌いていく。参加者は男女500人ずつの合計1000人規模となった。結婚を望む者がこれほど多くいるとは、僕も予想だにしていなかった。なのに少子化が進んでいるということは、やはり不景気が原因なんだろう。
――いや、厳密に言えば、不景気に強い人間を作れなかった教育側の失態である。
僕らはそんな人たちから参加費用を毟り取っているのだ。富む者は富み、貧する者はますます貧する。金持ち有利にできている資本主義の限界が僕には見えていた。
そんなことを考えながら、僕は柚子の様子を眺めていた。
エマは最新式のカメラを持ちながら、機嫌良く使いこなしている。
「あず君、どうかしたの?」
「いや、何でもない。エマはこれからどうする?」
「あたしは投稿部の一員として、岐阜コンの様子を動画にするの。最近は婚活動画も人気が上がってきたから、投稿部も参戦することになったわけ。最近は投稿部と葉月マリッジカフェのコラボで岐阜コンを宣伝したり、色んなスタッフに婚活事情を話してもらう動画を投稿して、これがまた大人気になったの」
なるほど、これだけの参加者を募ることができたのは、投稿部の活躍によるものか。
もう僕がいなくても生きていけるんじゃないかとさえ思える。
エマは岐阜コンの様子を生放送し、投稿部に戻ってアーカイブを塁に渡してからまた葉月マリッジカフェに戻る予定だが、ここまで忙しいのは充実の裏返しとも受け取れる。リサが戦列を離れたこともあり、再び復帰するまではリサの代わりも務めるらしい。エマ自身は結婚願望がないところが実に滑稽だ。何故モテる人に限って恋愛をしないのだろうか。これだけの婚活イベントだ。思わず振り返るような人も来ているが、エマは一向に興味を示さない。男よりもカメラの調子を気にしていることからも明らかだ。
しばらくして行列がなくなったかと思えば、柚子たちがカウンター席の向かい側にある椅子に、まるで萎れた木のようにぐったりと座っている。初めてにしては上出来だ。
「はぁ~、やっと最終手続き終わった」
「お疲れさん。柚子は働き者だな」
「あず君はちゃんと働いてるの?」
「僕は働かなくても生きていけるようになったから問題ない」
「はいはい。葉月グループの総帥は言うことが違うね。ていうかそんなに儲かってるの?」
「ぼちぼちかな。贅沢しなかったら、一生暮らせると思う」
「あず君は本部の株を持ってるからねー。年中寝ていたとしても、億単位の配当が入ってくるはずだよ」
僕の後ろから悪戯っ子のような顔をひょっこり見せたのは千尋だった。
千尋も村瀬グループの株を持っていたから、この辺の事情には詳しい。働いて得られる賃金よりも株の配当の方が遥かに稼げることをみんなが知った日には、働くことがあほらしくなってしまうだろう。
しかも株の配当なら、通常よりも税金が安くなるというおまけつきだ。マネーゲームにおいて、働いた時点で負けなのだ。嫌な仕事に就いて、一生あくせく働くような一生を過ごすことだけは真っ平御免だ。だからこそ長い目で見れば、好きなことを仕事にした方が、ずっと幸せであることがよく分かる。
周囲が連立方程式の勉強をしている間、僕は経営学の本や経済学の本を読んでいた。学校が稼ぎ方を教えてくれないことは知っていた。僕は負の連鎖から抜け出そうと、密かにマネーゲームの攻略法を考えていた。やりたいことを貫ける人間は少ないが、やり遂げた先に見える光を……僕は愚直に信じ続けた。
「――羨ましい」
「煽るなよ」
「千尋君は配当を何に使ってたの?」
「投資だけど」
「その歳で投資ってやばくない?」
「何言ってんの。20歳過ぎてて稼ぎ方も知らない方がずっとやばいでしょ」
「ぐさっ!」
千尋の冷めきった声に、柚子のそばにいた瑞浪が反応した。
弓矢が刺さったかのように、胸を片手で押さえたかと思えば、この場で大きなため息を吐いた。
「どうかしたの?」
「なんか一生懸命働いてきた自分が馬鹿みたいに思えてきた」
「氷河期世代はしょうがないよ。就職が不安定になっていく時期に就職前提の教育を受けたんだからさ」
「うっ!」
瑞浪がまたしても弓矢を食らった素振りを見せ、氷河期世代の苦難が彼女の脳裏に重く伸し掛かる。
「こーら、からかわないの」
「えへへ、ごめんね。瑞浪さんって凄く素直だからさー」
「私は素直さだけが取り柄なの」
「瑞浪さんって、元々ハウスキーパーだったよね?」
「うん。私って就職氷河期に大学を卒業した身だから、就職以外の生き方を知らないままで。なのにどこの会社も全然雇ってくれなくてね。色々探したけど、昔親戚の家で、よくいとこの面倒を見ていたから、それでハウスキーパーの仕事を始めたの。私みたいに時代の変わり目に社会に出た人はね……誰もやりたがらないような仕事しかなかったの。世の中には、こういう人間もいるってこと、ちゃんと覚えててね」
「――うん、そうする」
千尋の目の色が変わった。同情の目ではない。
社会を憎む目だ。何の罪もない彼女に罰と言ってもいい仕打ちを施した世の中を、千尋は心底で静かに憎んでいる。彼も一度は世の理不尽に巻き込まれ、以降はマネーゲームから降りるように株を手放した。
失ったのではない。新しい価値を得るために今あるものを手放した。
人が持てるのは両手の平までの大きさだ。それ以上に何かを持てば、こぼれ落ちてしまう。権力と株を手放し、明日香との幸せな毎日を選んだ過去を持つ千尋にとって、足元を見られるのは他人事ではない。
千尋の確かな成長を確認すると、外が盛り上がり始めた。
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